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大学受験専門予備校の武田塾那覇校です。
皆さんは私立大学の定員厳格化という話を聞いたことがありますか?
この定員厳格化によって入試の状況が変化しているため、注意が必要です。
そのため今回は、定員厳格化とは何か、どう変化するのか、ということを説明しようと思います。
定員厳格化とは何か?
定員厳格化というのは、読んで字の如く、今までよりも定員の人数をきちんと守るようになっているということです。
地方創生や教育の質の向上を目的とした、私学助成金の交付基準変更がその原因です。
今までは、実際に入学する学生数が定員の1.2倍以内に収まっていれば、国からの助成金が交付される仕組みでした。
しかし、この1.2倍という基準が2016年度から段階的に厳しくなり、今年度以降は1.1倍以内に収めなければならなくなっています。
(8000人以上の大規模な大学では1.2倍→1.1倍、4000人から8000人の中規模大学は1.3倍→1.2倍、小規模大学では1.3倍で据え置き)
この基準を超えてしまうと、交付金が全額カットされてしまいまともな運営ができなくなるので、大学側としては基準を厳格に守るしかない状況です。
合格人数≠入学人数
私立大学の場合、その大学を本命としている受験生だけでなく、滑り止めとして受けている受験生もいます。
合格者のほとんどが入学してくれる国公立大学とは違い、入学人数の計算がかなり難しいのです。
例えば、MARCHレベルの大学に合格した人について考えた場合、国公立大学や早慶レベルの私大に合格していた場合はほとんどの人が辞退するでしょう。さらに、同じレベルの他大学に合格していた場合も辞退するかもしれません。
このように、他の大学の合否によって入学するかどうかが変わるため、今までの統計や経験則から、「これくらいの人数を合格させれば、ちょうど定員くらいの人数が入学するだろう」と考え、合格者を決定しているのです。
来年はどう変化するのか
先ほど、定員厳格化の話と合格人数の決め方の話をしました。
では今後は、入学定員が1割程度減るのと同じように、合格人数が1割程度減るのかというと、そう単純な話ではありません。
異なる制度になったため、今までの統計があてにならないからです。
早慶レベルはまだしも、MARCHレベルは早慶の影響を受け、日大レベルは早慶とMARCHの影響を受け、という風に、難易度が低い大学ほど上位の大学に翻弄されます。
その変化に合わせた人数の絞り込み方は、まだ試行錯誤の途中でしょう。
さらに再来年には大学入学共通テスト(新テスト)が始まります。
上位の大学に落ちてしまう受験生が増えるとともに、安全志向でワンランク下を本命にする受験生、新テストのリスクを避けて浪人ではなく安全校に流れる受験生など、来年から再来年は受験生の選択に大きな変化があり、大学側も頭を抱えていることでしょう。
ですので、来年の予想をするのは困難を極めます。
ただ、中堅大学の難易度が大幅に上がることは、ほぼ確実です。
例年以上の努力が求められる過酷な年になるでしょう。
特に浪人生は、中途半端な努力だと今年よりも悪い結果になる可能性すらあります。
どのような対策が必要か?
それでは、いったい何をすればいいのでしょうか。
アウトプットを増やす
まず、定員厳格化によりどの大学も合格最低点が高くなっていますから、本番でしっかり点が取れるような勉強が大切です。
そのためには、知識のインプットも必要ですが、それを使って実際に問題を解く練習、アウトプットの量を増やすことが必要です。
武田塾では、授業をしない代わりに自学自習でアウトプットの練習を徹底的にしてもらいますので、それだけ点数は確実に上がります。
武田塾で多くの課題をこなすことで、「わかったつもり」「解けるようになったつもり」ではなく、確実に解けるようになってください!
過去問の完成度を上げる
次に、定員厳格化しても合格するためには、基礎からの勉強、そして最終的には過去問の完成度を上げることが大切です。
難化の原因は、定員が少なくなっていることと、それに比べて私大は人気が高く倍率が高いことなので、過去問の難易度や、過去問を解くために勉強が変わるわけではありません。
ただし、少しでも理解度が低かったら深く理解できるまでやり込む、少しのミスも見逃さず原因を特定して対策する、といった、把握力・分析力が必要となります。
これは、自分でやるにはなかなか難しいことなので、何ができていないのか客観的に見てもらい、勉強方法を見直していくことが大切です。
武田塾の特訓は、一人一人の理解度・達成度をきっちり把握し、勉強方法のアドバイスを行いますので、今年必ず私大に受かりたい!という人は、是非一度相談に来てみてくださいね。