目次
はじめに
みなさんこんにちは!
福島県JRいわき駅南口から徒歩1分、武田塾いわき校 です!
今回のテーマは「英語長文の理解を深める“音読”」についてです!
英語長文の音読をおろそかにすると、受かる大学のレベルが1つ2つ下がってしまうといわれるほど、受験勉強において重要な作業となっています。
音読が重要であることはわかっていても、正しいやり方や回数がわからない人も多いのではないでしょうか?
本記事では、
・音読が重要な理由 ・よくある間違ったやり方 ・何回ぐらいしたらいいのか |
などなど、音読に関する様々な疑問について解説していますので、ぜひ参考にしてください!
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでもお話ししているので、合わせてご覧ください!
なぜ音読が重要なのか
そもそも、なぜ音読は重要なのでしょうか?
文章を返り読みせずに理解するため
音読が力を発揮するのは、長文読解とリスニング問題です。
なぜなら、音読を繰り返し行うことで「文章を返り読みせずに理解する」能力を高めることが出来るからです!
みなさんは普段、長文読解をする際に、構文を括弧で区切って返り読みしたり、後ろから前に読み進めたりしていませんか?
音読では返り読みや後ろから前へ読み進めることができないため、英文を前から順番に理解する習慣がつきます。
前から順番に読み進めることのメリットは、読解の「速さ」が身に付くことです!
構文に括弧やスラッシュを振ったり、文章を前後に行ったり来たりしながら理解するよりも、前から順番に理解してしまったほうが各段に速く英文を理解できます。
また、リスニング問題では、音声を途中で止めたり戻したりして再生することができないため、流れてきた順番に理解していくしかありません。
まさに、前から順番に英文を理解する能力が問われているのです。
オーバーラッピングやシャドーイングとの違い
音読のほかにも「オーバーラッピング」や「シャドーイング」というトレーニング方法を聞いたことがあるかもしれませんが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
音読は文章を目で追いながら、声に出して読むことです。
いつでもどこでも、自分のペースでできることが最大の利点です。
オーバーラッピングも同様に、文章を目で追いながら声に出して読み上げを行いますが、それと同時に音声も流し、ネイティブの発音と自分の発音がぴったりと重なるように読み上げていきます。
ネイティブの発音を聞けることや、ネイティブの速度に合わせて練習できるので、発音や聞き取りの練習にもなります。
シャドーイングでは、文章を目で追うことなく、音声だけを聞いて、その音声に少し遅れながら発音していきます。
他の2つにくらべて格段に難易度が高くなるため、受験生にはおすすめしません。
ちなみに、口には出さず頭の中で音声を再生する「黙読」という方法もあります。
音読には劣りますが、何もしないよりはマシです!
また、試験当日は、黙読の方が断然速く読み進めることができます。
会場で音読している人もたまに見かけますが、周囲に迷惑をかけないためにも試験中の音読は控えましょう。
間違った音読方法
音読はただ回数をこなせばいいわけではなく、正しいやり方をしなければ読解力やリスニング力の向上にはつながりません!
受験生が陥りがちな間違った音読方法を例に、音読の正しいやり方をおさらいしましょう!
間違った音読方法① 意味が分からないまま音読している
もっとも多くの人が陥りがちなのが、「意味がわからないまま音読している」という間違いです。
「100回音読しました!」と回数や時間ばかりを追い求めても、「内容はどんなだったの?」と聞かれて答えられなければ意味がありません。
音読は、英文を返り読みせずに、前から順番に理解できるようになるためのトレーニングです。
返り読みしないこと自体が目的ではないので、しっかりと意味を理解することに重点を置きましょう。
間違った音読方法② 構造を考えないで発音している
「構造を考えないで発音している」も陥りがちな間違いのひとつです。
構造を考えないで発音している人には次のような特徴があります。
・1単語ずつ発音している ・ブレスがない ・緩急がなくお経のように読み上げている |
意味が理解できるということは、文章を区切ることができるということ。
だからこそ、文章の意味が分かっている人は滑らかに緩急をつけて発音できています。
反対に、発音の区切りや抑揚がうまくつけられない人は、文章を区切るポイントが分かっておらず、意味を正しく理解していない可能性が高いです。
文章の区切りは、「句」や「節」ごとに入ります。
特に、音読の息継ぎは「節」単位で行うといいでしょう。
いきなり音読しながら区切りを意識するのはなかなか難しいので、音読をする前に、構文理解を済ませておくのがおすすめです!
間違った音読法 ③恥ずかし音読法
いわゆるネイティブっぽい発音は少し恥ずかしいと感じる人も多いですよね。
しかし、恥ずかしいからといってわざわざカタコトの英語で音読していては、読解力やリスニング力の習得の邪魔になります。
ネイティブの英語を積極的に真似することで発音もよくすることができるので、自分の部屋など周りに人がいない環境でネイティブ発音に挑戦してみましょう。
おすすめの音読回数・時間
音読の重要性や正しいやり方はわかりましたが、結局どれくらい練習をすれば力になるのでしょうか?
そこでおすすめしたいのが「30分30回法」です!
これは、1分で読解できる英文を1日に30分間音読するという方法です。
30分30回というのはあくまで目安にすぎません。
時間に余裕がある人や、読解力・リスニング力の向上に力を入れたいひとは、1日に45分から60分とってもOK!
もちろん長文に挑戦してもOKです!
例えば、5分で読解できる英文を1日に30分間読むのであれば、1日6回音読するといいでしょう。
自分がその英文を何分で読めるのかを把握しておき、「1日に決めた分数の間に、目標の回数を読み上げる」ことが重要です。
自分に合った分数や回数が分からないひとは、ひとまず1日に「30分30回」からはじめてみましょう!
音読におすすめの参考書
音読の練習では意味を理解しながら読むことが重要なので、
・構文が載っている
・スラッシュが載っている
この2点を抑えた参考書がおすすめです。
以上の点を踏まえておすすめする参考書は以下の3つです。
・『英語長文問題ソリューション』 ・『英語長文ハイパートレーニング』 ・『関正生のThe Rules 英語長文問題集』 |
他にも『関正生の英語長文ポラリス』は、音読ページにスラッシュはありませんが、解釈のページを音読練習に活用することが出来ます。
まとめ
今回は「英語長文の理解を深める“音読”」をテーマにお話ししてきました!
まとめると、効果的な音読を行うために重要なポイントは次の3つです!
・長文を前から読めるようになるために音読をしよう! ・音読するときは音読する文の内容を理解しておこう! ・30分30回を目安に音読しよう! |
音読は、入試本番で一定のスピードでテンポよく内容を理解するスキルを上げるためのトレーニングです。
ただ読むのではなく、内容を理解することを意識して挑戦してみてください!
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