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浪人生が陥りがちな英文法の落とし穴2選【油断大敵】

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こんにちは、武田塾松戸校です。

新年度も始まり、浪人生の人は予備校で新しく勉強を始めている人も多いかと思います。

「文法は学校の授業でも習ったから今年は勉強しなくてもいいや」そんなことを実は思ってはいませんか?

今回のテーマは浪人生が陥りがちな英文法の落とし穴2選です。

 

文型

文型は本来なら高校1年生の最初に習うはずの基礎中の基礎ですが、学校で習っていないこともあるようです。

文章がSVで始まることを分かっている人は多いですが、SVOO(第4文型)やSVOC(第5文型)だときちんと理解できていない人が見受けられます。

また、そもそも形容詞と副詞の違いといった一見どうでもいい内容が抜けていたりする場合もあります。

例えばsad(悲しいという意味の形容詞)とsadly(悲しんでという意味の副詞)は日本語で考えるとあまり意味には差がなく区別する必要性も低いようにも思えます。

では 「He made her ( ).」という文章にはどちらを入れるどうでしょうか?

makeは第5文型を取るのでこの場合( )に入れるのはsadです。補語になれるのは名詞か形容詞なので副詞は選択できません。

日本語と英語は文構造も違うので日本語の感覚では英文法は解けません。

 

準動詞

準動詞は動名詞、不定詞、分詞を指します。こちらは塊で名詞や形容詞になるということがイマイチ掴めていない人が多いです。

さて、当たり前ですが文章が長くなると難易度は上がります。

Protecting the right to freedom of expression was not easy.
表現の自由を守ることは容易くはなかった。

Protecting the right to freedom of expression in these countries was not easy.
これらの国で表現の自由を守ることは容易くはなかった。

Protecting the right to freedom of expression in these countries belonging to the former Eastern Bloc was not easy.
これら旧東側国家で表現の自由を守ることは容易くはなかった。 

同じing形でも、protectingは動名詞ですがbelongingは現在分詞です。toは名詞の前にあるので前置詞です。
下の文章になるにつれて修飾語が増えて主語が長くなり、読みにくくなったはずです。
単なる英単語から日本語への当てはめだけでは文章を正確に読解することはできません。

 

文法の学び直しにオススメの参考書

いくつか例題を出してみましたがすらすら解けたでしょうか?

文法を正しく理解していないと構文解釈や長文読解に支障をきたします。

文法初学者や文法をやり直しする人には『大岩の一番はじめの英文法(超基礎英文法編)』がオススメです。

こちらは25題のテーマに分かれた講義と演習問題で構成されています。他の一般的な文法解説書と比較すると収録問題数は厳選されているので、集中して取り組めば1週間や2週間でこなせます。

関係詞や比較といった受験生が躓きやすい分野もとても詳しく説明されているので、授業を聞いても理解できなかったり他の参考書に手を出すも挫折してしまった人にこそ使って欲しい参考書です。

しかし、連鎖関係代名詞などの少し細かい論点は扱っていないのでこれ1冊で難関大合格に必要な文法の全てのインプットを完璧にすることはできません。

その際は『Evergreen』『FACTBOOK』などの講義形参考書で補っていきましょう。

また、『Next Stage』、『Vintage』、『UPGRADE』などはアウトプット用の文法の問題集なのでこちらで文法のやり直しすることは推奨できません。

残念ながら文法を正しく理解していないまま演習を積んでも、ただその問題が解けるだけで模試や過去問で初見の問題を正解できるようにはなりません。

 

今回のまとめ

できると思って勘違いしているところはたくさんあるはずなので、英文法の理解に少しでも不安なことがあるならば浪人生でも恥ずかしからずに最初の基礎から見直すのがオススメです!

少しでも不安があるのであれば気軽に無料受験相談へ行ってみましょう。

無料受験相談

武田塾とは?

武田塾は「授業をしない」という独自のスタイルで、偏差値30台・E判定からでも短期間で難関大学に逆転合格を可能にする予備校です。

校舎にて行われる特訓は「先生1名:生徒1名」の完全個別指導。1週間の自習計画を作成し、どのように進めていくか勉強のやり方を指導します。1週間後に自習内容の定着を確認する確認テストをテストを行い、そのテスト結果をもとに次の1週間の自習計画・宿題を作成します。

成績を上げるには自習が一番良い」という考えで、生徒自身が一人で効率よく勉強できるようになることを目標にしています

 

なぜ授業を行わないのか?

そもそもなぜ授業を行わないのかというところからお話しします。
結論から言うと、授業を受けるだけでは成績を上げるのが難しいからです。
高校では、1年間で概ね1000時間もの授業を受けます。
「こんなにも長い時間授業を受けているのか!?」と驚かれたと思います。
しかし年間1000時間授業を受けても、その分成績が上がったとなかなか実感できないですよね。

 

なぜ成績が上がらないのか?

年間1000時間も授業を受けているのに、なぜ成績が上がらない理由はなんでしょうか?
それは、勉強が「わかる」の段階で終わってしまっているからです。
多くの人が、授業を受けて「わかった」状態になり、解けるようになった気になってそのまま次に進んでしまっているのです。

 

どうしたら成績が上がるのか?

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学習には、わかる→やってみる→できる、の3つの段階を踏むことが重要です。

授業を受けて(わかる)、復習を行い(やってみる)その後同じ問題や類題を自力で解けるようになる(できる)まで繰り返す。この一連のサイクルが習慣付いている人は、成績が上がっていきます。

そして武田塾では、日々「完璧にできる」ようになるまで徹底的に勉強してもらいます。

この「完璧にできる」ようになるということが非常に重要で、1つのミスが命取りになる難関大学受験においては、日々の学習の完成度を完璧にするか否かで合否が分かれます。

武田塾 こんな方におススメ!

自分一人だとサボってしまいそうな人
・勉強の方法がわからない人
・大手の塾や予備校に通ったけど、伸びなかった人
・短期間で成績を上げたい人

こちらの4つにあてはまる方、ぜひ武田塾の無料受験相談にお越しください。

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