皆さん、こんにちは。
武田塾岸和田校です!
いきなりですが、受験で社会科目が必要な方はどの科目で受験するか決めましたか?
「まだ高校3年生になっていないし、深く考えていないという方がほとんどだと思います。」
正直、今はそれでも全然問題ないです。
私自身、受験の社会科目を決定したのは6月頃とかなり遅かったのです。
ですが、遅れた分かなり大変でした、、、
皆さんには出来る限り、早く決定して欲しいと思います。
そのため、今回は社会科目についてお話ししていきます!
その中でも、「政治経済」についてお話しますので、最後までお付き合いください!
それでは、始めていきましょう!
はじめに
そもそも、社会の受験科目で「政治経済」なんて考えていないという方がほとんどだと思います。
実際、大抵の人は「日本史」か「世界史」のどちらにするかで悩みます。
それに、徐々に徐々に「政治経済」で受験できる大学が少なくなってきているのが事実です。
そのため、「政治経済」で受験するメリットはあまり多くありません。
しかし、それでも「政治経済」で受験を考える受験生の方は一定数います。
実は私もその一人でした。
なので今回は、「政治経済」での受験を考えている方に向けての記事を書くことにしました。
最初に言うと、政治経済は他の社会科目(日本史、世界史)と比べて全く気色が違います。
具体的にどのように違うのか?
それを今から説明しようと思います。
そして、最後に何故私が「政治経済」の勉強を皆さんにして欲しいかのお話をします。
では、説明していきます!
語句を聞いてくる一問一答問題は少ない。
そうなんです。
政治経済では日本史や世界史のような語句を選ぶ一問一答問題は非常に少ないです。
例えば、Q:1526年に成立した、インド史上最大のイスラーム国家はなにか? A:ムガル帝国
上記のようは問題はないということです。
政治経済では、出題される語句と、その語句の説明文があってるものはどれかを聞いてきます。
例えば、Q:日本における参政権についての記述として最も適当なものを選べ。
①地方自治体の長については、憲法上、その地方自治体の住民による直接選挙が保障されている。
②衆議院議員選挙では、永住資格を有する在日外国人も選挙権をもつ。
③参議院議員選挙では、成年の国民が被選挙権をもつ。
④条約の批准については、憲法上、成年の国民による国民投票が保障されている。
A:①
上記のように出題されます。
そのため、語句だけを覚えていても何の効力も得られないのです。
政治経済では、その語句に対する予備知識や深い知識まで有していないと選択肢を選びにくいです。
何度も繰り返し参考書を読み、その中でも黒字の部分の知識も定着させることが政治経済の近道だと思います。
勉強の範囲が他の社会教科よりもすくない
この見出しだけを見ると喜ぶ方もいるかもしれません。
しかし、範囲が他の社会科目よりも少ないということは、他の教科よりもより深い専門知識が必要になるということです。
範囲が狭い日本史や世界史のように広く浅く出題されるのではなく、狭く深く出題されるのです。
なので、結局のところ勉強量は他の社会科目とさほど大差ありません。
政治経済は語句や出来事、条約に裁判の名前そして年号など覚えることは多いです。
その上で予備知識を蓄える必要があるので、なかなかタフな教科です。
プラスアルファで時事問題なども出題されます。
そのため、新聞や雑誌とニュースにもしっかり目を通しておかないといけません。
教材は参考書のみではないという事です。
ですので、勉強方法も他の社会的とは異なってきます。
グラフの読み取りや計算問題がある
政治経済というくらいですから、もちろん経済の範囲も出ます。
そして、経済となると計算問題も出題されます。
まず、グラフの読み取りで言うと、日本の物価変動率を読み取るものや需要供給曲線の読み取りなど様々あります。
計算では、日本の赤字国債の算出やGDPの計算、輸入・輸出のときに起こる中間生産物の計算などです。
正直、グラフの読み取りはコツさえ掴んでしまえば問題ないですが、計算となると公式を覚え、繰り返し練習しないといけません。
そのため、一度つまづいてしまうと後にかなり響いてきます。
なので、計算問題はやっておく事をお勧めします。
何故、政治経済の勉強をしてほしいのか
ここからは受験科目の「政治経済」とは逸脱した話になってきます。
ただ、私が「政治経済」に興味・関心を皆さんに持ってほしいという話です。
つい先日から、全世界に影響を与えるような出来事が起こっています。
ニュースを頻繁に見ている方ならわかると思います。
そうです。ロシアによるウクライナ侵攻です。
ネットやテレビのニュースでも大々的に取り上げられています。
そんな中で、色んな方のツイートを見て思ったことがあります。
それは、あまりにも国際的な歴史や背景を知らない人が多いという事です。
この出来事に関心はあるが、「NATOとロシアの関係性がわからない。」という人がいて驚きました。
確かに、学校の授業で「政治経済」を取っていない方もいます。
しかし、誤解を恐れずに言うなら、上記のような疑問が生まれるのははある程度の国際的な常識を知らない故だと思います。
特に、言語系、国際系の学部を志望されている方は、そういった国際間の時代背景や文化、宗教問題は知っておくべきです。
もしかすると、あなたの発言が意図せず相手を傷つけるかもしれません。
皆さんに、「政治経済」で受験をしてほしいわけではありません。
しかし、「政治経済」から学べることは非常に多いです。
日本史や世界史も魅力的な科目です。特に歴史が好きな人からすれば、より魅力的でしょう。
ただ、「政治経済」を勉強すれば、いま世界で起こっている事やニュースの内容を理解しやすくなります。
社会に出たり、大学でも討論会やディベートの際に、そういった社会的・国際的な知識は必要となってきます。
ですので、皆さんには「政治経済」の勉強を少しでも良いので頑張って欲しいと思っています!
学校で出来ないという方は、受験勉強の時間を割いてまで「政治経済」を自習しろとは言いません!
新聞を読んだりすることも、立派な勉強です。
それに、ニューヨークタイムズなどの英紙で読むのも面白いかもしれません。
英語の長文勉強をしながら、政治経済にもふれることができます。
なので、もしよければ「政治経済」に興味を持ってください!
まとめ
以上が大まかな政治経済の問題の特徴です!
政治経済は日本史と世界史と同様に人物名や戦争の名前、条約の名前に裁判の名前そしてそれらの年号や計算式の公式など覚えないといけないことが山ほどあります。ここに書いたのはまだ氷山の一角に過ぎません。
始めにも書いた通りかなりタフな科目です。
しかし、政治経済を勉強してからテレビや新聞などでニュースをみると、今までとは違った角度でニュースを見ることができるようになるので、自分にとってかなりプラスになります!
なので、覚えることは多いですがかなり面白い教科だと思うので、政治経済で受験を考えている人は楽しんで勉強してください!
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