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【高校2年生へ】大学受験に向けて覚えておく入学試験のこと

受験に向けて覚えておくべきこと

みなさんこんにちは、武田塾武蔵小山校講師の須田です。

最近とっても寒いですね!

ニュースでは雪が降るといっていましたが、まさか本当に降るとは夢にも思っていませんでした。

気温の低い日は体調を崩しやすいので、体調管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。

 

今回は2023年の4月に高校3年生を迎える方に向けた記事となっております。

さて、みなさんはそろそろ大学の志望校を決めている頃かと思いますが、受験形態についてはちゃんと理解できていますか?

今からでもきちんと覚えておきましょう!!

 

大学入試にはどんな種類がある?

大学受験の入試は、大きく分けて3種類あります。

自己推薦型の多様な入試全般を指す「総合型選抜」

そして学校の推薦がないと受けられない「学校推薦型選抜」

2月前後に行われる学科試験の「一般選抜」

一般選抜の中に「大学入学共通テスト」も含まれます。

 

総合型選抜と学校推薦型選抜での入学者の割合は年々増え続け、2022年度入試では全体の半分以上となる50.3%が、これらの入試方式で国公私立大学に入学しました(文部科学省『令和3年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要』より)。

今や、一般選抜より主流といってもよいでしょう。

それぞれの特性を理解して、自分に合った選抜スタイルを早めに知って対策することが大切です。

次は一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の3種類について解説していきます。

 

一般選抜

大学入試と聞いて一番に思いつく人も多い試験のひとつだと思います。

実は2020年度までは「一般入試」と呼ばれていましたが、2021年度入試(2021年度入学者を選抜する入試)より「一般選抜」に名称が変わりました。

国公立大学の場合は、まず例年1月中旬に実施される大学入学共通テストを受験し、その結果をふまえて、2月下旬から始まる各大学独自の2次試験に出願することになります。

国公立大学の合否は、大学入学共通テストと2次試験の合計点で決まることがほとんどです。

 

2次試験は前期・中期(公立のみ)・後期の3日程。

前期は2~3科目の筆記による学科試験、後期は論文や総合問題、面接が中心で、募集人数の約8割が前期で採用され、後期は難易度も倍率も前期より高くなる傾向があります。

私立大学には、各大学独自の試験問題で行われる個別学力試験によるものと、大学入学共通テストを利用したものがあります。

基本となる試験は3教科ですが、2教科や1教科で受験できる私立大学・学部・学科もあります。

ひとつの私立大学・学部・学科に対して、複数の受験方式から選択でき、複数の出願も可能な場合が多いので、必ず募集要項を確認してみてください。

 

大学入学共通テストとは?

2020年度まで実施されていた「大学入試センター試験」が名称を変え、2021年度入試よりスタートした「大学入学共通テスト」。

国公立大学の一般選抜の1次試験であると同時に、私立大学でも選抜方法のひとつとして利用されています。

2023年度入試は、1月14日(土)、15日(日)の2日間に分けて行われました。

全部で6教科30科目あり、その中から受験する大学で指定されている科目を選択します。

国公立大学を受験する場合は5教科7科目が基本ですね。

私立大学の一般選抜(大学入学共通テスト利用)を受験する場合は、大学・学部・学科によって異なり、1教科~3教科で、1科目~6科目が一般的です。

大学入学共通テストの成績だけで合否が判定される私立大学・学部・学科もあり、1回の大学入学共通テストで複数の私立大学に同時出願できるメリットがあります。

 

総合型選抜

総合型選抜とは、大学が求める学生像(アドミッションポリシー)に合った人物を、面接などを通して選抜する入試制度です。

2020年度までは「AO入試(アドミッションズ・オフィス入試)」と呼ばれていましたが、2021年度入試から「総合型選抜」に名前が変わりました。

それと同時に、調査書などの出願書類だけでなく、各大学が実施する評価方法など(小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績など)もしくは大学入学共通テストのいずれかが必須化されるようになりました。

基本は、志望理由書・調査書などによる書類選考、面接、小論文による選抜ですが、大学によっては選考方法に特色があり、学力試験や実技試験を課したり、小論文や口頭試問で知識が問われたりするケースもみられます。

 

公募制の学校推薦型選抜

学校推薦型選抜とは、出願するときに出身高校の推薦書が必要な入試。

2020年度までは「推薦入試」と呼ばれていました。

大学が指定する評定平均などの推薦基準を満たしていないと、高校の学校長の推薦が得られないため、出願できません。

「公募制(旧公募推薦)」は、出願できる高校に制限がなく、大学が定める出願条件を満たし、高校の学校長の推薦があれば、誰でも受験できます。

選抜方法は、書類選考、面接、小論文が一般的で、調査書・推薦書などの出願書類のほかに、学力検査、小論文、口頭試問、資格・検定試験の成績、大学入学共通テストなどのうち、少なくともひとつが活用されて、合否が判定されます。

 

指定校制の学校推薦型選抜

高校の学校長の推薦書があれば誰でも出願できる「公募制」に対して、大学が指定した高校の生徒にのみ出願資格があるのが「指定校制(旧指定校推薦)」です。

ひとつの高校から推薦できる人数は限られていて、希望者が多い場合は校内選考で選抜される。

校内選考を勝ち抜く必要がありますが、出願できれば合格率は非常に高いです。

ただし、専願(1つしか受験しないこと)のみで、合格したら必ず進学する必要があり、総合型選抜や公募制の学校推薦型選抜とかけもちして出願することはできません。

選抜方法は、高校での選考を経て、各大学で書類選考や面接などの試験が行われるのが一般的です。

公募制と同様に、調査書・推薦書などの出願書類のほかに、学力検査、小論文、口頭試問、資格・検定試験の成績、大学入学共通テストなどのうち、少なくともひとつが活用されて、合否が判定されます。

 

終わりに

いかがでしょうか。今回の記事を参考に、自分に合った受験方式を探してみてください。

公募制推薦入試を実施していない大学に行きたい!

総合型選抜に挑戦できるほどの実績やアピールポイントがない💦

指定校制推薦の枠を勝ち取れるほど、高校2年間の成績で結果を残せていない💦

そんな人でも今から頑張れば十分一般選抜で志望校合格を狙えます!

近くの武田塾に一度相談に行ってみましょう!

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