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【過去問の使い方】とりあえず10年は絶対ダメ!科目ごとに適した遡り方を解説

はじめに

ブログをご覧の皆さん、こんにちは!

伊予鉄松山市駅から徒歩3分、松山市の武田塾松山校です!

今回のテーマは「過去問は何年前までやるべき?」です!

人によってはAmazonなどで1~2世代前の過去問を探して15~20年やろうとどんどん振り返る人もいます。

しかし、多くの受験生が実際過去問は何年やるべきなのか悩むと思います。

そこで今回は、何年分の過去問をやるべきなのかについてお話していきたいと思います!

ぜひ、勉強の計画を立てるための参考にしてください!

また、今回紹介する内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでもお話しているので、ぜひそちらも併せて参考にしてみてください!

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政治・経済/地理の遡る範囲

科目によって遡るべき範囲は変わってきますが、政治・経済/地理などの最新の時事を含むものは5年までがオススメです!

特に政治・経済は法律などが改正されてしまうと、全然情報が変わってむしろ間違った知識を吸収してしまう可能性があるので要注意です!

例えば安倍政権が集団的自衛権を認めて合憲だという判断を下したときがあり、これまで認められなかった集団的自衛権に関する正解が変わったことがありました。

そのため集団的自衛権については安倍政権以前か以後かで変わるので注意してください!

また、地理なども共通テストのグラフの問題でGDPや諸々の数字が中国やインドなどはグンと上がっているのに対し、2005年などの入試問題では中国はまだ発展途上国でした。

このように政治・経済や地理は時代によって正解が変わるため古い過去問は使えません。

そのため政治・経済や地理などはなるべく最新のものを解くようにしましょう!

共通テストとセンター試験への取り組み

課程が違うときも注意が必要です!

共通テストやセンター試験で言うと2014年度以前と2015年度以降で変わってきて、2015年度以降は理科基礎の出題や数学Ⅰ・Aでは整数やデータと分析が出題されるようになりました。

そのため、遡りすぎてしまうと理科基礎や整数、データと分析がなくなってしまいます。

また、数Ⅲでも2014年度以前は行列だったものが2015年度以降は複素数平面に変わっています。

遡りすぎると課程が違ってくるので注意しましょう!

今共通テストの対策を考えている人で、共通テストの予想問題集などが切れてしまってセンター試験やろうかとなってくると、科目によっては全然別物のようになっているので、あまりセンター試験対策をしたところで仕方ないです。

さらにセンター試験は共通テストよりも簡単なため、練習で解くことはアリですが、センター試験で取れて油断してしまう人がいます。

勘違いしないように、そして遡りすぎないようにしましょう!

一般入試の傾向の変化

続いて一般入試のお話をしていきたいと思います。

私立の過去問をAmazonで遡れますが、どこまで遡れば良いかというとこれも科目によって変わりますが10年くらいが境目になってきます。

10年やる中でも傾向は変わってきます。

多くの大学が遡るほど易しいと感じることが多いと思います。

特に私立の場合、昔の英語はボリュームが少なくて余裕があります。

しかし、それで余裕だと思って解いてみると英文が難しい場合があります。

今のトレンドは多読なので共通テストを見ればわかりますが、文量が徐々に増えてきています。

その代わり難易度の高い文は昔に比べれば減っているというのが最近の英語の特徴です。

また、昔の問題は発音・アクセントや会話表現など攻めどころが違っていました。

文法も細かく難しい問題が多く出題される傾向でしたが、今は日常で使える英語が主流になってきています。

国語に関してはあまり大きな変化はない科目です。

歴史は遡るべき

歴史に関してはどんどん遡った方が良いです!

これはなぜかと言うと作問者が過去問を参照しているらしいからです!

「昔にこんなものを出していたのか、久しぶりに出してみよう」というような感じだったり、「何だ、この難単語は?結構前に出ていたやつだ!」という流れで出題されたりと、同じ難単語でも出にくいものと頻出の難単語があります。

そのため、しっかりと過去問を遡っていないと取れなかったであろうという難単語があるので、歴史に関しては積極的に遡ることをオススメします!

英語は幅広い学部をやる

英語は昔と今では全然違います。

そのため、どうしても英語の過去問をたくさん解きたいと思って10年以上前などにかなり遡って「赤本手に入らないです」と相談しに来る人もいますが、そこまでやらなくて大丈夫です!

それなら違う学部の最新のものの方が良いです。

同じ1つの学部を20年分解くよりも志望校で10年分、各学部で最新の5年分を解くと効果的です。

科目ごとにテーマやトレンドを把握してやろう

数学や理科に関しても課程の変化さえなければ、どんどん積極的に遡っても大丈夫です!

『難関校過去問シリーズ』なども通用すると思います。

英語も難しいですが、大学ならではの問題もあります。

例えば東大なら第1問目は絶対に要約が出ますが、他に要約問題が出題される大学を探すのが大変なので、そこの大問だけをずっと遡るのは良いです。

ただ、一般的な長文の問題などの対策なら似ている傾向の別の学部などの方が良いと思います。

特に長文に関しては各大学がトレンドに合わせたテーマを持ってくるので、去年のものや別の学部など最新のテーマに沿ったものを解いた方が、もしかすると同じようなテーマが出てきたときに有利に戦うことができます!

ジェンダー論やAI、コロナウイルスなどの最新のテーマは『難関大合格に必須の最新テーマ20 FINAL時事英語』でも学ぶことができますが、最新のテーマに沿っているという意味でもやはり新しいものをやることをオススメします!

まとめ

今回は、過去問は何年分やるべきなのかについての紹介でした!

まず、過去問を遡る量には注意しましょう!

時代の流れや情勢によって正解・不正解が変わることもあります!

科目ごとに傾向を把握して調整していきましょう! 頑張ってください!

また。武田塾では無料受験相談を行っています。

もし今回のブログを観て不安や焦りを感じた人は、ぜひお近くの校舎までお越しください!

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