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こんな誤った勉強計画を立てていませんか?正しい目標設定SMART

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突然ですが、皆さんは計画を立てて勉強をしていますか?

あるアンケート結果では「勉強計画を立てるべきだと思う」という質問では「とてもそう思う」「ややそう思う」を合わせた回答が91.6%でしたが「自分は勉強計画を立てることができている」に「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人は46%に留まり、半数以上の中高生が勉強計画をうまく立てられていないと回答しています。

勉強計画通計2

勉強計画集計

 

つまり、やるべきと思うことと、実際にやったことの差は45.4%となっています。

なぜ勉強計画を立てる重要性を認識しながら、うまく立てられないのか。

結論から言うと、それは計画の立て方が間違っている可能性が高いです。今回は正しい勉強計画が立てれるようになるにはどうすればいいのか【SMART】という目標設定のフレームワーク(考え方)に基づいて解説していきます。

 

こんな誤った勉強計画を立てていませんか?

①英単語をマスターする

②復習をする

③毎日勉強をする

読者の中にはこのような勉強計画を立てている人がいるのではないでしょうか。

残念ながら、こんな勉強計画では不十分と言わざるを得ません。

それぞれどこがダメなのでしょうか。ぜひ考えながら読み進めてください。

 

 

目標と計画について

目標計画について混同せず、正確に説明できる人って意外と少ないと思います。

正しい勉強計画を立てるために、まずは目標と計画についてしっかり区別をしていきましょう。

目標とは

目標とは、一定期間後の「到達点」を指します。

ex.名古屋大学に合格する。

計画とは

計画とは目標に到達するまでの「経過地点」を明らかにするためのもの。言い換えれば、目標を達成するために細かく期限を区切り、段階的に何をどこまでするかを決めていくのが計画です。

 ex.名古屋大学に合格するために、11月までに過去問を研究する。

結論

ある計画を立てるのには、それに対応した目標が必要になります。

つまり、正しい勉強計画を立てるのには、正しい勉強目標を設定することが重要になります。

逆に言えば、正しい勉強目標を設定できなければ、正しい勉強計画を立てれないことになります。

なので次項からは、正しい勉強目標設定の仕方を見ていきましょう。

正しい目標設定のSMARTとは

 冒頭でも少し紹介しましたが「SMART」とは1981年にジョージ・T・ドラン氏が発表した 経営者向けの目標達成に必要な5つの要素の頭文字を取ったものです。 その5つの要素は

Specific:具体的である

Measurable:測定できる

Achievable:達成可能である

Relevant:関連性がある

Time-bound:期限がはっきりしている

この5つの要素を抑えていくことで、非常に効果的な目標設定が行えます。

ひとつずつ、ポイントを紹介していきます。

Specific:具体的な目標を立てる

1つ目の要素は、「具体的な目標を立てる」ことです。

例えば「英単語をマスターする」というのは具体的とは言えません。 

なぜならマスターするという表現は、人によって解釈がばらつきますよね。

ではどうしたらマスターするという表現を具体化できるのでしょうか。

具体化とは、解釈の自由度を下げることです。つまり「いかようにも解釈できる」という状態を回避させることが具体化のポイントとなります。

ですので今回の場合「英単語マスターする」という表現ではなく、例えば「英単語をスペルが完璧に書けるようになるまで書いて覚える」の方がより具体的と言えます。

もっと言うなら、固有名詞や数字を付加するとさらに具体性が上がります。

ex.「この1週間はシステム英単語帳を使って、100個の英単語をスペルが完璧に書けるようになるまで20回ずつ書いて覚える」

実行計画というのは具体的であればあるほど実現性が上がります。

比較してみるとその差は一目瞭然です。

・「英単語をマスターする」

・「この1週間はシステム英単語という単語帳を使って、100個の英単語をスペルが完璧に書けるようになるまで20回ずつ書いて覚える」

Measurable:測定できる

2つ目の要素は「測定できる」という要素です。

わかりやすくいえば「誰でも達成度合いがわかる」ということで、客観的な説明が求められます。

そのためには、目標そのものが数値化されていることが必要になります。

「復習する」よりは「1日の勉強の中で、5ページは前に戻って復習をする」の方が良い目標設定だと言えます。

「模試の成績を上げる」よりは「模試で偏差値10上げる」、「次のテストで良い点を取る」より「次のテストで80点を取る」の方が同様に良いということですね。

Achievable:達成可能である

3つ目の要素が「達成可能である」という点です。

「1日200個英単語を覚える」と「1日50個英単語を覚える」だったらどちらが良い目標と言えるでしょうか?

一見「200個覚える」方が良いと思われますが、実際はそうとは言い切れません。

なぜならそれはあくまで理想であって、現実的ではないからです。

単純計算で200個英単語を覚えるのには、50個覚えるのに比べ4倍の時間がかかりますよね。

なので、4倍の勉強時間が確保できるという前提がないと実現は不可能です。

目標を達成するのには、時間の制約がつきまといます。この制約を無視してしまっては、せっかく勉強計画を立てても実現が不可能になってしまいます。

なので自分が今取れる勉強時間を最大化し、それを適切に配分していく。そのうえで目標を設定していくのが適切なプロセスだと言えます。

例えば、今取れる勉強時間は5時間だから、英語に2時間、数学に2時間、国語に1時間ずつ勉強しよう。2時間あれば英単語50個は覚えれそうだから目標は「1日英単語50個覚える」にしよう。こういった感じです。

Relevant:関連性がある

4番目の要素は「関連性」です。 「目標を達成することで、最終的なゴールに近づけるか」 ということです。

要するにゴールまでの方向性は正しいですか?ということです。

例えば「毎日勉強する」という目標を立てたとして、それが志望校の合格のために無関係なものを勉強していた場合、方向性としては間違ったものと言えます。

なので、「名古屋大学に合格するために毎日勉強する」よりは、「微分積分が頻出の名古屋大学に合格するために毎日、微分積分を勉強する」の方がより良い目標設定と言えるでしょう。

今一度自分が立てた勉強計画が、志望校合格というゴールとかけ離れていないか確認していきましょう。

Time-bound:期限がはっきりしている

最後は「期限がはっきりしている」ということです。 例えば、この参考書はいつまでに終わらせる等タイムスケジュールを決めることです。

期限がはっきりしていることで、ゴールから逆算して、自分が今1日単位で何をすればいいのかの見通しを立てることができます。

例えば「入試まであと1年だから、英単語帳は2か月で終わらせたいな。この英単語帳は1800個英単語があるから1日30個覚えれば、2か月で終わらせれる」だから目標は「今日から2か月間英単語を30個ずつ覚えよう」にしよう。こんな感じです。

勉強しなきゃいけないのは分かるんだけど、何を勉強したらいいのか分からない。こんな経験はありませんか?

ゴールから逆算し、1日単位で何をすべきかを考えれば、目標実行のためにすぐに行動を移せるようになります。

正しい勉強計画を立てるために

冒頭で申し上げた「英単語をマスターする」、「復習をする」、「毎日勉強をする」の勉強計画がいかにまずかったのかご理解いただけたでしょうか?

正しい勉強計画を立てるために「SMART」という考え方をぜひ使ってみてくださいね。

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