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[医歯薬獣医]医系専門

武田塾医進館大阪校です!!

 

医学部受験で合格するには、全教科を網羅した知識量が必要だということは皆さんもご存じでしょう。

ですが医学部は理系のため、暗記はあまり得意ではないという方も多いはずです。

 

特に暗記が苦手で悩んでいる方、合格を勝ち取るための暗記方法を知りたいですか?

 

「医学部受験に向けて効率よく覚えるコツは?」
「医学部受験に必要な暗記量を知りたい」

 

このような疑問をお持ちの方は、ぜひ今回の内容をお役立てください!

 

医学部受験は"暗記ゲー"?暗記量はどのくらい?

医学部受験は「暗記ゲー」だと言われることが多々あります。

しかし医学部は理系なので、社会系科目など暗記が多い文系と比較すると実際には暗記科目は少ないです。

 

それでも医学部受験が暗記ゲーと言われる理由は、医学部合格には高い完成度が求められるからです。

 

1点を争う厳しい医学部受験においては、少しでもミスをしてしまうと他の受験生に大きく引き離されてしまいます。

そのため、各教科の教科書を隅々まで理解し、そして暗記する必要があります。

 

数学は、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学Bの教科書、理科は物理、化学、生物、地学の教科書、

さらに英語の教科書までも全て自分のものにすることを考えると、その量は膨大になるでしょう。

 

その暗記量の多さ、隅々まで読み込む緻密さが求められることから、

医学部受験は「暗記ゲー」と言われています。

 
 

医学部受験の暗記方法!覚える5つのコツを紹介

暗記力が合否を左右するとも言われるほど暗記量の多い医学部受験では、暗記方法を工夫することが大切です。

ここからは、医学部受験に向けて覚えるコツをご紹介していきます。

 

以下のような方法を実践すれば、暗記に自信がない方でも効率よく暗記することができるでしょう。

 

系統立てて意味を理解する

はじめにご紹介するコツは、系統立てて意味を理解する暗記方法です。

覚えることを1個ずつ単体で覚えると、系統立てて意味を理解できていないため、

なかなか頭に入って来ず忘れやすいという問題があります。

 

系統立てて意味を理解しながら覚えると、インプットされやすく、

別のアプローチから質問されても解きやすくなるメリットもあります。

 

例えば英単語を覚える場合、

その英単語を「接頭辞+語根+接尾辞」に分け、系統立てて覚えていきます。

具体的に説明すると、

「uncomfortable(不快な)」

という単語は

un+comfort+able

という3つのパーツに分け、

unは「反対」comfortは「快適さ」、そしてableは「〜できる」

を意味するということを理解しながら覚えるということです。

 

このようにすることでその英単語の成り立ちがわかるので覚えやすくなり、

効率よく語彙を増やしていくこともできるでしょう。

 

反復して覚える

反復して覚えることも医学部受験に必要な暗記法の1つです。

 

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが考案した、人が忘却するメカニズムを表した

「エビングハウスの忘却曲線」

というグラフがあります。

 

「人が何かを学んだ時、
20分後には42%忘れる
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
6日後には75%忘れる
31日後には79%忘れる」

 

これによると、人は何かを学んだ時、学んだ直後から忘れはじめ、

はじめは一気に、徐々にゆっくり忘れるという結果が出ています。

つまり

一度にたくさん暗記しようとしても知識は定着しにくいため、反復することが重要

ということです。

 

具体的には、

3冊の参考書を1周ずつ覚えていく

よりも、

1冊の参考書を3回ずつ覚えていく

方が、結果的に暗記量を増やしていくことができるでしょう。

1周目よりも2周目、2周目よりも3周目の方が忘れにくくなり、

効率よく暗記していくことができます!

 

アウトプット量・演習量を増やす

アウトプットの量・演習量を増やことも大切です。

勉強には授業を受けたり参考書を読むなどして知識を蓄える

「インプット」

と、

問題を解いたりテストを受けるなどの

「アウトプット」

があります。

 

日本の教育ではインプットが重視されてきたため、インプットに偏った勉強をしてしまう傾向にあります。

しかし、インプットばかりだとなかなか知識が定着しません。

 

インプットの時間を少なくしてアウトプットの時間を長くする、

つまり演習量を増やすことで記憶が定着しやくなります。

インプットとアウトプットの理想的な割合は3:7です。

 

また、1冊のテキストを読んだら1冊の問題集を解くのではなく、

テキストの中の1章を読み終わったら、その部分の問題集を解くというように、

インプットとアウトプットを細かく繰り返すこともポイントです。

これにより効率よく暗記することができます。

 

声に出す・友達に教える

医学部の暗記法の1つとして、声に出す・友達に教えるという方法もあります。

 

声に出すことで、目だけでなく耳でも覚えることができるので効率よく暗記できます。

自分でよく理解できていなかった部分を、改めて発見することこともできるでしょう。

 

また友達に教えるためには、その内容を十分に理解し、順序立てて説明する必要があります。

一度教えた内容は忘れにくくなり、より深く知識を定着させることができるでしょう。

 

隙間時間を有効活用する

隙間時間を有効活用することも重要です。

暗記のためにかたまった時間を設けるのは、時間の足りない受験勉強ではあまりいい方法とは言えません。

 

その代わりに机に向かって勉強する時間だけではなく、

・食事の時間

・電車に載っている時間

・お風呂に浸かっている時間

などを有効活用することで、1日に何回か5~15分程度の隙間時間を捻出でき、

暗記量を増やすことができます。

 

歩いているときなど目で覚えるのが難しい場合には、

リスニング系のアプリで耳を使って英単語を覚えたりリスニングの訓練をするのが良いでしょう。

また、電車で座っている時やトイレなどでは、自作した暗記用ノートを読むなど、

隙間時間のシーンに合わせて勉強法を考えることも大切です!

 

たかが暗記、されど暗記

いかがでしたか?

 

暗記は根性を出せばすぐできるだろうと思われがちですが、

実は一番長い時間をかけて根気強く向き合っていかなければならないものです。

 

暗記すべき事項は、どの科目でも問題を解いていくうえでとても大切な基礎の部分となっていますから

たかが暗記と手を抜かず、受験までコツコツと続けて行きましょうね!