ブログをご覧の皆さん、こんにちは!伊予鉄松山市駅から徒歩3分、松山市の武田塾松山校です!
段々春も近づいてきて、新3年生のみなさんは受験まで後一年もありません。
具体的な志望校も段々イメージできてくる時期かと思います。
そんな中で、「志望大学の国語試験に漢文が含まれることに気がついた!でも、漢文は難しそうだから心配だなあ、、」と思っている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、「漢文のオススメ勉強法」についてお伝えしていきます!
漢文の試験対策の方法を知ることで、不安を払拭しましょう!
今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているのでそちらも併せてご覧ください!
漢文は、実は狙い目!?
みなさんは、漢文に対してどんなイメージを持っていますか?
・漢字がいっぱいある
・"一二点""レ点"などがあって複雑
・中国語に見えて無理
など、難しそうだと苦手意識が強い受験生が多いですよね。
しかし実は、漢文は国語の中では易しい科目です!
短期間で終わる・高得点が狙える・問題のレベルが安定している漢文は、国語の点数の稼ぎ所なんです!
漢文勉強法のポイント1!
漢文は、勉強スタートの時期が大切です!
古文読解の勉強がスタートしてから始めるのがオススメです。
その理由は、
・漢文を書き下し文にしたら古文の文章になる
・古文は省略を補いながら読む必要がある
からです。
漢文勉強法のポイント2!
次のポイントは、まずは漢字の勉強から始めることです!
漢文の漢字は現代語と違う意味を持つ場合もあります。
頻出漢字はこの段階で抑えておくようにしましょう。
この勉強は、英語でいう英単語や、古文でいう古文単語と同じような位置付けになります。
まずは基礎となる部分から押さえていきましょう。
代表的な参考書は、『漢文早覚え速答法 共通テスト対応版』です。
また、「これだけ漢字91」の部分の漢字を見て、読み方と意味を言えるようにすることがオススメです!
例)子(し)→あなた 左右(さゆう)→側近
載っていない漢字は現代の漢字から意味を類推しつつ、実際の文章でトレーニングしていきましょう。
漢文勉強法のポイント3!
漢文の文法である"句法"に取り組む前に、"返り点"と"再読文字"を事前に勉強しておくことが大切です!
使ってほしい参考書は、『ステップアップノート10漢文 句形ドリルと演習』です!
返り点が振ってある漢文を、順番通り書き下し文に並べられるレベルまで仕上げていきましょう。
同時に漢文の漢字の順番も押さえることも重要です。
漢文は英語と形が似ています。(S+V+O+C・S+V+C)
日本人にとって読みやすい順番にするために、漢文の順番を覚えることは重要です!
これによって、白文に返り点を振る問題や白文を書き下し文に直す問題が解きやすくなります。
漢文勉強法のポイント4!
"句法"は漢文で1番重要な勉強です。
オススメ参考書は、『漢文早覚え即答法』です!
"句法"とは?
「使役」「受身」などの漢文の文法です。
まずは形を覚えていきましょう!
覚えるときには、【形・読み方・意味】の3セットで覚えます。
"句法"の入試傾向としては、返り点や送り仮名が振られていない白文の状態で出題されることが多くなっています。
"句法"の対策としては、形を見つけたら「漢字の読む順番」「送り仮名を踏まえた読み」「意味」を言えるようにしておきましょう!
何回も音読して覚えるのがオススメです。
まず問題を解くのではなく、先に形を覚えるようにしましょう。
漢文勉強法のポイント5!
"漢字"と"句法"を身につけたら"読解"に入りましょう。
参考書は、『マーク式基礎問題集 漢文』からがオススメです!
読解の練習では復習方法に注意しましょう。
復習をどうするかで成績の伸びが変わります。
自分の考えていたストーリーと正解の訳を比べてみたり、1度で全ての意味を理解するのではなく数回読んで全体のストーリーを掴んでから問題を解いたりなど、工夫して復習をしましょう!
復習では"どこでストーリーがずれたのか"を確認します。
漢文のよくある構成は、
①具体的な出来事・エピソードから始まる
②最後に①から学ぶべき教訓が出てくる
という流れです。
問題では教訓が何なのかがよく問われます。
全体像を正しく把握すると漢文の問題は解きやすくなります。
教訓を抑えられているか、自分の考えたストーリーがずれてないか確認するようにしましょう。
復習のオススメ勉強法は"書き下し文の音読"です!
「漢文の読む順番」「言い回し」をリズムで覚えることができます。
音読すると白文を書き下し文にする問題の対応力UPにつながる勉強法です!
普段から音読をすると漢文のリズムが掴めるだけでなく、不自然な選択肢に気付けるようになります。
復習の段階から音読を習慣化していきましょう!
漢文勉強法のポイント6!
そして、漢詩が苦手な受験生が多い受験生が多いことから、その対策が重要になってきます。
漢詩の特徴として、例えが多いことが挙げられます。
当時の中国の状況がわからないと正確に読解できない内容が多く出題されます。
注釈を利用しながらの解釈が求められる場合や、漢詩だけでなく前半に文章がある問題もあります。
その場合には、前半の文章を理解することができれば、漢詩の内容も入ってきやすくなります。
そして、漢詩の"韻"についての問題についてです。
「五言絶句」「七言律詩」など漢詩の形や押韻のルールが問われる知識問題は、対策すれば正解することができます!
漢詩で知識を問われる問題は100%正解を目指しましょう。また、読解問題は前後の文脈や注釈から攻略しましょう!
「漢文のオススメ勉強法」まとめ
今回は、「漢文のオススメ勉強法」についてお伝えしました!
句形・句法についても読解についても、音読を通して漢文のリズムを身につけることが重要です。
一見難しい科目ですが、暗記量は少なく済むので、ぜひ得点源にしてほしい科目です!
―漢文勉強法のポイントまとめ―
- 漢文は勉強のスタート時期が大事!
- まずは漢字の勉強から!
- 句法に取り組む前に、"返り点"と"再読文字"を勉強する!
- 句法を、学ぶ!
- 読解は復習に注意!
- 漢詩に注意!
以上のポイントを押さえて、漢文で高得点を取れるよう学習していきましょう!