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高専は国立大学に進学しやすい?隠れ進学校?謎多き高専を徹底解説!

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はじめに

皆さんこんにちは!

E判定から逆転合格でお馴染みの、武田塾尾張旭校です!!

 

早速ですが、高専についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「工学系の学校」「頭がいい」「オタクが多そう」

一般の人はこのように曖昧なイメージしか持っていないと思います。

オタクのイラスト

 

そこで、今回はそんな知られざる高専の魅力を徹底解説していきます!

ぜひ高専についての知識を少しでも深めていただけたら幸いです。

高専とは?

まずは、高専がどのようなところかを解説していきます。

 

多くの方が「高専」という言葉を使いますが、これは実は略称で、正式名称は「高等専門学校」と言います。

高専は日本全国に広がっており、ほとんどの県に少なくとも1校は存在しています。

そんな高専の大きな特徴のひとつは、5年制であることです。

高校と大学の中間

一般的に多くの学生は、中学を卒業してからの5年間を、高校3年間、大学2年間と通いますが、高専生は同じ学校で5年間ずっと過ごします。

それもあってか、高専の教育方針は高校と大学の両方の要素を合わせたようなものとなっています。その特徴として、

 

➀単位制の採用

➁授業時間が90分

③校則が比較的ゆるい

 

などがあげられます。

残念ながら、単位制なので留年をしてしまう学生も一定数います。

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理系の学科が主

高専に存在する学科は、機械、電気、情報、建築、化学系などの工業に関わる学科がほとんどです。

そのため、数学、物理、化学といった理系科目を中心に1年生から学んでいきます。

ただ、国語、英語、社会などの教養科目も学ぶので、完全に理系のみに特化しているというわけではありません。

 

しかし、英語の試験であるTOEICの点数の平均点を見てみると、

高校生:410点、 大学生:445点、 高専生:349点

やはり英語が苦手な人は多いようです…。

実験や実習が多い

機械のメンテナンスをする人のイラスト

高専は実戦力を持った技術者を育成することが目標のため、1年生の時から実験や実習に取り組み始めます。

学年が上がるにつれて、授業内容はより専門的かつ高度になり、それに伴って実験や実習の課題も増え、難易度が高まります。

これに加えて、高専では一般企業と連携することによって、長期インターン研修旅行工場見学をする機会が学生に与えられます。

以上のことから、高専を卒業すれば実践的な技術力を身につけることが出来ると言えるでしょう。

 

高専の進路先

高専生の進路としては主に2つに分かれます。就職か進学かです。

だいたい就職する人と進学する人は半分半分といったところです。

 

ここでは特に進学する場合に焦点を当て、その過程とメリットについて詳しく解説していきます!

高専生の進学

高専生が大学に進学する場合は主に編入学となります。

(高専専攻科に進学しさらに高専で2年間学ぶという道もありますが、ここでは割愛します。)

 

編入とは、高専を5年で卒業し、その後大学の2年または3年次に進学することを指します。

例えば、大学の3年次に編入する場合、浪人することなく、他の大学生と同じ年齢で大学に進学できます。

進学先は?

現在、多くの国公立および私立大学の工学部が高専からの編入を受け入れています。

その中でも、豊橋技術科学大学長岡技術科学大学は非常に多くの編入生を受け入れており、令和4年度の入学者数は2校合わせて約600人に上りました。

その他、高専からの進学者数が多い大学として、筑波大学、九州大学、熊本大学、千葉大学、東京農工大学などが挙げられます。

 

ちなみに、これらの大学は全て国立大学です。さらに、進学者数上位の20校も全て国立大学です。

やはり高専からの進学先は国立大学が圧倒的に多いようです。

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国立大学に進学したいと考えている人にとっては、とても魅力的に見えるのではないでしょうか。

編入学試験について

大学に編入するために突破しなければならない編入学試験とはどのようなものかを解説します。

 

編入する際には、一般入試推薦入試の2つの選択肢があります。

一般入試の場合は、筆記試験と面接試験があり、

推薦入試の場合は、高専での成績と面接によって判断されます。

 

編入学試験は、だいたい5月から9月にかけて、各大学で行われます。

普通の試験と編入学試験の非常に大きな違いは、ほとんどの大学の編入学試験に国語や社会系の科目が無いことです。

基本的に試験は、数学物理化学、専門(機械科なら機械に、情報科なら情報についての試験など)といった理系科目と、英語で構成されています。

ただ、ひとつひとつの科目の難易度は非常に高いです。

高専生は試験までに4年以上学校で勉強をしているため、大学1,2年相当と考えられ、大学の内容が当たり前のように試験に出てきます。

ただ、国語と社会は全くできないけど数学は好き!という人には好都合な試験なのではないでしょうか。

 

高専から大学を目指すメリット

では最後に、高専から大学を目指すメリットをあげていきたいと思います。

 

共通テストを受けなくて良い

普通に高校から国立大学に進学しようとすると、共通テストでだいたい5教科7科目の試験を受け、さらにそこから2次試験を受けなければいけません。

そのため、幅広く勉強する必要があるので、勉強に多くの時間を費やす必要があります。

それに対し編入の場合は、多いところだと、6科目あるところもありますが、ほとんどは3~4科目程度です。

 

さらに最近では、英語の試験をTOEICTOEFLのスコアで置き換えることができる大学が増えてきています。

これによって、英語に関しては本番の一発勝負ではなくなるので、だいぶ楽に感じるかと思います。

多くの国立大学を受験することが出来る

高校生が国立大学を受験する場合、併願できるのは最大でも3校までになります。

しかし、編入試験の場合は試験日が重ならなければ、希望するだけ多くの大学を受験できます。

そのため、興味がある大学は出来るだけ受験しておくと良いでしょう(お金はかかりますが…)。

ただ、大学によって試験科目が異なるため、科目が似ている大学を選ぶと勉強の負担は少なくなります。

推薦は受かる確率が高い

豊橋技術科学大学や長岡技術科学大学であれば、高専での成績が半分よりも上であればほぼ確実に受かると思います。

さらに千葉大学や北海道大学などの難関国立大学であっても、成績が上位3人以内程度にあれば、高い確率で受かることができるでしょう。

 

おわりに

この記事を書いた私は、豊田高専に入学し、編入試験を経て名古屋大学に合格した者です。

受験勉強の期間は概ね半年くらいで、普通に高校から名古屋大学を受験しても到底合格することはできなかったと思います。

この記事を読んでくれた中学生の中で、理系に進みたいと思っている人には、高専を強くおすすめします

 

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