こんにちは!
武田塾金沢文庫校のSです。
今回は『速読勉強術』と呼ばれる勉強法についてお伝えします!
「暗記が苦手でやる気が出ない」
「部活が忙しくて勉強時間が全然取れない」
という人にオススメしたい勉強方法です。
簡単にいうと「限られた短い時間の中で、何度も反復することで暗記を定着させる」ということなのですが....
詳しいポイントや具体的な方法を以下で見ていきましょう!
1. 大切なのは大量回転
まず大前提として、人間の脳は、せっかく本や参考書を読んだりして知識を得たとしても、すぐに忘れてしまうようにできています。
時間が経てば経つほど、忘れてしまいます。
つまり、本を読むのは時間・忘却との戦いとも言えるんです。
例えば本を最初からじっくりと時間をかけて読もうとすると、
”途中まで読んだところで最初の方の内容を忘れてしまい、また最初から読み直す”
という作業の繰り返しをしがちですが、これは時間の無駄です。
1回目は、じっくり時間をかけて理解するというよりも、ざっと目を通し、全体を把握する感覚で読んでしまいましょう。
特に受験生は、限られた時間の中で勉強となります。
なので、記憶が薄れないうちに素早くテキストを網羅し、何度も反復することで記憶を強固なものにし、より発展的な問題に取り組んでいく必要があります。
次に、何度も読み込むことについてです。
何周もすることで読むスピードが速くなり、さらに満遍なくテキストの知識を読むことができます。
1回目に読んだときには大事だと気付いてなかった事項に2週目で気付いたり、逆に1周目の途中でつまずいたところを2週目で読み直したらすぐに理解できたという事もあると思います。
1周するだけでは気付かなかったことが、何周もすることで知識が結びついてくるんです。
また何周も読むうちに認識力が身に付き、より早く必要な知識を認識できるようになったり、全体を系統だてて把握できるようになり、理解度も高まっていきます!
2. 速読における「時間の使い分け」?
読む時間は、
① 認識する時間
② 思い出す時間
③ 滞在する時間
の3つに分ける事ができます。
① 認識する時間は、文字の羅列をみて、それが何を指すかを理解する時間です。
これは、文字を太く、大きくしたり、マーカーなどの色による強調などにより、視覚的に読みやすくすることで実現します。
② 思い出す時間とは、文字を認識してからそれが既に知っている文字のどれに該当するかを思い出す時間のことです。
これについては、高速大量回転を繰り返すことで、キーワードや挿絵を見ただけでページ全体の内容が思い出せるという状態になります。
③ 滞在する時間とは、未知の単語や、抽象的な説明を見たときに、頭がフリーズし、不安に駆られ、回転が鈍ってしまう時間のことです。
これに対処するにはまず、分からないところに出会っても気持ちを切り替え、とにかく次に進むようにしましょう。繰り返しになりますが、速度を上げて何周も繰り返すことで、知らない単語も見慣れて、滞在時間を減らすことができます。
これら①②③それぞれの時間をより短くすることで、速読を効率的に行うことができるというわけなんです。
3.速読を実践してみよう!
実際に速読をやってみると、理解できない部分があったり、頭にちゃんとテキストの内容が入っているのか不安になったりと、途中でページをめくる手が止まってしまう人がほとんどだと思います。
しかし、分からないことはまず置いておき、次に進むという事が速読においては重要です。
分からないものも受け入れて読み進めていくと、「分かりたい」と脳が意欲的に知識を吸収し、頭を回転させるようになり、不意に「わかった」という瞬間が訪れるのです。
また、より簡単に実践したいという人には、読む範囲を絞ってみることをオススメします!
これにより、1冊の本の内容を頭に入れる時間はどんどん短くなると思います。
さらに、本のまえがき・あとがき、目次、タイトルに毎日目を通していると、最初は何も分からない状態ですが、読むごとに知識を思い出すきっかけになり、系統立てて知識を整理・把握することができるようになります。
4. 具体的な実践方法
高速大量回転させるためには、最低でも1日1回転以上を目指しましょう。
また、自分の苦手な範囲や覚えにくい分野に関しては1日5回転するというように、自分の得意不得意に合わせて工夫してみてください。
加えて、新しい範囲に取り組む時、最初のうちは1日5回転くらいして、記憶が定着したら徐々に回転数を減らしていくというように、
「回転数を定着度に反比例させる」
と、勉強全体を効率的に進めていくことができると思います!
5.速読する本は、必要最低限に
本を高速で何週も回転するには、本を必要最低限の冊数に絞ることがポイントです。
特に試験前などは、不安にかられて新しい参考書に手を出しがちですが、速読に関わらず、受験においては1冊の参考書を何周もして、着実に完璧にすることが大切です。
また、範囲を絞ることで、速読の質も向上します。
試験では、満点をとることは求められていません。合格点さえ取れれば良いんです。
なので、過去問などを何回も読み、回転させ、パターンを暗記していくことも重要と言えますね。
まず教科書などの講義系の参考書を高速回転させることで中心となる知識を完璧にしてから、問題集や過去問に取り組む、つまり「中心知識・概要をインプットしてから細かい答え方を鍛える」というように、
根から幹へ、幹から枝へ、枝から葉へ範囲を広げていきましょう!
今回は速読についてお伝えしました。
速読とは、ただ単に早く読んで、1回で暗記するという方法ではありません。分からないものはとばすことにより、読むスピードが速まり、そして何周も繰り返すことで徐々に知識を習得していくという方法です(問題集の場合は問題に慣れてくること)。
そして、速読の質を上げるために参考書は最低限に絞って行い、知識が定着するにしたがって、範囲を広げたり、新たな参考書に取り組むようにしましょう!
この速読術をマスターし、限られた時間の勉強に活かしていただければ嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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