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成績を上げるには「自己肯定感」を高めるべき?!~大学受験のコツ~

成績を上げるには「自己肯定感」を高めるべき?!~大学受験のコツ~こんにちは、武田塾奈良西大寺校です!

本日は、題して!

成績を上げるには「自己肯定感」を高めるべき?!~大学受験のコツ~

というテーマでお話します。

先日、東大研究所の調査で「自己肯定感」と「成績」が関係していることが明らかになりました。

発表されたニュースについては、コチラをチェックしてみて下さい。

本日は「自己肯定感」という観点で成績や勉強についてお話します。

 

1.「自己肯定感」とは

「自己肯定感」とは、「自分自身のことを、価値のある人間と思えるかどうか」です。

より平易な言い方をすると、「ありのままの自分を受け入れることができるか」です。

人間誰しも、長所と短所があります。

行動力がある反面、協調性に欠ける人もいます。

周りと調和するのが上手い反面、主体性に掛ける人もいます。

どんな人にも長所と短所があります。

「自己肯定感」が高いかどうかは、人間誰しもが持つ長所と短所を「自分自身でどう捉えているか」で決まります。

例えば、行動力がある反面協調性に欠ける人の場合は、長所は行動力があることで短所は協調性に欠けることになります。

このような長所と短所を持っていたとして、「自分は興味を持ったことがあれば積極的に行動を起こすことが出来る」と行動力に自信を持っていれば、「自己肯定感は高い」と言えます。

自分自身の行動力に価値を感じているとも言えますね。

一方で、「周りと協力して作業することが苦手、苦痛に感じる」と協調性に欠けることに意識を向けてしまい、他人と比較して劣等感を感じているようであれば、「自己肯定感は低い」と言えます。

つまり、自己肯定感の高さは長所と短所のどちらに意識を向けるかによって決まります。

そして、この自己肯定感の高さと成績に関係があることをお話していきます。

 

2.「自己肯定感」と「成績」の関係

先日、発表された東大研究所の調査は次のようなものになります。

調査は、「自己肯定感」と「成績」や「勉強の好き嫌い」などの関係性を調べるために、下記の条件で実施されました。
・対象は小学1年生~高校3年生の親子
・対象人数は、約2万1000組
・2015年~2017年の3年間にかけて調査

そして対象者には下記の質問をして「自己肯定感」を測りました。

Q.自分の良いところを何か言うことができるか

あなたはこの質問にどう答えますか?

少し気恥ずかしさを感じるかもしれませんね。

ですが、自分の欠点に目を向けるのではなく自分の良いところを言えるということは「自分自身の価値を認識できている」ことになります。

つまり、この質問から自己肯定感が高いかどうか読み取れるというわけですね。

さて、調査の結果から次のことがわかりました。

2年間で、成績の向上が見られた子ども成績の向上が見られなかった子どもに比べて、
・「ずっと肯定」と自己肯定感の高さを維持した比率が高い29.2%20.9%
・「否定⇒肯定」と肯定的に変化した比率が高い22.0%17.5%

つまり、成績が向上した子どもは、成績の向上が見られなかった子どもに比べて自己肯定感が高いということがわかります。

このことから、調査では自己肯定感の高さと成績の良し悪しが関連しているものと結論づけられています。

自己肯定感が高い子どもは勉強に限らず、さまざまな活動に主体的に行動します。

ありのままの自分を受け入れられていることから、失敗を恐れずにチャレンジすることが出来ます。

そのため、自己肯定感が高い子どもは勉強でも間違えたり躓いたりしてもあきらめることなく、成績向上に繋がるまで取り組むことができると考えられるのではないでしょうか。

 

3.「自己肯定感」が低い原因は

調査の結果から、自己肯定感を高めることが出来れば成績が向上しやすくなることがわかりました。

では、自己肯定感はどうすれば高めることが出来るのでしょうか。

自己肯定感が低い原因から考えて見ましょう。

自己肯定感が低い原因は、下記のようなものが一例として考えられます。

1.親に褒められる・認められる機会が少なかった

自己肯定感の高さは、特に親の影響を大きく受けます。

たとえ親が愛情を持っていたとしても、「褒める・認める」機会に恵まれなかった子どもは「自分のことを認めてはいけない」と考えるようになります。

つまり、ありのままの(今の)自分ではダメなんだ、と思うようになります。

そして、「今のままではダメだ。もっと頑張らないといけない」と不安や緊張の感情で覆われてしまい、失敗を恐れるようになってしまいます。

その結果、変化を恐れて何事にも挑戦しようとする気持ちがなくなってしまいます。

これは親に限った話ではなく、学校の先生や友達など周囲の人間関係も影響します。

自分も他人も「褒める・認める」機会がない環境で育つと、自己肯定感は低くなってしまいます。

 

2.過保護に育てられた

過保護に育てられた子どももまた、自己肯定感が低くなりやすいです。

なぜなら、過保護に育てるということは親が子どもの挑戦の機会を奪ってしまうからです。

自分が決めたことを挑戦する・やり遂げること(主体的な活動参加)でも自己肯定感は高くなります。

ですが、親が危険や失敗を避けて子どもの挑戦の機会を奪ってしまうと、子どもは「あなたには挑戦しようとしていることはできない」と言われているように感じてしまいます。

その結果、「自分は何もできないんだ」と消極的になり、子どもはありのままの自分を受け入れることが出来なくなってしまいます。

 

4.「自己肯定感」の高める方法を2つご紹介!

ここで自己肯定感を高める方法を3つほどご紹介します。

 

1.出来なかったことではなく出来たことに目を向ける

自己肯定感の低い人は、過去の失敗を悔やんだり、責めたりしやすいです。

そして消極的な気持ちになり、自己肯定感がさらに低くなっていくという負の循環に陥ってしまいます。

そこで、過去の失敗や出来なかったことを考えるのではなく、出来たこと・出来ることに目を向けましょう!

どんなに些細なことでも構いません!

例えば、
・起きると決めた時間に起きることが出来た
・自分から挨拶した(挨拶されたので、きちんと挨拶を返した)
・人に何かをしてもらったときに、「ありがとう」と伝えられた

その日の中で起こしたアクションを振り返って、出来たことを紙に書き出してみましょう。

もう一度言いますが、どんなに些細なことでも構いません。

日々の生活の中で感じたことをこまめにメモを取ることもオススメです。

出来たことを書く(目を向ける)ことで、自分自身を少しずつ肯定できるようになる上に、気分も良くなってくると思います。

最初はどんなに些細なことでも、そのうち難しいことやより多くのことが出来るようになります。

それによって、自己肯定感がどんどん高まり好循環を作り出すことが出来ます。

自己肯定感の低い人は、気分の良い状態でいることにも抵抗を感じることがあるかもしれません。

ですが、気分良く過ごしていいんです!

日々を気分悪く過ごすより、気分良く過ごしたほうが楽しくありませんか?

楽しいと感じる日々を選択して大丈夫なんです!

出来たことを思い出して「今日一日楽しかったな。また明日も頑張ろう。」と思えると自己肯定感も高まります。

出来たことを振り返って紙に書き出しましょう!

 

2.人間関係は自分自身で選択する

さきほども書きましたが、自己肯定感は自分だけで決まるものでもなく、親や学校など周囲の人からも影響を受けます。

せっかく「今日も頑張ろう」と思えたのに、周囲の人のネガティブな発言や態度によって気分悪くなってしまっては1日が台無しですよね。

そこで、周囲にネガティブや発言や態度を振りまく人がいるのであれば、「避ける」というのも方法の一つです。

自己肯定感の低い人が集まるとネガティブな話題が多くなります。

例えば、挑戦から逃げることを肯定しようとして周りの人に同意を求めるような発言、他人の陰口を言うことで劣等感を隠して自身の心を満たそうとすることなどです。

心当たりはあるでしょうか?

もし心当たりがある方は、ネガティブな話題をして満たそうとしても満たされずに「息苦しさ」を感じるのではないでしょうか?

「息苦しさ」を感じているということは、ネガティブな話題をしたところで自己肯定感が高くなることはないということです。

そこで、ネガティブな話題が多い集団やコミュニティに所属しているのであれば、距離をとることをオススメします。

人間関係で悩む人は多いかと思いますが、人間関係は自分自身で選択するものです。

自分がいて心地よい環境、関係を選択したほうが何よりも自分自身のためです。

周りに気を使って自分が不快な気持ちになるのであれば、その環境は自分には合っていないものと割り切って「息苦しさ」を感じない環境を探しましょう!

 

5.まとめ

成績」と「自己肯定感」に関連性があることが調査で明らかになりました。

「自己肯定感」を高ければ主体的に勉強に取り組むことができるようになり、その結果「成績」も上がりやすくなります。

そして、「自己肯定感」は高めることができます。

どんな人でも「ありのまま」で大丈夫です。

「ありのままの自分を受け入れる」ための方法もいくつかご紹介したので試してみてください!

 

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