みなさん、こんにちは!
松山市駅から徒歩3分「武田塾 松山校」です!
今回は、現在高校1、2年生、そして中学生のみなさん必読!!
来年度から変わる、高校生の新しい教科書についてです!
なぜ必読なのか・・・
改訂に伴い、大学入学試験の試験範囲の変更が予想されているためです!
今回は特に大きな改訂があった、国語、数学、英語の3教科をご紹介します!
それでは早速、先取りしていきましょう!
なぜ教科書の内容が変わるの?
学校教育は「学習指導要領」というものに則って、教育活動を行っています。
みなさんの教科書や時間割は、これを基に作られています。
●「学習指導要領」とは?
全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です。
およそ10年に1度改訂し、それに合わせて教科書の内容も変更します。
●どうして改訂するの?
グローバル化や急速な情報化、技術革新など、社会の変化を見据えて、みなさんがこれから生きていくために必要な資質や能力について見直しを行う必要があるためです。
●いつから改訂されるの?
新しい学習指導要領は2022年度からスタートします。
しかし2019年度から移行期間として先行スタートしている学校もあるかと思います。各学校が内容を読み取りつつ、学校の状況に合わせて教育課程を組んでいきます。
参考:「今後の学習指導要領改訂スケジュール」(文部科学省HPより)https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/08/29/1376580_3.pdf
どんな風に教科書が変わるの?具体的にご紹介!
今回の改訂は、
明治維新以来の大改革とも言われるほど、各学校で大きな変化がありました。
出典:文部科学省「高等学校学習指導要領の改訂のポイント」p4より
国語・・・「現代の国語」「言語文化」「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探究」 |
こちらの表から分かるように、特に国語で多くの変更点があります。
それでは、国語、数学、英語、3教科の具体的な内容をご紹介していきます!
<国語>
国語の改訂の大きなポイントは、
現行の「国語総合」が廃止され、「現代の国語」「現代文化」の2科目の必修科目の新設されること、
そして「古典探求」が設けられることにより、古典A、Bがなくなることです。
参考:文部科学省【国語編】高等学校学習指導要領 p11より
必履修科目の「現代の国語」「現代文化」の新設により、「話すこと・聞くこと」「書くこと」を強化する授業時数を増やし、思考力,判断力,表現力を伸ばしていく狙いがあります。
「現代の国語」は1年生で履修することが想定され、論理的な文章や実用的な文章を扱います。
また、2年次以降に想定されている「論理国語」はその名の通り、論理的な文章や実用的な文章が想定されています。そのため、この二つは現代文の中でも「論理性」の高い科目であり、そこに「書く」時間が大幅に割かれていることになります。「古典研究」でも、言語活動例として「論述・発表・創作・随筆」など、書くことが多い内容となっています。
現行の制度から大きく変わる国語ですが、これまでの「読む」ことが中心になっていた学習スタイルから「話す」「書く」の割合が大幅に増えたといえます。急速に情報化が進展する社会において,様々な媒体の中から必要な情報を取り出したり,情報同士の関係を分かりやすく整理したり,発信したい情報を様々な手段で表現したりする力を高めていくようです。
<数学>
数学の改訂の大きなポイントは、数学Cの新設です。
・現行の「数学Ⅲ」(平面上の曲線と複素数平面),「数学B」(ベクトル),「数学活用」の内容の一部を移行して「数学C」に移行します。
参考:文部科学省【数学編 理数編】高等学校学習指導要領 p10より
数学は全体的に統計学の色を強めた形となりました。これまで必須学習単元となっていた「データの分析」に加えて、数学Bではほとんど入試の出題範囲からは外れていた「確率分布と統計的な推測」が数学Bで必須化されます。数学ⅠAⅡBⅢの5分野体制から、再び旧課程と同様の、数学ⅠAⅡBⅢCの6分野体制に戻ります。
2022年度より実施の新課程では、再び数学ⅠAⅡBⅢCの6分野構成に戻り、現行課程では数学Bにある「ベクトル」および数学Ⅲにある「複素数平面」「式と曲線」が新課程の数学Cに移行します。これにより、「ベクトル」は文系の学生のほとんどが学ばなくなってしまい、理系学生のみが学ぶこととなります。
<英語>
英語の改訂のいちばんの大きなポイントは、国際基準であるCEFR(セファール)を参考に、「〇〇することができる」という到達目標が設定されたことです。小中高等学校を通じて「何が出来るようになるか」という観点から、5つの領域を目標を設定していることです。国際標準であるCEFRに沿った学習に取り組むことが、総合的な英語力を伸ばすことにも繋がり、志望大学が入学者に求める英語能力を証明してくれることになります。
※CEFR(通称セファール):(Common European Framework of Reference for Languages/ ヨーロッパ言語共通参照枠)とは、「その言語を使って何ができるか」を測る、言語能力の熟達度を測る国際的な尺度です。
~5つの領域~ |
また、現行の「英語表現」や「英語会話」は、「論理・表現」I~IIIに替わるのも大きなポイントです。交渉やスピーチ、プレゼンテーション、ディベート、ディスカッションといった言語活動を通して、英語による発信力を強化していく科目です。
新学習指導要領の英語学習では、これまでの「理解する」「表現する」という単に受け手となったり送り手となったりする単方向のコミュニケーションだけではなく,「伝え合う」という双方向のコミュニケーションも重視した学習内容になっていくようです。
まとめ
今回の新学習指導要領では、グローバル化や急速な情報化、技術革新など、社会の変化を見据えて、みなさんがこれから生きていくために必要な資質や能力をいっそう伸ばしていく内容になっています。
今回の大改訂を受けて各大学がそれぞれの入学試験の試験範囲を変更していくことが予想されます。
「武田塾松山校」では、新学習指導要領を踏まえ、みなさんを全力でサポートしていきます!
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