こんにちは
休校の影響で例年よりも
遅いスタートになりましたが、
今年もいよいよ夏休みですね。
夏休みに何をどのように勉強するのか、
夏休み後の勉強はどのようにするのか、
計画は立っているでしょうか。
今回は、国公立大学の中でも
特に難関とされる医学部や旧帝大
といった大学を志望している受験生
のみなさんに合格に必要な勉強の一端を
紹介したいと思います。
医学部・旧帝大受験には何が必要？
医学部や旧帝大に合格するために
必要な勉強としてみなさんは
一番に何を思い浮かべるでしょうか。
多くの方が「二次試験対策」
「応用・発展的な勉強」と答える
かと思います。
しかし、本当にそれだけで
合格できるでしょうか。 答えは「NO」です。
どれだけ二次試験に対応できる学力を
持っていたとしても共通テストの点数が
低ければ合格できる可能性はグッと
下がってしまいますし、
どんなに難しい問題を解くチカラがあった
としても基礎的標準的な問題を落として
しまったら他の受験生に差を付けられて
しまいます。
国公立の医学部や旧帝大の受験は、
当然ですが、高い学力を持った
受験生同士の戦いです。そうなると、
必然的に自分自身と他の受験生の
学力差は小さいために基礎的な設問を
落としてしまうなどの初歩的なミスが
致命的な結果につながってしまったり、
共通テストでのビハインドを二次試験で
挽回することが難しくなったりします。
それゆえ、共通テストに向けた万全の
対策をすることや、基礎的な知識に
抜け漏れ落ちがない状態をつくっていく
ことが医学部や難関大学の受験にこそ必要です。
バランスが大事！！偏った勉強では通用しない！！
では具体的に共通テストの科目のバランスは
どのように考えればいいのでしょうか。
医学部や難関大学では5教科全てを
フルセットで受験しなければならないので、
バランスが非常に大切です。
「理系だから国語は嫌い」
「社会科目なんて12月からやれば間に合う」
巷ではこのようなことが言われたりもしますが、
理系の受験生は特に意識してこの2科目に
取り組むべきです。
理系では、英語・数学・理科は二次試験でも
課されるために意識しなくとも普段から
勉強しているかと思いますが、
共通テストでしか使わない教科・科目に関しては
なかなか勉強できていないのではないかと思います。
決して理系の受験生が長い時間国語や社会を
勉強することを勧めているのではなくて、
「あとでいいや」
「二次で挽回するからやらなくていいや」
と思って勉強をほとんどしなかったり短期間で
無理して勉強しようとしたりすることにならないで
欲しいということです。
今年から従来のセンター試験が共通テストに変わり
二次試験でも課される「英語（リーディング）」
の配点が200点から半分の100点になりました。
しかし、2次試験で課されない「国語」の配点は
200点のままです。
つまり、二次試験対策で補えていた共通テストの
配点のうち100点分がなくなってしまったのです。
今年は特に過去問のない中での戦いですので、
共通テスト対策をしたか否かによる差は
とても大きな差につながります。
そういった意味からも、二次試験で使う科目に力点を
置きつつも共通テストでしか使わない科目の
勉強も早期から学習をすることが
合格には必要であると考えます。
また、医学部の受験では共通テスト、
特に国語や社会の得点が高いと出願時に
出願校の選択肢が広がります。
共通テストボーダーがどの大学も高くかつ
足切りを実施する大学も多いので、
共通テストでの80%～85%以上の得点は
合格に必要な「資格試験」のような側面も
持ち合わせています。
もう一つ、基礎力の充実も合格には
必要だと考えます。
例えば、数学の問題で最初の計算
を間違えてしまった場合、
考え方があっていたとしてもその後の小問や過程
での得点は計算ミスをしなかった人に比べれば
少なくなってしまいます。
理科（化学・生物）や社会の問題で各大問にある
用語を聞くだけの問題を落とした場合も他の多くの
受験生はその問題を正解するので、
結果として合否に直結するミスになってしまいます。
このように、一見すると小さなミスがそれまでに
してきた難しい問題を解けるようにする勉強を
無にしてしまうこともありえます。
そのため、確固たる基礎力を身につけられるような
勉強（教科書や講義系参考書をルーティーンとして何周も読み込むなど）
もまた必要になってくるといえます。
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