こんにちは!武田塾 長岡校です。
今回のテーマは「共通テスト対策【入門編】」です。
大まかな共通テスト対策の考え方についてお話します。
共通テスト対策はいつからやるべきなのか、『2次試験でも使う科目』と『共通でしか使わない科目』それぞれ説明したいと思います。
目途として考えてほしいのは『マーク式模試』です。
武田塾のマーク式模試:6・9・11月
河合塾のマーク式模試:5・7・9・11月
要は夏の模試と秋の模試になります。
夏の模試では2次試験科目はある程度の点を取って、秋の模試では全科目で点を取りたいという感じです。
ある程度の点というのは、共通テストの2次試験で使う科目は目標点のマイナス1割くらいです。
国公立で難関大学を目指す人だとリーディングは9割ほしい人が多いと思いますが、そこから考えると夏に8割超えないと危険です。
取るつもりで対策を少しでもやっておいたほうがいいですが、取れないなら取れないで『対策して取れないケース』を経験しておいてもいいかと思います。
1つも対策をしないで取れていない状態は作らないようにしましょう。
共通テストは今年受けた人や模試を受けた人ならわかると思いますが少し変わっています。
取れる人と取れない人がセンター以上に極端に差が出る試験です。
ある程度 対策をしてマイナス1割取るつもりで模試を受けてみることが大事です。
そう考えると受ける模試のだいたい2週間~1ヵ月前から共通テスト対策を何年分かはやっておいたほうがいいかと思います。
試験形式に合わせた稼ぎ方を把握しておかないと、仮に同じところまでルートが進んで同じ実力であっても、実際の点数に相当差が出ます。
注意点としてそれをやるためには最低日大レベルはおわっていることが条件です。
共通テスト対策の失敗する典型例は『日大レベルが曖昧で実力不足なのに共通テスト対策の問題ばかりやる』パターンです。
センター試験のときは意外と有効な手段でしたが、共通テストは失敗する可能性が高いです。
長文が読めて当然の試験ですので、日大レベルで文法・単語・熟語・解釈を固めて、長文も読める段階でそこから共通テスト対策にシフトしないとなかなか稼ぐのは難しいです。
それが間に合わなければ夏の模試は成績が悪くても仕方がないので、割り切って日大レベルを固めることを優先したほうがいいでしょう。
共通テストのみの科目は9月あたりから着手し始めます。
逆に春から早くそちらに時間を割きすぎてメイン科目が進んでいない状態だけは避けましょう。
2次試験で使う科目は基礎からやらないといけないので、夏の時点だと共通テストのみの科目は手つかずか終わっていないことが大半です。
その時点で点数を期待したところで、やってないことで点を取らないといけないので取れませんし、取れる対策をしていないので取りたい点数がただの願望になってしまいます。
たまたま取れたとしても次取れる保障はありません。
あくまでも共通のみの科目はちゃんと対策をするという意味だと本番直前のプレ模試の時点で目標点を取るつもりで動いたほうがいいでしょう。
1ヶ月前くらいからやるとすると11月の終わりか12月の初めくらいに模試があると思うので、11月に入る前の9~10月で基礎を終わらせておくことが理想です。
手を出さない戦略のほうがいいケースが国公立志望の生徒は多いです。
それでも間に合うので夏いっぱいは2次試験科目を優先しましょう。
共通テストのみの科目であれば社会の2科目め・理系なら国語の各分野・文系なら理科基礎辺りはルートの長さ自体が短いので、各科目ごとの必要な仕上げ期間やそこまで稼がなくても大丈夫な科目を把握しておくといいです。
勉強時間の配分を見極めて戦略をあらかじめ長期的に見ていきましょう。
『共通テスト対策』という言葉が独り歩きしがちですが、共通テスト対策は実力がある人がやるから意味があるのであって、実力がない人が共通テスト対策をやってもその答えの暗記しかできません。
センターのときより通用しづらくなっていることを認識しておきましょう。
【まとめ】共通テスト対策
・各模試を基準に1ヵ月前から対策に入れるように準備する
・2次試験科目は夏の模試の1ヵ月前に日大レベルを終わらせておく
・共通テストのみの科目は10月までに日大レベルを終わらせる