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大学受験専門予備校の武田塾那覇校です。
今回は、現代文の勉強の基礎でありながら意外な落とし穴になっている現代文のキーワード学習について話しておきたいと思います。
早速ですが、みなさんは英語の長文を読めるようになるための最初の勉強として何が思い浮かぶでしょうか?
文法、解釈など大事なことはありますが、まず最初に思い浮かぶのは「英単語」ではないでしょうか。
英単語の日本語訳を理解し、暗記をし、それが文章内で出てきたときに意味がわかるようにする。
長文が読める人のほとんどはしっかりとした単語力が基礎、土台として作られていると言っても過言ではないでしょう。
じゃあ現代文は読めてます...か?
では、みなさん「現代文を読むにはどうしたらよいのでしょうか?」
え、日本語なので読めてますけど?
それは確かでしょうか?
現代文として、入試に出題される文章は、評論であれば抽象的であったり、難解な知識を要する文章、
小説であれば人の僅かな心情の変化までを表現するために聞きなれない言葉が陳列された文章が数多く出題されるのです。
それらの文章を真の意味で「読める」「得点につなげる」には英語と同じようにキーワードを学ばなくてはいけないのです。
そこで武田塾では現代文学習の第一歩として、「ことばはちからダ!」をルートに取り入れて利用を強く推奨しています。
「ことばはちからダ!」どんな本なの?
前置きが長くなってしまいましたが、実際にことばはちからダ!がどのような参考書で、
どのように役立つのかを見ていきたいと思います。
現代文の読解に必要なキーワードが取り上げられています。
第一章では、「近代批判」「論理性」という特徴を持つ流行の評論文を読むために、絶対必要な「言葉」が入っています。
例えば、「抽象」というキーワードが取り上げられていますが、
その言葉の文章中の意味だけではなく、
それを理解するのに必要な例文や日常に近い話題が含まれています。
また、対になる語「具体」や関連する語「捨象」なども同時に学ぶことができます。
第二章では、このところの文章の流行である「近代批判」「脱近代」をめぐる重要なテーマを説明しています。
5つのテーマ、「近代・科学と人間・文化と文明・身体・情報」を説明してあります。
第三章では、「重要語―このあたりが差をつける」というタイトルの下、第一章で基礎的な力を身に着け、第2章で知的なバックグラウンドを理解した状態から細部を学んでいきます。
使い方
第一章では評論文読解に絶対に必要な「言葉」が収録されているのでまずは、
その意味を理解することを目指しましょう。
そこには、言葉を理解するのに必要な説明文もたくさん入っているので目を通すようにしましょう。
途中ででてくる「少し長い文章を読んでみよう」は難易度の高いものも含まれていますが、
自分の力試しとして積極的に取り組んでいきましょう。
第二章は上に説明したように、説明文、読み物がベースとなっていますので、
なかなかキーワードをダイレクトに覚えるようにはいきませんが、
その読み物の内容を自分の言葉で人に説明できる状態を目指すと真の理解を達成できると思います。
第三章は第一章と似たような使い方ができると思います。
キーワードがテーマ別に並んでいるので、関連付けて理解すること覚えることを意識しましょう。
以上、ここまで現代文の第一歩となる「ことばはちからダ」について説明してきました。
繰り返しになりますが、現代文もキーワードの理解無くしては、文章をしっかりと理解することは容易ではありません。
受験現代文に向けての準備、まずは「ことばはちからダ」から始めてみましょう。
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