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50年以上前の受験時代の回想ー現在の入試状態との比較ー

高齢者の私が感じる今の入試状況について

 

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皆さんこんにちは!

E判定からの逆転合格でお馴染みの、武田塾瀬戸校です!!

 

私は1952年12月生まれの70歳の高齢教師です。

現在愛知県内のメーカーで社会人教育を担当していると同時に武田塾の講師でも

あります。

本塾で数々のブログを公開してきましたが、今回は、私の長年の経験に基づいて

入試の現状について回想を交えて述べていきたいと思います。

 

自己紹介

 

 私は名古屋市内で生まれ、幼稚園は私立でしたが、小学校、中学校、高校、大学は

全て、名古屋市内の公立学校でした。

受験経験は、高校入試と大学入試で、高校は私立1校、公立1校であり、大学は私立1校、

国立2校でした。

学校の成績は、小学校から高校までクラスというより学年でもトップクラスでしたが、

受験の結果には自分としては当時は満足できるものではありませんでした。

高校も大学も第一志望校には合格できなかったからです。

しかし、今振り返ってみれば、それが私にとって非常に勉強になり、自分を成長させる

糧になっていたことに気付き、受験の合否は、人生では一時的なことであり、人生にとって

必ずしも決定的なことではないと強く思っています。

受験の結果としては、高校は当時第1志望校ではなかったけれど、愛知県内の公立高校で

一応進学校であり、東大、京大などの国立大学のみならず、海外の有名大学にも入学者が

いる高校です。

大学は結果的に第2志望の国立大学に入学しましたが、この大学は、全国でも有数の有名企業

合格率の高い大学で、愛知県内などの有名大企業の役員も多く輩出しています。

また当時全国の有名国立大学大学院へ多数の進学者を出す”大学院荒らし”の大学と言われて

いましたし、当時は国家公務員1種(現総合職)の合格者も多くいました。

しかし当時は、第1志望の大学に入れなかったショックは大変大きく、不合格直後は、

「もう俺の人生は終わった」と思っていました。

今思うと、「私も若かったなあ」ということでしょうか。

それは第1志望の大学への強い憧れと、名古屋の親から離れて暮らしたいと思っていた

こと、また大手予備校の模試での合格判定が常にA判定で、まず不合格になるとは思って

いなかったことが大きな理由でした。

 

昔と今の入試状況の比較

 

 簡単にいってしまえば、今の方が受験生が報われやすい入試に改善されている

といっていいでしょう。

 

まず、受験の機会が増えています

昔はいわゆる一般入試で入学する受験生がほとんどで、他は推薦入試で入学する

生徒が少しいるという状態でした。

また国公立大学の一般入試は個別試験のみで、年に2回(2校)しか受験機会が

ありませんでした。

今は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜があり、学力による選抜は一般選抜

ですが、他は学力以外で選ばれます。

そして、今は一般選抜以外で入学する生徒が50%を超えています。

 

大学の進学率も昔と比べ、大きく増加しました。

私が受験した頃の大学進学率は20%ぐらいでしたが、今は55%ぐらいです。

つまり大学の大衆化です。

今は大学に進学するのが当たり前になってきました。

 

大学入試問題もずいぶん変わりました。

昔は、難問、奇問のオンパレードでした。

例えば、英単語は、1万語ぐらい覚えなければ、ある程度の難易度の大学には

合格できませんでした。

数学も物理も化学も難問ばかりで、今の受験ではほとんど”捨て問”となるレベル

でした。

それで多くの受験生は、受験勉強は寝ている時間以外は常にやっているような

状態でした。

「4当5落(よんとうごらく)」という言葉が当時流行っていました。

毎日睡眠4時間なら合格するけど、5時間も寝たら落ちるという意味です。

本当はそんなことはありませんが。

そして現役で合格できる生徒が半分ぐらいしかいませんでした。

今では75~80%ぐらいが現役で受かるようになりました。

今の入試問題はとても改善され、標準レベル以下の問題がほとんどの

良問揃いになりました。

共通テストだけでなく、各大学の個別入試問題もほとんど標準的なレベル

なりました。

これにより、一般入試では学力のある受験生が比較的順当に合格できる

ようなりました。

 

国公立大学と私立大学の入学難易度格差も非常に大きいものでした。

今の大学入試では考えられないほどの難易度差がありました。

よって当時の国公立大学受験者は、私立大学は東京か近畿の特定の有名

私立大学を滑り止めとして受験するというケースが多い状況でした。

当時は私立大学は早慶以外はそんなに難しくありませんでした。

早慶ですら地方有名国立大受験生の滑り止めでした。

今では私立大学の学生の入学時の学力レベルは、全体的には昔よりも

ずいぶん上昇しました。

これは私立大学にとってはいいことですが、受験生にとっては、家から

通える私立大学が合格しにくくなったということなので、ありがたくない

ことなのかもしれません。

 

 

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