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地学選択オススメの理由【国公立受験を考えている人必見】

こんにちは!池袋駅前徒歩4分!“逆転合格”の「武田塾池袋校」です!

池袋校塾生は、豊島区、練馬区、板橋区、文京区、北区などをはじめ、埼玉県などの近隣の県からも通塾しています。

武田塾池袋校には、東京大学・筑波大学・横浜国立大学・千葉大学・首都大学東京・埼玉大学
東京工業大学・一橋大学・東京外国語大学・お茶の水女子大学・横浜市立大学・東京農工大学・東京学芸大学・電気通信大学・東京海洋大学などの国公立大学をはじめ、
早稲田大学・慶応義塾大学・東京理科大学・上智大学といった難関私立大学や、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に逆転合格を目指して通っている生徒が数多く在籍しています。

 

地学って何を勉強するの?!

理系四科目の中で一番マイナーな科目≪地学≫

授業として習える高校も少ないこの科目、いったいどんなことを学ぶ科目か知っていますか?

「地学」は「地球科学」の略称で、その名の通り”地球を対象とする自然科学”を学ぶ科目です。

具体的に学ぶ分野を見てみると

個体地球・・・地球はどんな構造をしているのか。地震はどのように起こるのか。

大気・・・地球上の空気の動き。どのような運動をしているのか。

地層と地球史・・・地層の種類やそこからわかること。古代の地球にどんな生物がいたか。

宇宙・・・星とは何か。銀河系にはどんな星があり、どのようなエネルギーがあるのか。 の4つの単元に分かれます。

物理で言うところの「力学」「波」「熱力学」「電磁気」「原子」

化学で言う「理論化学」「有機化学」「無機化学」 と同じような分類分けです。

目に見えない原子の動きや分子構造と違って、日常生活でとても身近にある地震や風、星の動きなどを勉強できる地学はイメージもつきやすく、文系国公立を狙う人がセンターでの受験に使う場合にもおすすめです!

 

特に東日本大震災や直近の台風15号?など、近年は自然災害に対する知識の需要が高まっています。

「自然災害から人々を守りたい」

「宇宙について勉強をしたい」

という人は、将来の為にも地学の勉強をおすすめします!

そして、実は理科の中では、”一番コストパフォーマンスが良く!””文系の生徒にも学びやすく!

国公立大学受験にぴったりの!

とても優秀な科目なんです。

 

”地学”と”地学基礎”の違い

 

地学基礎は9割が知識を暗記する科目です。

計算問題と呼べるものは、地震と大気の分野で少し出てくる程度。 出題されるものは、ほとんどが名称説明を答えるものです。

一方地学になると、計算問題の比率が3割程度にまで上がります。

地学基礎で出てくる語句や理解は当然としたうえで、 フェーン現象や偏西風の速度、太陽エネルギー、グラフや図表の読み取り等、より深い思考が問われる問題が多くなってきます。

 

これを読んで、「やっぱり難しそう」と思ったあなた! 安心してください!

地学の計算は、驚くくらい簡単なんです!!

これは説明をするより、実際に問題を見てみた方が早いでしょう。

 

【問】偏西風が北緯60度の緯線に沿って秒速20mの速さで吹いているとする。この風は地球一周におよそ何日を要するか。ただし、赤道一周は4×10*7m,1日は9×10*4秒とする。

 

この問題、すぐに解けそうな気がしませんか?

理系の方なら考えるまでもないと思いますが、 赤道一周の長さから、北緯60度地点の円周を求めれば、

あとは掛け算と割り算だけで解けるんです。

 

地学で扱う

「地震波の速度」「大気の温度変化」「鉱石に含まれる元素の割合」「地球や太陽の大きさ」「天体同士の距離」

などは、すべて決まっているものです。

出題者が問題を難しくするために勝手に設定できる値ではないんです!

さらに上記問題のように、その細かい数値や公式は問題文で与えられていることがほとんど。

数学ⅠA程度の数学力があれば十分解ける問題ばかりです。

むしろ2次試験で問われるものは「説明しなさい」という記述式の方が多いので、暗記する際にしっかりと語句の意味や年代等を理解していれば合格点に達することは難しくないんです。

そして一番伝えておきたいこと、それは・・・

 

地学の暗記量はとても少ない!!

 

ということ。

比較的”暗記科目”と呼ばれる生物と比べても、覚えなければいけない語句数は圧倒的に少ないんです!

短い時間勉強出来て、問題の難易度は高くない。

コストパフォーマンスは4科目の中でダントツなので、

文系の人がセンターで受ける理科2科目にもおすすめです!

 

地学で受けられる大学

理系科目で何を選べばいいか迷っている人からはよく、

「地学で受験できる大学って少ないんじゃないですか?」

という質問をもらいます。

たしかに物理や化学と比べると、受験可能科目から地学が外されていることは多いです。

が!!国公立大学を見るとそんなことはありません!!

以下、国公立二次試験で地学を選択できる大学たちの一部抜粋です!(2019年9月現在の情報)

 

大学名 学部 大学名 学部 大学名 学部
東京大学 理系 千葉大学 教育・理・園芸・国際教養 大阪市立大学
京都大学 農・理・教育・総合人間 九州大学 理・農 大阪教育大学 教育
学芸大学 教育理科・環境教育 信州大学 理・教育 名古屋大学 理・情報
都立大学 理・都市環境 埼玉大学 教育 京都教育大学 教育技術・理科・数学
横浜国立大学 都市環境 北海道大学 水産・理・農 静岡大学 理・地域創造学環
筑波大学 人間学群・生命環境 山口大学 共同獣医・農・理・教育 金沢大学 人間社会・理工
茨城大学 教育・理 神戸大学 理・工・農・国際人間科学 福岡教育大学

教育

※学部のみの記載です。一部学科では地学受験をできないところもあるため、詳細は調べる必要があります。

これ以外にも、東北大学・熊本大学・広島大学・新潟大学・秋田大学・・・など、

多くの国公立大学は地学で受験をすることが可能です!

東京の私立大学では、

早稲田大学 教育学部

日本大学  文理学部

立正大学  地球環境科学部

あたりが地学受験可能な学部になります。

たしかに私立大学に絞っている人にとってはリスキーな選択になりますが、

国公立に行きたいけど時間が足りない!

物理はできるけど化学は苦手!

という人にはぴったりの科目が地学なんです!

 

おすすめの参考書

では最後に、具体的にどんな参考書を使って勉強していけばいいのか紹介しましょう!

 

≪≪地学基礎≫≫

決めセン地学基礎リードライト地学基礎センター地学

『きめる!センター地学基礎』+『リードLightノート地学基礎』+『センター試験過去問』

 

センター試験で地学基礎だけを受験するのであれば、上記3冊で十分です!

『リードLightノート』を軸に、必要な語句を覚えていきましょう。

全部で14章から成り立っていますが、1章当たりのページ数は4~8ページと少ないため、

1日に2章分進め、1か月で4~5周する方法がおすすめです。

また『きめる!センター』をまずは一度通して読み、その後は『リードLightノート』でわからないところがあればその範囲を再度読む、という辞書的な使い方をおすすめします。

1か月もあれば十分知識は入るので、そのあとはセンター試験の過去問に取り組みましょう!

センター試験の過去問に関しては、新課程に変わった2015年度以降のものだけでも大丈夫です。

過去問で問われ方に慣れたら、ほかの科目の勉強を圧迫しない程度に復習を重ね、覚えた語句を忘れないようにすることが重要です。

各予備校が出しているセンターパックのようなものは、直前期(12~1月頃)に上手く活用しましょう。

 

≪≪地学≫≫

リードライト地学基礎    ひとりで学べる地学    センサー地学

『リードLightノート』+『ひとりで学べる地学』+『センサー地学』

 

2次試験において『地学』で受験するのであれば、参考書は難しいものになります。

まずは地学基礎と同じく『リードLightノート』を回すことで、基本的な語句を覚えましょう。

それと同時に、『ひとりで学べる地学』をまずはしっかりと読みこんでいきます。

『ひとりで学べる地学』で各分野の理解をしながら、『リードLightノート』を2周する。

それから『ひとりで学べる地学』の章末問題に取り組んでみることをおすすめします。

そこで問題なく解けるようになったら、『センサー地学』を解き続けましょう。

これは学校で使われることの多い教科書ですが、問題数が多く、ほとんどが実際の入試問題から引っ張ってきているため、実戦的な力をつけるのに役立ちます。

『センサー地学』を解き始めたら、並行して地学基礎のセンター試験過去問に取り組むことも重要です!

 

1日に2時間地学に勉強時間を割けるのであれば、2~3か月で十分本番で戦える力が付きます!

10月から始めても、本番に間に合わせることは可能です!!

 

この夏、思ったよりも理系科目で苦戦して、国公立を諦めようとあなた!

この機会に地学受験に切り替えて、確実な点数を取れるようにしてみませんか!?

 

武田塾池袋校では、こうした受験科目の悩みか残り期間の勉強計画まで、どんな相談にもお答えします!

校舎長があなたに一番合った効率的な勉強方法を提示する無料受験相談、お問い合わせは、

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おまけ

新しい高校地学

『新しい高校地学の教科書』

 

この本は、大学入試のための勉強としては、あまりおすすめできません。

が!!地学のことがとてもわかりやすく解説されていて、載っている知識も身近なものから専門的なものまで幅広く、読むだけでとても面白い本です!

絵や図表も多く、表面的な暗記ではなく根本的な理解をするのに適した本なので、東大や京大などの難関大学を地学で受験しようと考えている人にはおすすめです!

また時間的に焦っていない高校1,2年生は、地学の導入としてまず読んでみると良いかもしれません。

途中で出てくる難しめの単語や計算も、勉強すれば必ずわかるようになります。

 

そして、地学は勉強してこなかったけど地球や宇宙に興味があるという、大学生や社会人の方。

日常生活で使える雑学や、ニュースでよく聞く単語の説明なども載っているので、この機会にぜひ、通勤通学のおともにしてみるのはどうでしょうか。

 

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