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最もコスパのいい科目!?漢文の勉強法とおすすめの参考書を紹介!!

こんにちは!

松山市駅から徒歩3分「武田塾 松山校」です!

今回は漢文の対策について紹介します!

漢文といわれると、漢字がズラッと並んでいて

何言っているのかわからない

見るだけで拒絶反応が出るという方も

いらっしゃるのではないかと思います。

ですが、実は

 漢文は最もコスパがいい科目

といっても過言ではありません。

漢文は古文の文法をある程度身に着けたうえで勉強すると

他の科目と比べても短い時間で高得点を狙えます。

具体的には、武田塾のペースだと

1日1時間の勉強を3ヶ月続ければ漢文は仕上がります。

漢文だけに集中して頑張れば、

1週間以内に仕上げることができる科目ともいわれます。

漢文ができないと焦っている受験生も段階を追えば、

今(11月)からでも挽回可能です!

今回はそんな漢文の勉強法について紹介しますので、

みなさんもぜひ実践して

「漢文は短期間で得点が伸びる」

を実感してもらいたいです!

 

漢文の勉強は古文の読解がある程度解けるようになってから

早速漢文の勉強法を!といきたいところですが、

漢文は古文の前提知識がない状態で勉強すると苦戦します。

なぜなら入試で出る漢文は日本語(古文)の文法を基にして

読む文章だからです。

 たいていの漢文の入試問題は

純粋な漢字だけの漢文(白文)ではなく、

返り点(漢字の読む順番を示す記号)や送りがながふられています。

この返り点や送りがなは

昔の日本の文章である古文に基づいています。

そのため古文の文法を習得しておくことで、

漢文も読みやすくなります。

ちなみに返り点や送りがなを用いて、

日本語(古文)の文章に直したものを

書き下し文といいます。

入試では返り点や送りがながふられた白文を

書き下し文に直す問題と

それを日本語に訳す問題がよく出ます。

 

 

漢文の具体的な勉強法

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以上を踏まえた上で、早速本題に入りましょう!

漢文における勉強法のポイントは大きく3つです!

 

①区法を覚える

私が漢文において最も得点源となるのが「区法」だと思います。

入試問題の漢文中の傍線部には十中八九「区法」が隠されています。

この「区法」本当に理解してますよね?

と言わんばかりに「区法」の問題は繰り返し出題されます。

そのため、「区法」を覚えておけば確実に得点源になります。

 

区法を覚えるといっても覚える要素は一つだけではありません。

 

■区法で覚える要素

 1.区法に使われる漢字を覚える

   例えば受身形に使われる漢字であれば「見・被・為・所」

   を覚えておく必要があります。

 2.漢字の読み・漢字以外の読みを覚える

   使役形では「しム」という漢字とその送り仮名の読みだけでなく

   助動詞の直下の名詞に「ヲシテ」目的語に「ヲ/ニ」という

   送り仮名を送る必要があります。

 3.意味を覚える

   受身形であれば「~される」という意味を覚える必要があります。

 4.読む順番を覚える

   具体的には、返り点の位置を覚える必要があります。

 5.訳し方を覚える

   否定形は文字通りの「否定」を意味しますが、

   訳し方には少しこだわる必要があります。

   「無」は「~がない」と訳しますが、

   「非」は「~ではない」と訳します。

 

覚える要素にもこれほどバリエーションがあるので

入試問題で出題されやすいのもうなずけます。

それぞれの句形で1~5のうち難しいポイントが異なり

そのため、入試問題で狙われやすいポイントも異なります。

これらの要素を意識しながら覚えることで

入試問題にも対応できるようになります。

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区法を覚えるのに、とても役に立つ参考書が漢文早覚え即答法です。

漢文早覚え即答法ではよく出る10パターンの読みの

正しい順番・意味・訳し方を覚えることができます。

2でも説明したように漢文では

漢字以外の書いていない部分の読みも補う必要があります。

漢文早覚え即答法では漢字以外の読みをいがよみと略して

詳しく解説してくれます!

 

②漢字を覚える

漢文を読むにあたって、

必要な漢字を覚えておくだけで圧倒的に読みやすくなります!

 

具体的に漢字を覚えておくと主に次のようなメリットがあります。

・登場人物の身分や立場が分かる

・漢字の読み方が分かると読みやすい

・物語の季節や時間帯が分かる

・筆者の意見がどこに書かれているのかがわかる

 

そもそも漢字が分かっていないと解けない問題もあるので、

句形と同じく必ず覚えておく必要があります。

頻出の漢字は出てくる度に先生教えてもらうことがあると思います。

しかし、それらを一覧にしたものが学校で配られることはめったになく

どうやって勉強するのか困るところです。

そこで、おすすめなのが漢文早覚え即答法

先ほども紹介したこの参考書には、

句形だけでなく、厳選された頻出漢字92個の一覧があるのです!!

おすすめできる一冊となっております。

 

ですが、頻出の漢字を完璧にしたとしても

分からない漢字もたまに出題されます。

そんな時に有効なのが

分からない漢字が含まれた熟語を列挙してみて、

意味を推測する方法です。

列挙した熟語の中で文脈に合致しそうな意味を当てはめて読むと、

文の意味が通ることがかなりあります。

現代語訳でも役に立つ裏技なのでぜひ使ってみてください!

 

③音読をして語句の順番を掴む

漢文において意外となおざりにされやすいのが読む順番です。

漢文の語順は文章の根幹に関わるものです。

簡単な例をあげてみます。

次の二つの文章の意味を考えてみてください!

  ①我愛

  ②愛我

みなさん分かりましたか?

まず動詞になりえる漢字を考えます。

「愛する」という動詞が浮かぶでしょう。

①は動詞「愛」の前に名詞「我」が来ている場合で、

この場合、名詞は主語となります。

よって意味は「私が愛する」です。

一方、②は動詞「愛」の後ろに名詞「我」が来ています。

この場合、名詞は目的語にあたります。

よって意味は「私を愛する」になります。

 

語順が変わるだけでこれだけ意味も変わるのです!

返り点があれば読めると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

返り点をあえて省略して、返り点を補う問題が出題されることも

決して少なくありません。

句形で順番が分かる問題もあれば、

そうでない問題もあります。

ですから、返り点がなくても読む順番が

分かるように勉強しておく必要があります。

 

ではどのようにして読む順番を身に付けるのか。

 

武田塾では

主語・述語・目的語・補語を意識しながら漢文を音読する

ことをおすすめしています。

漢文は英語と語順が似ており

主語・述語・目的語・補語を意識しながら

音読することで、それを実感できると思います。

音読を繰り返すと、漢文の語順に慣れることができます。

繰り返し読むことで句形の語順も自然と覚えられます。

極めると漢文を返り読みせず、上から下に読めるようになり

読む速度も飛躍的に上がります!

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音読することで

問題も解けるようになり、読む速度も上がる。

まさに一石二鳥です!

ぜひ長い漢文は5回、短い漢文は10回程度音読してみてほしいです!

 

最後に、今回紹介した語順についてより詳しく知りたいという方には

漢文ステップアップノート10がおすすめです!

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