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【山内先生のブログ】バイアスがかかることを防ぐには

みなさんこんにちは。

武田塾甲府校講師の山内です。

九州地方で大雨になっていますね。

この数年毎年のように大きな水害が発生しています。

特別警報が当たり前のような世の中に

なってきてしまっています。

ここ山梨も水害は他人事ではありません。

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僕は大学で構造物や都市の構造、

防災などについて勉強しています。

西日本豪雨の際に大きな被害を受けた倉敷市真備町と

甲府盆地は非常に似た地形で、水害によって

大きな被害が発生しやすいそうです。

今一度ご家庭にあるハザードマップで

避難場所を確認したり、家族と連絡方法を

確認したりしておくといざという時に

役立つと思います。

防災と受験勉強は似ている!?

防災と受験勉強というのは少しだけ似ています。

災い(志望校に落ちる)のを防ぐとまで言うと

少しこじつけが過ぎるでしょうか。

人間には思い込みというものがあります。

これを心理学などの用語でバイアスといいます。

これはある考え方に偏って執着してしまうことです。

災害心理学で良く取り扱われるバイアスが

「正常性バイアス」「集団同調性バイアス」です。

「正常性バイアス」とは人間が予期しない事態に

対峙した時、「ありえない」とか「自分は大丈夫だ」

という先入観によって都合の悪い情報を無視したり、

過小評価したりしてしまう心理状態のことです。

これは異常事態や過度のストレスから

心の平穏を守る正常な働きです。

次に「集団同調性バイアス」とは自分以外に

大勢の人がいるととりあえず

周りに合わせようとする心理状態のことを言います。

正常性バイアスによって地震が発生した時に

「ここまで津波はこないだろう」とか大雨の時に

「前回も警報が出たけど何とも

なかったから今回も大丈夫だろう」という心理状態に

なってしまった結果逃げ遅れて

犠牲になってしまう人が多くいます。

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また、集団同調性バイアスでは「他の人が誰も

避難していないから避難しないでおこう」とか

ハザードマップだと避難している場所は

浸水しそうだけどみんながいるからそこに避難しよう」

といった状況に陥ってしまうことがあります。

受験勉強でも同様に

「成績がすごく悪かったけど今回たまたま

成績が悪かっただけだから大丈夫だ」という

正常性バイアスが働いてしまう事や

「周りのみんなが勉強していないから

まだ受験勉強しなくても大丈夫だ」という

集団同調性バイアスが働いてしまうことがあります。

バイアスがかかってしまうことを防ぐには?

バイアスがかかってしまうことを防ぐには

正しい知識を身につけることと

訓練や練習を通して経験を積むことが挙げられます。

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受験勉強でも志望校の難易度や自分自身の

今の実力を正しく知ることで、たとえ周りが

受験勉強をしていなかったとしても

勉強の必要性がわかってバイアスが

かかりにくくなると思います。

また、模試を受験することで

実際の入試の練習にもなります。

今年は模試がコロナウイルスの影響で

かなりスケジュールが変わってきていますが、

模試は自分自身の実力を客観的に

正しく知ることの出来るとても良い機会なので

調べて出来る限り受験するようにしてください。

分からないことがあれば気軽に講師に聞いてみてください。

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