こんにちは!武田塾 長岡校です。
今回のテーマは「復習の重要性について」です。
なぜ復習をしなくてはいけないのかその理由を説明します。
勉強は1回やったら2度と忘れないという人はいません。復習しないといけない人が大半ですし、復習することでしないよりもより理解が深まることがあるからです。
もちろん復習しないほうが楽なのでしたくない人も多いかと思いますが、しないと地獄を見ることになります!
そもそもみなさんが今やっている受験勉強は受験のためにやっているので、当然 入試当日までに知識を維持しないといけません。
今 正解しているかどうかではなく、今 正解している問題を入試会場でも解けるかが重要となります。
逆算していつどのくらい復習するのか・どのタイミングでどの参考書を進めて戻るのかをしっかりと考えて、かけた時間のわりには記憶に残らないということがないように気をつけないといけません。
繰り返すことで忘れにくくなる
『エビングハウスの忘却曲線』というものがあります。
これは中期記憶(長期記憶)の忘却を表す曲線です。
忘れる→覚え直すを繰り返すことにより、最終的には忘れない長期記憶になるまで復習は終わりません。
長期記憶は頭の中に知識が染み付くので、そのレベルまでいくと復習はしなくても大丈夫です。
受験生なら各科目の知識や解法や文法の仕組みなどの知識がおぼつかないようなら長期記憶になっていないので復習が必要です。
復習は単純に記憶の維持や定着に大事なことですが、過去問演習で復習するときに大切なのが、見方が一面的ではないということです。
同じ知識であっても
・順番を聞いてくる場合
・他との使い分けを聞いてくる場合
・説明を求める場合
・選択を求める場合
で違ってくるので、同じ知識を多面的に見る必要があります。
復習することで完璧ではない部分が浮き彫りになる
復習することで実は今までやっていたものが完璧ではなかったということに気付くきっかけになります。
参考書ルートを仕上げたところまでだと完成はしていません。その後のアウトプットをして漏れがあるところを何回も潰してようやく完璧に近づいていきます。
復習は同じことの繰り返しだけではなく、発展させなければいけないこともあります。
知識をより深く使うために今までの知識を違う方向から捉え直したり、実は見落としていたことを押さえ直すといった作業も同時に復習でやっていかなければいけません。
同じことを覚え直す概念というよりはより仕上げるための復習が必要です。
同じ教材を何回も繰り返して「1冊を完璧に」と武田塾で言っているのは、一冊の参考書を使い倒すのは1回では無理だからです。
難関大学に受かる人との差を分けるのはやはり復習のやり方・量・クオリティではないかと思います。
どんどん先に進みたい気持ちはわかりますが、今やっている勉強が使えるところまで仕上がっているのか改めて見直すために復習は大切です。