こんにちは!武田塾 長岡校です。
夏が近づいてきましたが、今回は夏が近づくこの時期に多くなる
「夏期講習を取ったほうがいいですか?」という質問にお答えします。
結論から言うと取るべきではありません!
武田塾だから取らないほうがいいと言っていると思われてしまうかもしれませんが、理論的に取らないほうがいい理由を説明していきたいと思います。
①夏期講習の仕組みがおかしい
まず夏期講習そのもののシステム自体に疑問があります。
予備校のスケジュールは前期→夏期講習→後期→冬季直前講習→入試の流れが多いと思いますが、みなさん冷静に考えてみてください。
例えば英文法を1年間で習いきる講座があった場合、4月に時制~7月に関係代名詞を習って、次に仮定法を習うと思っていたら1ヶ月間 英文法を休んで夏期講習へ誘導されてしまいます。
そして9月から仮定法を習って12月に英文法が終わって冬季直前講習で演習して入試という流れになります。
夏期講習ではみなさん自由に自分の好きな講座を取って1ヵ月授業を受ける仕組みですが、これだと本来 授業を進めたほうがいいところを夏期講習期間だけ空いてしまいます。
予備校の仕組みや夏期講習の位置づけがおかしいのでそもそも受けるべきではありません。
②「夏休みが勝負!」という言葉と夏期講習の仕組みが矛盾する
夏休み前の学年集会でよく「夏が勝負!成績は夏で決まる」と学校の先生がよく言うと思いますが、武田塾もそこまでは同意見です。
武田塾の夏休みの考え方としては1日10~12時間自学自習で勉強ができるので、夏休みの間に参考書を完璧にして成績を伸ばせるという考え方です。
ですが朝から夕方まで夏期講習の授業を受けると、本来であれば自学自習の時間が取れるはずが授業で潰れてしまいます。
いい夏にするのであれば夏期講習を受けずに自学自習のほうが成績を上げられると思います。
ピンポイントで本当に苦手な分野だけ受けるのはまだわかります。
ただ夏期講習で朝から夕方まで授業を受けて
「学校があるときと変わらないじゃん!」
「普段の予備校の授業があるときと変わらないじゃん!」
となってしまうのであれば夏を無駄にしていると思います。
夏を無駄にしないためにもみなさん気をつけてください。
武田塾の自学自習のおすすめ参考書を使って1ヵ月できること
最後に「1ヵ月夏期講習を受ける」のと「1ヵ月本気で自習する」どちらのほうが本当に成績が伸びるのかという話ですが、武田塾の自学自習のおすすめ参考書を使った勉強法なら1ヵ月でかなりのことができます。
『システム英単語』
1日90分を1ヵ月間
共通テストで必要と言われている1~1200番まで完璧にできます。
『Next Stage 英文法・語法問題』
1日90分を1ヵ月間
800問程度あっても完璧にできます。
『数学Ⅰ・A基礎問題精講』
1日3時間を1ヶ月間
149問を完璧に全部マスターできます。
言い出すときりがありませんが、基礎の参考書は1日2~3時間かければ1ヵ月でだいたい完璧にできます。
それに対して予備校の1ヵ月の夏期講習は確かに理解はできるかもしれませんが、どんなにすごい先生の授業を1ヵ月受けたからといって成績が伸びる訳ではありません。
調子に乗って講習を組みすぎてしまうとその分だけ成績が伸びなくなって悪循環になる可能性があるので注意が必要です。
夏期講習は5日間完結型の講習が多いですが、そのたった5日間で成績が上がるのはまずありえません。
無料の夏期講習や学校の夏の補習がありますが、安易に無料の授業を受けて時間を無駄にしないように気をつけましょう。
みなさん参考書を1冊完璧にする夏にしてほしいと思います。