皆さんこんにちは!武田塾太田川校です!今回は模試の目標設定について書かれている大府校・半田校の記事を紹介します。
(以下、転載)
秋になりだんだんと模試の回数も増えてくる頃ではないでしょうか?
1日がかりの模試は長く、とても疲れますよね・・・。
この頃の受験生が陥りがちなこととして、受験ではなく模試を目標にしてしまうことが多いです。
判定や点数などが気になってしまい模試をひとつの目標とすることは悪くはありません。
しかし、模試のために勉強したり、模試の範囲を予想してその範囲を勉強したりすることはよくありません。
今回の記事では模試をうまく使う方法、模試に対する心得について書いていこうと思います。
何のために模試があるのか
受験生の皆さんは模試はどのような存在だと思っていますか?
- 模試は今の自分の成績を知るためのもの
- 志望校と自分の今のレベルの差を計るため
このように思っている方が多いのではないでしょうか?
確かに模試は今現在の自分の実力や同じ志望校のほかの受験生との差を計るためのものですね。
模試で成績が出れば嬉しいですし、自信になります。
しかし、受験本番よりも模試を目標にしてしまう受験生が多いのも事実です。
模試のために勉強したり、模試の判定が良かったから勉強のペースを乱してしまう生徒も多くみられます。
ではどうしてこのように模試を目標にしてしまう生徒が多いのでしょうか?
これには"手段と目的の入れ替わり"というものが関わっています。
模試は手段であり、目標ではない!
模試を目標にして勉強してしまうことはよくあることです。
数字や判定が出てしまう以上、「次回の模試で何点取る!、〇〇判定取る!」と目標を決めたくなるでしょう。
しかし、大事なのは「何点取る、〇〇判定取る」と目標を決めるまでの行動です。
太田川校でも
「模試のために勉強した方が良いですか?」
「模試は次はこの範囲が出ると思うんですけど・・・」
という声をちらほら聞きます。
"模試で高得点を取るために模試の勉強をする" という風に行動設定してしまうと正確な自分の実力が測れなくなってしまいます。
正確な自分の実力が測れないと自分の苦手な範囲や志望校の判定があいまいになってしまいます。
たまたま対策していた問題が出てよい点数が取れて、志望校でA判定が取れたとしてもそれは本当のA判定でしょうか?
模試のために模試の対策をすることは、短期的にみると良い結果になるかもしれませんが、入試までの過程を考えるとあまり良いことではありません。
「模試のために勉強する」
「模試のために模試の研究をする」
という風に模試でよい点数を取ることを目標にしないことが大事になってきます。
模試を目標ではなく受験までの手段として考えるとどのようになるでしょうか?
模試を実力を判断するための手段として考えると、受験までに必要なステップが分かります。
例えば模試を苦手分野の分析として使うことを考えてみましょう。そうすると下のようなサイクルが考えられますよね。
今回は模試を苦手分野の分析をする手段として考えましたが、模試を手段として考える方法は人それぞれあると思います。
筆者が受験生の頃は模試は受験の特別な雰囲気に慣れるために使っていました。
終わりの時間が近づいてきて焦る感覚だったり、マーク模試で数1Aと数Aを間違えたり・・・
模試でたくさん失敗して、それを本番でやらないようにするために模試を使っていました(笑)。
絶対にやってはいけないことは模試のために勉強することです。
本番の受験の存在を見失ってしまわないように、模試を有効活用していくことが大事になってきます。
今、目の前の勉強や模試は全て本番の受験のためにあるものです。
今からでも遅くはありません。模試をどう使っていくか、受験までの残りの日程をどうするか考えてみてもよい頃ではないでしょうか?
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