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東工大が変わる!その1 ~東京医科歯科との統合!?~

こんにちは。武田塾武蔵小山校講師の三浦です。

今年も残り1カ月ちょっと、共通テストまでも約2か月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

受験生は最後の”詰め”まで気を抜かずに頑張ってくださいね。

さて、今回のブログは「東工大が変わる!」と題して、東京医科歯科大学との統合について調べながら、 東工大の一在学生としてどう思うかを発信していきたいと思います。

最近東工大に関してのブログばかりで申し訳ないですが、これだけ東工大にfeatureしたブログもなかなかレアだと思うので、 ぜひ最後まで見ていってください!

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東京医科歯科大学との統合 最強の理系大学へ

つい最近のニュースでも驚いた方も多いと思いますが、2024年度から東工大と東京医科歯科大が統合され1つの大学になります

当初は大学を運営する法人を1つにして大学はそのまま2つ残すとあったのですが、一変、1法人1大学にすると報道があり、文句なしに1つの大学に統合することになりました。

そのため、両校の大学名を改め、新しい大学名でスタートすることになります。

これはかなりのビッグニュースですね。

では、なぜ統合するのか・どこが変わるのかを考えてみたいと思います。

※あくまで持論なので、真に受けすぎないでくださいね(笑)

 

1. なぜ統合するのか? 四大学連合だった両校

もともと両校の間には四大学連合という関係にありました。

四大学連合とは、東工大・一橋大・東京医科歯科大・東京外大の東京の単科大学で構成されたもので、「連合を構成する各大学が、それぞれ独立を保ちつつ、研究教育の内容に応じて連携を図ることで、これまでの高等教育で、達成できなかった新しい人材の育成と、学際領域、複合領域の研究教育の更なる推進を図ること」を目的とし、2001年に締結されました。

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各大学間での単位互換や留学等を経験でき、異なる分野との融合や他大学との交流が可能なものでしたが、実際には単位互換程度で、四大学の統合という形には着地できませんでした。

四大学連合の舵取り的な存在である東工大でも、四大学連合を知っている学生は多いですが、自身が所属する学部の講義やサークル等の活動があり、その時間を削ってでも、わざわざ他大学の講義を受講しに行くという考えには至らない学生が多く、あまり浸透しませんでした

そこで、両者の大学を統合することで、研究推進(大学ランキングUP)や今後の多様性等につなげていこうとなったわけですね。

統合の背景はこういう流れになるわけですが、私が思うに大学の研究費・予算や少子化の影響も大きいかなと思います。

 

2. 学部構成やキャンパスはどうなる!?

2校の統合によって学部構成やキャンパスはどう変わるでしょうか?

結論から言うと「(現状では)あまり変わらない」です。

2024年度の統合ということで、新キャンパスや学部などの新設は厳しく、まずは現状維持で大学だけ無理やり1つにすることを目標にするのではないかと思います。

まずキャンパスですが、たとえ1つの大学になったとしても、学部・学科によるキャンパスの変更はないです。

互いにすでに大きな研究設備を備えているので、それをリセットして整理することはかなり厳しいわけですね。

また、東工大では学部・学科という言い方ではなく、院・系と分類しているのに対し、医科歯科では通常通り学部・学科と言っているため、どちらに合わせるのかという議論になりますが、これも東工大側では院・系を、医科歯科側は学部・学科を継続して用いることになるでしょう。

あくまで、「とりあえず統合してみる」を最優先に統合できた後に、少しずつ変わっていくととらえています。

そのため学生生活自体には変化はないですが、あるとすれば東工大側と医科歯科側の学生の交流です。

両校理系のトップクラスの方々ですが、学生の色というのはかなり違います。

学生数が多いというのは、なにより様々な人に出会えるチャンスでもあるので、特に東工大側は新たに医学部を持つことで自身の勉強や学生の輪が広がればいいなと思います。

 

以上、東工大と医科歯科大の統合についてでした。

統合するのはするとして、何が変わっていくのかはまだわかりません。

まずは統合してみてからいろいろ変えていくようですね。

しかし、受験生にとってはもっと肝心なところはどうなるの!?と思った方も多いでしょう。

そのとおりで、入試方針の変化については触れませんでした。

というのも、東工大の今後の入試方針の変化として、つい最近ビッグニュースがありました。

ずばり、「女子枠の新設」です。

今回のブログに収まりきるテーマではないので、次回「東工大が変わる!その2」として今後の東工大の入試方針の変化についてまとめたいと思います。

次回作もぜひご覧になってください。

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