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【受験生必見】新課程による長崎の大学入試の変更は?!】

【受験生必見】新課程で長崎の大学入試の変更は?!】

こんにちは! 武田塾諫早校です!

いよいよ新学年がスタートする直前で今回からいよいよ新課程の共通テストが始まる年になります!

「新課程と言われても情報科目が増えるのと他の教科のくくりが若干違うだけなんじゃないの?」

という認識の方も多数いらっしゃるのではないかと思います。

そこで今回は長崎にある大学の中でも国公立大学に標準を絞って、新課程に移ることで受験がどう変わるかについて独自に調査してみましたのでぜひ受験校決定の参考にしてみてください!

                 新課程とは

目次

 

そもそも新課程で変わることって理解できていますか?

 新課程へ移行するにあたって共通テストでは何が変わるのかそもそも把握していらっしゃいますか?
 既卒の方や旧課程で勉強してこられた方のためにも念のため解説していきます!

 国語・・・現代文で大問が1問追加され、それに伴って10分試験時間が延長されます。

 数学・・・数学Ⅱ・B・Cでは「数学B」の数列・統計的な推測、「数学C」のベクトル・平面上の曲線と複素数平面の4項目から3項目を選択し解答します。また試験時間が10分延長され70分となります。

 地理歴史公共・・・「地理総合・地理探究」「歴史総合・日本史探究」「歴史総合・世界史探究」「公共・倫理」「公共・政治経済」「地理総合/歴史総合/公共」の6科目から最大2科目を選択することができ、このうち「地理総合/歴史総合/公共」は必履修科目を組み合わせた科目となっており、これを選択する場合は3つの中の組み合わせ次第で2科目めに選択できるものが限定されます。
  地理総合・歴史総合を選択→公共・倫理または公共・政治経済
  地理総合・公共を選択  →歴史総合・日本史探求または歴史総合・世界史探求
  歴史総合・公共を選択  →地理総合・地理探求

 情報Ⅰ・・・試作問題では大問4問(全問解答)で構成されており、時間は60分となっています。

新課程調査中

 

長崎大学での変更点

 女子枠・・・工学部及び情報データ科学部の総合型選抜又は学校推薦型選抜において,女性が対象となる「女子枠」を導入します。

 多文化社会学部
   情報が20点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 経済学部
   配点a,bが廃止され地歴公民が50点、理科が50点、情報が10点に圧縮構成され、前年の総合計に加点されております。

 教育学部
   中学校教育コース理系・・・地歴公民が50点、情報が50点に圧縮構成されており、総合計は変わらず900点のままです。
   その他コース・・・情報が20点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 医学部
   情報が15点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 歯学部
   情報が50点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 薬学部
   情報が15点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 情報データ科学部
   情報が50点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 工学部
   情報がa方式では20点、b方式では10点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 水産学部
   情報が20点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 長崎大学総評:経済学部と教育学部中学校教育コース理系で全体の構成が調整されておりますが、そのほかの学部では圧縮率にばらつきはあるものの前年度総合計に加点する形で情報が組み込まれております。また、これは新課程に関わるものではないのですが、少数の学部で女子枠なるものを新設しているのも注目です!
   

 

長崎県立大学での変更点

 経営学部
   情報が50点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 地域創造学部
   情報が50点に圧縮構成されており、前年の総合計に加点されております。

 国際社会学部
   数学ⅠA、ⅡBCが50点、情報が50点に圧縮構成されており、総合計は変わらず650点のままです。

 情報システム学部
   情報システム学科・・・100点で構成され、前年の総合計に加点されております。
   情報セキュリティ・・・150点に拡張構成され、前年の総合計に加算されております。

 看護栄養学部
   看護学科・・・50点に圧縮構成されており、前年の総合計に加算されております。
   栄養健康学科・・・100点で構成され、前年の総合計に加点されております。

 長崎県立大学総評:看護栄養学部と情報システム学部にて情報が100点以上で構成されているが、その他は50点と圧縮されている。

 

 

じゃあ何から対策すればいいの?

 新課程に移行してからの共通テストの点数配分をみてみると、やはり目玉としては「情報」が新しく必須科目として増えている国公立大学が増えている点があげられるかと思いますが、一部を除いては点数を圧縮されて入試には構成されている学部が多いのが印象的です。情報が新しい科目として増えているからそこに注力するのではなく、点数配分の大きな科目から腰を落ち着けて対策していくことが現状では大事になってくると考えられます。個人的にはまずは英語が汎用性が高く、コスパのよい勉強を行えると考えています。

 そして英単語の暗記や各科目の公式を十分に扱えるようになってきたら必要に応じて情報科目に着手して、模試などで各科目の時間配分への対応に慣れていくのがいいだろうとこの調査を踏まえた上で考えております。

               基本から

まとめ

 今回は長崎にある国公立2大学に標準を定めて調査いたしました。「情報」が専門的に必要な学部学科では入試において等倍または加重的に点数配分がなされているものの、その他の学部ではまだその取扱いに及び腰なのかなという印象があります。先の見通しが困難になってきている今の社会で何を課題とし、学び、考え、自分で判断を下す。そういった人材を育成し、意思決定の質を高めることを目指して新課程導入へと舵を取ったこの現代でいきたい大学を選び、そこに向かうために何を勉強すればいいのか、皆さんの取捨選択に一石を投じられたのならとてもうれしいです。

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