こんにちは、大学受験予備校・個別指導塾の武田塾向ヶ丘遊園校です。
向ケ丘遊園校は、小田急向ヶ丘遊園駅から徒歩2分、登戸駅から徒歩8分です。
受験するにあたって多くの受験生が参考書を使って学習することが多いと思います。
どの参考書を使うかももちろん重要ですが、それ以上に完成度の方が重要と言っても過言ではありません。
同じ単語帳や参考書を使っていても、偏差値や合格する大学のレベルに差が生まれるのはなぜでしょうか?
そこで今回は、受験に合格する人の参考書の完成度について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.全問題を理解する
一つ目は全問題を理解するということです。
今使っている参考書の中から10個問題を出題されていくつ答えられますか?単語帳の中から100個問題出題されていくつ答えられますか?
多くの受験生に「やっているはずなのに答えられる自信がない」という様子が見受けられます。
一度解いて丸付けをして終わりになっていませんか?間違った問題を放置していませんか?
分からなかった問題を解説を見て納得したり、赤ペンで解答を写して終わりにしたり、難しいからと後回しにしたりしているといつまで経ってもその問題を完璧に解けるようにはなりません。
完成度を高めたいのであれば、間違えた問題はその日のうちに復習しましょう。
勉強したのであれば必ず完璧にすべきで、勉強の定義を改めて見直す必要があります。
しかし、いきなり参考書の全範囲を自信もってすべて答えられるようにするのは難しいです。
そのため、まずは取り組む参考書の範囲を決めましょう。そして、その範囲の中からだったら全部自信もって答えられるという状態にしましょう。この繰り返しで、その参考書の中からどれを聞かれても答えられる状態を作ることで「一冊を完璧」にしたと言えます。
2.自分の見積もりよりは低くなる
武田塾では毎週やってきた参考書の内容を完璧に理解しているか確認するためのテストがあります。
確認テストでは80%以上で合格になりますが、元から80%を目指して本当に80%以上取れる人は非常に少ないです。
100%取ることを目指して、結果として95~90%を取る人がほとんどです。
つまり、自分の思っている完成度は見積もりが甘いことが多いです。
自分が見積もった点数と実際の点数には大きな差があるので要注意です。
本当に100%を取りたいと思うなら、120%取るくらいの気持ちでやりこむ必要があるということです。
模試や過去問であったり最終的には志望校の合否のような長期的な話になりますが、見積もりが甘いと「思ったほど取れなかったな」「自分の見積もりよりも厳しかったな」というように合否に関わることもあります。
なので、一週間の単語や文法を進める中でも完成度を意識して、志望校合格するための勉強が必要になります。
3.確認のテストをもっとしよう
一週間で進めてきた範囲の問題を一気に解いて、本当に抜けがないか定期的に完成度を確認するようにしましょう。
模試では頻度が少なく、範囲も広いため、自分が日々進めてきた範囲を正しく理解できているか確認するのが難しいケースが多いです。
最初のうちは一日の最後に解いた問題、覚えた単語を確認するなどして自分を疑う気持ちを持ちながら勉強した方が伸びることが多いです。
勉強では完璧でなければ受験には無意味になってしまいます。丁寧かつ心配する人のほうが上手くいきます!
確認のテストを行うことで、「まだ覚えていない」「まだ解けない」「まだ解答根拠を説明できない」というような小さなことにも気付けるようになります。
日々の勉強に確認テストを取り入れて、一日一日の勉強の完成度を上げましょう。
4.問題のプロセスを説明できるようにする
参考書の問題をテストして全問正解出来るというのは最低ラインのようなものです。
例えば英文法の問題集『Next Stage』などの問題を全て解けることは確かにすごいことです。
しかし、それだけでは応用が利かなく、まったく同じ問題でしか答えらえません。
そのために、参考書の問題を説明できるようなりましょう。「なんとなく」「雰囲気で」で正解しても無意味です。
「問題文から○○という情報を読み取ることができるから、△△という解き方が使える」というように、理由やプロセスを明確に人に説明できるようにして、自分より苦手な人に説明するような気持ちで解きましょう。
解説に書いてあることを丸暗記するのではなく、読んで理解して自分の言葉で説明できるようになって、初めて応用できるようになります。
参考書の問題を全問正解できるのが第一段階。わかりやすく人に説明できるのが第二段階です。
受験生のみなさんは、この第二段階まで目指してください。
まとめ
今回は参考書の完成度について紹介しました。
参考書の問題を完璧に解けるかつ説明できると完成度が高まります。
日々の勉強から参考書の完成度を上げる意識を持って取り組みましょう。
①全問題を理解する
②見積もりは厳しく
③確認テストを取り入れる
④問題のプロセスを説明できるようにする
以上のポイントをしっかりとおさえて、今日からの勉強に役立てるようにしましょう!
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