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医学部受験英語秘訣!対策ポイント5選&配点が低い大学紹介―医学部受験は武田塾医進館大阪校

こんにちは!
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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。

今回は

医学部受験における英語の勉強法と大学ごとの詳細な英語点数の配点

についてご紹介したいと思います。

「医学部合格に向けた効率的な英語の勉強方法は何か教えてほしい!」

「得意な英語を活かすべく受験科目として特に比率が高く設定されている医学部を知りたい!」

「苦手な英語をどうにか避けるべく配点の低い医学部はどこだ!」

等、英語について皆様のお役に立つような情報提供をしていきます。

 

尚、英語に苦手意識がある方やどのように勉強すれば効率的に国語の点数をあげることが出来るかを知りたい方のように、些細なことでも悩みを抱える方は、以下無料受験相談受付にて是非お気軽にご相談ください。

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医学部受験の英語の勉強法

英語は大学受験で欠かせない教科のうちの一つです。医学部受験においても英語はほとんどのケースで必須科目であり、対策を怠ることはできません。

そこでまずは医学部受験の英語の勉強方法について、単元ごとの特徴を簡単に解説します。

 

英単語について

医学部受験の英語の入試対策では、医療系の英単語を覚えることが重要です。医療系英単語とは、疾患名や病状名といった医療に関する専門用語のことです。

医学部の英語試験では、医療系の論文から引用された長文の出題が多いため、一般的な受験英語だけではスムーズに文章を読むことができません。そのため、まずは医療に関連する英単語を覚えるところからスタートしましょう。

 

医学部英語で頻出の単語例としては、以下のような症状名や疾患名などの専門用語が挙げられます。

1. anorexia 拒食症  16. hallucination 幻覚(症状)
2. arthritis 関節炎  17. inhale 息を吸う
3. cardiology 心臓学  18. insomnia 不眠症
4. clot 凝固する  19. malfunction 機能不全
5. corpse 死体  20. optic 目の
6. cultivate 培養する  21. pelvis 骨盤
7. dementia 認知症  22. pneumonia 肺炎
8. dissect 解剖する  23. psychiatrist 精神科医
9. distort ゆがめる  24. respiration 呼吸(作用)
10. embryo 胎芽、胚  25. saliva だ液
11. enzyme 酵素  26. spine 背骨
12. eradicate 根絶する  27. susceptible …の影響を受けやすい
13. euthanasia 安楽死  28. toxic 有毒な
14. fetus 胎児  29. tumor 腫瘍
15. gestation 妊娠・懐胎  30. vulnerable 傷つきやすい

 

医学部英語の対策としては、医療英単語に関する単語帳を1冊購入し、それを完璧に覚えましょう。特定の症状や疾患、専門器具や薬品関連の用語など、注目の分野に関連する単語について、基本的なものは必ずマスターしておきましょう。

もちろん、長文読解中に出てくる単語の場合、前後の文脈からある程度の意味を推測することは可能です。しかし、単語1つを知っているか知っていないかで正答数が変動したり、時短につながり他の問題に割ける時間が増えるという側面もあります。そのため、医学部入試において医療系英単語をどれだけ押さえているかは、英語で高得点を取る上で大きなアドバンテージになります。

さらに、今後大学においても英語での読解が求められることが多くなるため、今のうちにしっかりと基礎知識を身に着けておきましょう。

 

英文法

医学部受験の英文法に関しては特に医学部特有の対策というものはありません。通常の受験英語の英文法対策を行っていれば、特に問題ないと言えます。

英文法をマスターするためには、まずは参考書の内容を理解し、文型や基本的な構文の使い方などのルールを暗記しましょう。そして文法問題集を繰り返し解き、英文法の使い方を定着させましょう。

また、英文法に限った話ではないのですが、手っ取り早く英単語や文法等いろいろな知識を身に着けたい、あるいは身についているか実践したいと考えている人は、長文読解の問題をたくさんこなしましょう。

それぞれの学習と並行して行うことで、悉皆と着実にマスターすることが出来るでしょう。

 

英文和訳

医療系英単語や文法の基礎を一通りマスターした後は、英文和訳の練習をしましょう。基本的に医学部の英文和訳の対策としては、他学部の大学受験と同じように対策すれば問題ありません。

ただし難易度の高い医学部の入試では、複雑な文構造の英文を和訳させる問題が出されることがあります。また試験内容によっては、医療系英単語をきちんと理解していないと和訳できない問題もあります。

したがって医学部英語試験における英文和訳の対策としては、レベルの高い問題集を繰り返し解き、英文の構造のさまざまなパターンについて知識を身につけておくと良いでしょう。

 

和文英訳

医学部の入試では、和文英訳ではなく英作文を出題する大学が多いです。ただし、そもそも和文英訳ができていないと自由英作文で高得点を取ることが難しいため、和文英訳への対策は必須です。

とはいっても、東京慈恵会医科大学医学部や東海大学医学部のように、英語の試験において、英作文ではなく和文英訳問題を出題する大学もあります。(それぞれチェックしておきましょう。)

医学部受験の和文英訳の対策としては、日本語特有の言い回しをどのようにして英語に言い換えるかが鍵を握ります。過去問や問題集の例題を数多くこなし、うまく英語に表現できるための言葉の引き出しを増やしておきましょう。

 

英作文

先ほども触れましたが、医学部の英語試験では、英作文を出題する大学が非常に多いです。英作文は国公立大学の医学部を中心に、慶應義塾大学や順天堂大学、産業医科大学などの私立大医学部で出題されています。(それぞれチェックしておきましょう。)

特に難関大学の医学部入試では英作文の配点が高く、英作文の出来によって英語の点数に大きな差が出ます。

なお英作文を解く上では、単語力や文法への理解はもちろん「国語力」も欠かせません。なぜなら医学部の英作文問題では、抽象的な内容や専門的な内容が多く出題されることがあるからです。

 

そのような問題が出された場合、まずは日本語の文章を頭の中でわかりやすく噛み砕き、自分の語彙力で表現する必要があるので、練習からそういった能力を養っておく必要があります。

 

また、英作文で高得点をとるには「慣れ」が必要です。表現したい内容について簡潔にまとめるためには、さまざまな問題に触れておき、自由英作文のテンプレートをいくつか身につけておくといいでしょう。

したがって英作文対策としては、過去問や問題集を数多くこなすことはもちろんのこと、英作文の基本構造が学べる特殊参考書といったものも非常に有効です。

 

長文読解

医学部英語では、長文を出題する大学がほとんどです。出題される長文のテーマは大学によってさまざまですが、他学部とは内容の異なる「医学部専用問題」を用意している大学も多く、医療系のテーマの長文が出題されることがあります。

医学部英語における長文読解の対策としては、過去問はもちろん海外の医療系の論文や雑誌にも目を通しておき、医療系の文章をスムーズに読む練習をしておきましょう。

例えば医学部英語の長文問題では、iPS細胞や認知症、クローン技術、感染症など近年話題となっている病気や研究が進んでいる分野に関するテーマがよく取り上げられています。

そのほか高齢化問題や臓器移植に伴う倫理問題など、医者になるための倫理観を問われるようなテーマに関するものも出題範囲となりやすいです。

さらに医療の知識に特化したテーマだけでなく、近年話題となったニュースや時事問題にもアンテナを貼っておきましょう。

 

以下では医学部英語の長文読解における頻出テーマの一例を載せています。

・近年話題となっている病気や研究が進んでいる分野に関するテーマ
・医者になるための倫理観を問われるようなテーマ
・近年話題となったニュースや時事問題
 

また医学部英語の長文読解は、やや複雑な文章が出題されることが多いです。そのため、まずは大まかにどのような趣旨の文章なのかを把握し、設問を解く上での細かい部分にも目を配るという順番で解いていくと良いでしょう。

そして精読ができるようになった後は、スピードを意識しながら速読ができるように練習しましょう。速読の練習はとにかく過去問を何度も解いて、医療系の長文に慣れておくことが大切です。

 
 

医学部英語の入試対策の5つのポイント

医学部の英語試験はとても複雑で難しいと思われがちですが、きちんと対策をすれば点を伸ばせる科目です。ここからは医学部の受験英語を学ぶにあたり、意識すべき5つのポイントを解説します。

 

①合格から逆算して学習スケジュールを決める

医学部受験の対策をする場合は、まずはスケジュールを決め、それに沿って勉強を進めていくことが大切です。志望校を決めた後は、志望校の合格から逆算して学習スケジュールを立てましょう。

例えば国公立大学の医学部を受験する場合、大学入学共通テストが1月中旬、2次の筆記試験が2月末に行われます。したがって医学部受験生は、それぞれの試験日程までに英語の試験対策を完璧に仕上げておく必要があります。

9月や11月、どのタイミングで二次試験対策から共通テスト対策に切り替えるのかなど、それぞれのペースや要望によって柔軟に対応していく必要があるために、予備校講師等とも相談して決めるようにしましょう。

なお英語は、英単語や文法など暗記量が多い科目なので、短期間ではなかなか身に付きません。そのためまずは暗記ものや基礎の定着をしっかり行い、そこから応用力をつけるという順序でスケジュールを立てておきましょう。

 

②できるだけ毎日英語に触れる

医学部の英語対策として非常に大切なのは、なるべく毎日英語に触れて自身に定着させることです。なぜなら膨大な量の英単語の暗記や文法については、いざ覚えたと思っても時間が経過すると忘れている可能性があるためです。ほかにも、リスニングは毎日少しの時間でも練習しないと伸びない、といったものがあるように、やはり継続こそ力なりに準ずることになります。

すなわち、毎日学ぶことで英語に対して慣れることができ、苦手意識がある方も払拭されるでしょう。

そのため、医学部に向けて受験勉強をスタートしたら、1日の勉強の中に必ず英語の時間を設けておき、なるべく毎日英語に触れる時間を作るようにしましょう。毎日学ぶことで記憶が定着し、試験本番でも単語や文法がすらすらと出てくるようになるでしょう。

 

③単語→文法→読解の順で英語力をつける

医学部の英語対策では、学ぶ内容の順序も大切です。英語対策を行う場合、単語→文法→読解という順序で学ぶようにしましょう。

医学部受験の英語における意外な落とし穴として、難易度の高い文章にいきなり挑戦してしまうというケースがよくあります。

しかし、基礎的な英単語や文法が身に付いていない状態では、どんなに長文を読んでも理解を深めることは難しく、思うように得点も伸びにくいでしょう。上記の通り、基礎的な専門用語に関してはあらかたしっかりと定着させておくべきです。

特に基礎力がなく英語に対して苦手意識のある方こそ、まずは英単語をしっかりと暗記するところから勉強をスタートさせましょう。

 

④暗記系の単語や文法は睡眠前に勉強して反復する

大学受験の英語で対策すべき内容としては、英単語や文法など暗記系の内容がたくさんあります。暗記系の単語や文法は、寝る前の時間に学び毎日繰り返すことがおすすめです。

人間の脳には、睡眠時に記憶を定着させる機能があると言われています。そのため睡眠前の30分間を使い英単語を学んでいけば、膨大な量の暗記を効率よく進めていくことが可能です。

なお医学部受験生は、英語だけでなく数学や理科など別の教科も念入りに学ばなければなりません。そのため英語だけに時間を費やすことは難しく、特に暗記は疎かになりがちです。

そこで「寝る前の30分」と時間を決めておけば、毎日必ず忘れずに且つ効率よく学習ができるというメリットもあります。ぜひ一度騙されたと思って、積極的に実践してみてください!

 

⑤和文英訳や英作文は必ず添削してもらう

和文英訳や英作文の練習をした場合は、必ず塾や予備校の講師に添削をしてもらいましょう。

そもそも英語という科目は、計算力や知識の必要な数学や理科とは違い「言語」となります。そのため、和文英訳や英作文は明確な正解が分かりづらく、自分ひとりで学習するのには限度があります。

和文英訳や英作文の対策を行う場合、作成した文章を塾の講師に添削してもらうことで、点を取りやすいコツについて理解することができるでしょう。

また、自分で解説を読むだけでは気が付かなかった誤った知識や、自分が作成する英語の文章の癖なども見抜いてもらえます。このように作成した英語の文章は、第三者に見てもらうことで、効率的にブラッシュアップさせることが可能です。

 

医学部英語の合格者のスケジュール

実際に医学部に合格できた方は、どのようなスケジュールで英語対策を行っていたのでしょうか。ここからは実際に武田塾に通い国立医学部である鳥取大学医学部に合格した方の勉強方法並びにスケジュールを紹介していきたいと思います。

 

年間スケジュール 学習内容
  4~5月      参考書ルートに従って勉強
   6月    早慶レベルの参考書を解き始める
   7月         システム英単語の全範囲テストで満点を取る
  8〜10月   英文和訳、和文英訳、国公立向け記述対策
   11月      二次試験の過去問演習
   12月    センター試験(共通テスト)対策
  1,2月     志望校の出題傾向に合わせた参考書

 

国公立大学を志望する場合は、1月中旬に大学入学共通テスト、2月末に2次試験があるため、年内までに大学入学共通テストで85〜90%など、自分の志望校に合わせたボーダー得点以上の得点率が取れている状態にしておくことが理想です。そこから逆算して、この受験生は11月には国公立大学医学部の二次試験の過去問演習に取り組んでいます。

また、4〜5月に参考書に従い勉強を進めていき、基礎の参考書が終わった6月にワンランク上である早慶レベルの参考書を進めています。次に、夏にはシステム英単語の全範囲テストで満点をとることを目標にして、基礎を完璧にしています。

英単語や文法を身につけた後の8〜10月の秋シーズンには、和文英訳や英文和訳、そして国公立向けの記述の対策などを問題集を使い繰り返し解いています。

このように計画を持って順序よく英語の勉強を進めることで、効率よく英語の学力を伸ばしています。無駄のないスケジュールが組めれば、数学や理科など英語以外の科目に費やせる時間も増やせるため合格に近づけるでしょう。

 

 

医学部英語が苦手な方に狙い目の大学は?

ここでは、医学部英語が苦手な方向けに、英語の配点が低い狙い目の大学はどこなのかを紹介します。共通テストの英語配点が低い国立、二次試験の英語配点が低い国立、英語配点が低い私立の3つに分けて、それぞれ見ていきましょう。

 

英語配点が低い国公立大学医学部(大学入学共通テスト)

 

順位 大学名 満点 英語配点 英語比率
1位 島根大学 700 100 14.3%
2位 大阪市立大学 650 100 15.4%
3位 滋賀医科大学 600 100 16.7%

大学入学共通テストで英語の配点が低い国公立大学としては、島根大学、大阪市立大学、滋賀医科大学があります。いずれの大学でも、英語の配点が全体の6分の1以下に設定されています。

英語で多少失敗してしまっても他の科目で取り返せる可能性が高いので、英語を苦手とする医学部受験生は志望校の選択肢として考えておきましょう。

 

英語配点が低い国公立大学医学部(二次試験)

 

順位 大学名 満点 英語配点 英語比率
1位 山梨大学 1200 0 0.0%
2位 群馬大学 450 0 0.0%
3位 山形大学 700 100  14.3%

二次試験で英語の配点が低い国公立大学としては、山梨大学、群馬大学、山形大学があります。

なんと山梨大学と群馬大学では、二次試験で英語が課されません。そのため、難易度の高い英文読解が苦手だという受験生は志望校候補とすると良いでしょう。ただし、山梨大学医学部は後期試験のみしか実施していません。

また、全国の英語を苦手とする医学部受験生全員が同じように考えるので、ライバルとして数学や理科など、他の科目が突出して得意な受験生が殺到することは覚悟しておきましょう。

 

英語配点が低い私立大学医学部

個別試験で英語の配点が低い私立大学としては、聖マリアンナ医科大学、久留米大学、東京医科大学があります。

順位 大学名 満点 英語配点 英語比率
1位 聖マリアンナ医科大学 600 100  16.7%
2位 久留米大学 500 100 20.0%
3位 東京医科大学 500 100 20.0%

 

中でも聖マリアンナ医大の英語の配点は全体の6分の1となっており、仮に失敗してしまっても他科目で挽回できる余地があります。理科や面接の配点が高いので、これらの科目を得意としている受験生には有力な志望校候補となります。

 

他にも、英語の配点が低い大学の他科目の配点や特徴、逆に英語の配点が高い大学等気になる情報はぜひ調べてみてください。ひょっとすると自身の将来の受験校に巡り合うかもしれません。

 

医学部英語の受験対策の方法を相談したい方は?

医学部に合格するにあたり、英語は特に苦手のままにしておいてはいけない科目です。英語自体、大学の授業や今後必ず求められる教科となるため、その重要性は到底計り知れません。そして医学部の英語試験は他学部に比べ難易度が高いことが多く、専門的な対策も行う必要があります。

医学部英語の具体的な受験対策方法を詳しく知りたい方や、どのように勉強を進めていくべきなのか相談したい方は、武田塾医進館の無料受験相談をご利用ください。

 

武田塾医進館では、志望校や学力のレベルに合わせた徹底的な個別指導を行っています。医学部逆転合格を目指すための勉強法から志望校選びについてまで、幅広く相談できるので、聞きたいことがある方はぜひ一度お申し込みください。

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最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

武田塾医進館では今回紹介したような勉強法のお話やオススメ参考書のこと、さらに入塾のご相談までを、無料の「受験相談」にて承っております。

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