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医学部受験の数学はどう対応すればいい?数学の配点が高い・低い大学は??ー医学部受験は武田塾医進館大阪校

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[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。

今回は

医学部受験の数学はどう対応すればいい?数学の配点が高い・低い大学は??

についてご紹介したいと思います。

医学部数学の勉強法

ここでは医学部数学の勉強法について、三つのステップに分けてご紹介します。

ステップ①まずは徹底的に基礎力をつける

医学部の数学試験対策では、まずは徹底的に基礎を習得することが大切です。医学部の数学試験の難易度は大学によって異なりますが、どんな難易度の試験であっても基礎を叩き込んでおくことは欠かせません。

なぜなら数学は、1問ごとの配点が高く得点の差がつきやすい科目だからです。

基礎的な問題が解けないようなレベルでは、大問1つを丸ごと落とすことにもなりかねません。

 

仮に大問4つで構成されたテストであるとした場合、大問1つを丸ごと落としてしまうと、他の3つの大問をパーフェクトに正答したとしても75%という正答率です。ただし、各大問の最終問題は難易度が高めに設定されているケースも多いので、なかなかパーフェクトに正当するのは難しいです。

 

そのため、数学の基礎が疎かであると、他の教科がどんなに得意でも医学部合格の可能性が一気に低くなることを心得ておきましょう。

 

数学の基礎力を身につけるためには、数学の全分野を網羅し対策できる本を1冊用意しましょう。なお分野ごとに別々の参考書や問題集を多数用意すると、かえって特定の単元が抜けてしまう可能性があるため、できるだけ1冊にまとまったタイプの網羅系の問題集がおすすめです。

 

また、医学部志望で数学の勉強を始める方は、難易度の高い医学部数学を勉強しようと意気込んでしまうあまり、最初から難しい問題集に手をつけてしまう傾向にあります。

しかし基礎が身に付いていない状態で難問集を始めても、理解が深まらず学力の伸び悩みの原因となります。数学の勉強をスタートする場合は、まずは基礎をしっかりと叩き込むことに集中しましょう。

 

ステップ②別解も含めて解説を読み込む

医学部の数学対策で問題集を解いた後は、解いたままにするのではなく必ず答え合わせをしましょう。なお答え合わせの際には、たとえ正解した場合でも必ず別解を含めて解説を読み込むことが重要です。

 

先ほども触れたように、医学部の数学試験は一問一答方式ではなく、大問で構成されていることがほとんどです。そして数学の大問を解く上では、実際にどのように解いたかなど、誘導に従いながら公式や途中式を解答用紙に記述することが求められます。

誘導問題の多い医学部の数学試験で高得点を取るためには、ただ出題された内容を解いていくだけではなく、出題者の設問の意図に沿って、順序良く効率的に解いていくことが求められます。

そこで、普段から問題集の別解まで理解しておけば、問題に対するさまざまなアプローチ方法を知ることができます。それによって、問題を解決する上での複数の選択肢が頭に浮かび、その中で最も効率的な方法を用いて問題をスムーズに解くことができます。

 

ステップ③二周目は出来なかった問題だけを解く

一通り数学の問題集をこなした後は、同じ問題集を使って2周目の復習しましょう。なお2周目では、1周目ではできなかった問題だけを解くようにしましょう。

数学は答えを丸暗記する科目ではなく、あくまでも計算力や思考力を必要とする科目です。よって、1周目ですでに解けた問題を再度解いてもあまり意味はありません。自分の能力を再確認するだけで、勉強時間の無駄になってしまいます。

問題集をこなす際には、1周目でできなかった問題にチェックをつけておくことをおすすめします。2周目に取りかかる際には、1周目でチェックを入れた問題だけを解くようにしましょう。

同じように、2周目でも解けなかった問題はチェックしておき、3周目で解くようにします。

 

このように、わからなかった問題を繰り返し解くことで、やがて「どの公式を使って解くべきなのか」「なぜそうするのか」など根本となる概念を理解できるようになります。

これを繰り返して一冊の問題集を完璧にできれば、あなたの数学の力は飛躍的についていることでしょう。

 

医学部数学の入試難易度はどのくらい?

共通テスト90〜100%は必須

医学部受験における大学入学共通テストの数学試験では、およそ90〜100%という高い点数を取れることが必須です。

 

国公立大学医学部を受験する場合、大学入学共通テストは必須です。基本的には共通テストの科目のうち5教科7科目が必要であり、全教科の合計で85%〜90%程度の点を取ることが合格の目安となります。

なお5教科7科目の中には国語や社会などの文系科目も含まれるため、理系の受験生にとって得点源となる数学では、9割以上の得点を目指したいところです。

 

また私立医学部の場合、大学によっては共通テスト利用方式で受験できることがあります。この場合も、90〜100%と高い点数を目指す必要があります。

 

個別試験は大学によって大きく異なる

医学部受験における個別試験とは、大学独自で行う試験のことです。つまり国公立大学の二次試験や私立大学の独自試験のことを指します。

個別試験は大学側がオリジナルで用意する問題となるため、大学によって出題方式や難易度、求められる点数の目安は大きく変わります。

 

医学部受験における数学の個別試験はどの程度の難易度であるか、以下に2つの例をあげて紹介していきます。

例:国立の東京医科歯科大学の場合

国立大学である東京医科歯科大学の数学入試は、出題される問題の難易度が非常に高いです。内容は大問3題の記述式であり、配点は120点、時間は90分となっています。

東京医科歯科大学は計算量の多い問題に対して時間が短いため、どの問題から解いていくかが非常に重要です。例年の傾向として、「微分・積分」や「空間図形」の分野はよく出題されています。

例えば2020年度の数学試験では、「空間図形の中の体積を求め、微分法を用いて最大値を求める」という、複数の知識を使って解く必要のある融合問題が出題されています。

 

なお、東京医科歯科大学の数学は非常に難しいため、完答できる方はほぼおらず、6割程度の点数が取れれば合格できると言われています。したがって合格するためには、大問3題のうち2つを解くことが目安となります。

 

例:私立の自治医科大学の場合

私立大学である自治医科大学の数学試験は、一問一答のマーク式が25題となっています。出題される問題のほとんどが入試の標準レベルだと言われていて、典型的な問題が多く難易度はさほど高くありません。

ただし難易度が高くないぶん、高い得点率が求められる点には注意が必要です。また自治医科大学の試験は80分25点満点であり、1問あたり3分程度とスピーディーに解答していくことが求められます。

なお自治医科大学の数学は25題あるため、出題範囲が非常に広いです。自治医科大学の医学部を受験する場合、数学のほぼ全ての単元を学んでおく必要があります。問題の中にはグラフや図形を描いて考えるような、計算に時間のかかる問題もあるため注意しておきましょう。

 

さらに自治医科大学は地域ごとに合格者を輩出しており、都道府県によって毎年合格点が変わります。

 

2020年度の自治医科大学の合格者は6割〜8割の得点率だと言われています。すなわち自治医科大学の数学試験では、8割程度の点数を取れるようにしておくと安心です。

 

数学が苦手な方意識すべき医学部入試対策の3つのポイント

医学部受験において、数学は避けて通れない科目です。そのため数学が苦手という方は、少なくとも足を引っ張らない程度には実力をつけておく必要があります。

 

ここからは数学が苦手な方が意識すべき入試対策について、3つのポイントを解説していきます。

 

「わかる」と「できる」は異なることを意識する

数学において「わかる」と「できる」は異なります。なぜなら公式だけを暗記して覚えたつもり出であっても、概念を理解していなければ応用問題が解けるようにならないためです。

数学の苦手を克服するためには、「わかる」ことと「できる」ことが異なることを意識するところから始めましょう。数学の「わかる」を「できる」に変えるためには、公式だけを丸暗記するのではなく考え方や解き方のプロセスまで理解する必要があります。

 

そのためには教科書や参考書の内容を覚える=インプットだけでなく、応用問題を解きながら自分の頭で考えて「アウトプット」するように努めることが大切です。数学の苦手を克服したい方は、参考書だけでなく問題集を用意し考えながら解いていくことを心がけましょう。

 

苦手な分野はとことんやり込む

医学部受験の数学は、出題範囲が非常に広いです。数学で特定の苦手分野がある場合は、とことんやり込んで苦手を克服しましょう。

例えば微分積分が苦手な方は、まとまった時間をとって微分積分の問題集を解き進めるべきです。苦手な分野の問題のさまざまなパターンに触れることで、徐々に解き方のコツやスムーズな考え方が身につくでしょう。

数学試験は1問あたりの配点が高いため、苦手分野がある範囲が出題された際にとても不利になりますしたがって数学に苦手な分野がある方は、時間をかけて必ず苦手を克服するようにしましょう。

 

わからない点は予備校講師などに質問する

数学でどうしてもわからない問題があるときは、予備校講師などに質問することも大切です。数学は理科の暗記問題のように覚えればいいというものではありません。

数学の問題は考えて解答する必要がありますが、中には解説を見てもわからない問題に遭遇してしまうことがあります。どうしても理解ができない場合、勉強の手が止まってしまう原因となり時間を無駄にしてしまいます。

もし数学を解いていてわからない問題があり、ある程度時間をとってみても理解できない場合は、予備校講師などに積極的に質問しましょう。

講師からの解説を聞くことで、「問題に対してどのようにアプローチすべきなのか」や「なぜその方法を使って解くのか」といった疑問を解決できるでしょう。

 

 

数学配点が高い国公立大学医学部(センター試験)

 

順位 大学名 満点 数学配点 数学比率
1位 大阪市立大学 650 200 30.8%
2位 新潟大学 750 200 26.7%
3位 岐阜大学 800 200 25.0%

大阪市立大学

 

英語 数学 理科 国語 社会
100 200 200 100 50 650

大阪市立大学は、医学部の中ではセンター試験での数学の配点がもっとも大きい国公立大学です。

 

数学の配点比率が30.8%と3割以上を占めているので、数学が得意な方であれば得点を伸ばしやすい試験となります。一方で英語・国語・社会の文系科目の配点が低めなので、これらを苦手としている方にも出願しやすい試験であると言えます。

 

新潟大学

 

英語 数学 理科 国語 社会
200 200 200 100 50 750

新潟大学のセンター試験における数学の配点比率は26.7%です。国公立大学医学部のセンター試験では2番目に高い比率となります。

 

また英語・数学・理科の得点が同じに設定されているので、数学だけが得意というよりはこれら3科目でバランスよく得点できる方に向いています。国語と社会の配点が低いので、これらを苦手とする方にも受けやすいです。

 

岐阜大学

 

英語 数学 理科 国語 社会
200 200 200 100 100 800

岐阜大学のセンター試験における配点比率は、英語・数学・理科が25.0%、国語・社会が12.5%となっています。

 

センター全体で見ると、通常の点数より国語のみの配点が圧縮されています。そのため、国語が苦手な方でも、配点の大きい他科目で十分な得点ができればカバーできる場合があります。

 

数学配点が高い国公立大学医学部(二次試験)

 

順位 大学名 満点 数学配点 数学比率
1位 山梨大学 1200 600 50.0%
2位 徳島大学 400 200 50.0%
3位 宮崎大学 600 300 50.0%

山梨大学

 

数学 理科
600 600 1200

 

山梨大学の二次試験における数学の配点比率は国公立大学の中でもっとも高く、50.0%を占めています。

 

ただし二次試験の科目は数学と理科の2科目のみであるため、合格するためには数学だけでなく、理科でも十分な得点をする能力が求められます。理系の2科目を得意としている受験生であれば有利な試験と考えられます。

 

徳島大学

 

英語 数学
200 200 400

徳島大学の二次試験における数学の配点比率は非常に高く、50.0%を占めています。二次試験が実施される科目は英語と数学の2科目だけであり、配点比率は同じ50.0%となります。

 

そのため、数学に加えて英語も得意としている受験生に有利な試験となります。数学だけが得意でも、英語が足を引っ張ってしまうと合格は難しくなります。

 

徳島大学の入試科目や配点について詳しく知りたい方は「【2020年】徳島大学医学部の入試日程、入試科目、配点一覧」も参考にしてください。

 

宮崎大学

 

英語 数学
300 300 600

宮崎大学の二次試験における配点比率は、英語と数学がそれぞれ50.0%となっています。二次試験においてはこの2科目のみが実施されています。

 

そのため徳島大学と同様、英語と数学で得点する力のある受験生にとって出願しやすい試験と言えます。2科目のみなので、他の科目であまり自信のない方にとっても有利な試験となります。

 

数学配点が高い私立大学医学部

 

順位 大学名 満点 数学配点 数学比率
1位 東海大学 300 100 33.3%
2位 産業医科大学 650 200 30.8%
3位 日本医科大学 1000 300 30.0%
3位 慶應義塾大学 500 150 30.0%
3位 北里大学 500 150 30.0%
3位 愛知医科大学 500 150 30.0%

東海大学

 

英語 数学 理科
100 100 100 300

東海大学の数学の配点比率は私立大学の中ではもっとも高く、33.3%となっています。試験科目は英語・数学・理科の3科目のみで、配点比率は3科目とも同じ33.3%です。

 

そのため、数学だけが得意でも十分な得点をすることは難しいでしょう。3科目でバランスよく得点ができるような受験生に向いている試験と言えます。

 

産業医科大学

 

英語 数学 理科 小論文
200 200 200 50 650

 

産業医科大学の数学の配点比率は30.8%と高めです。しかし、数学だけが突出して高いわけではなく、英語・数学・理科の3科目が同じ高めの配点となっています。

 

したがって、数学だけが得意な受験生よりも3科目バランスよく得点できる受験生の方が有利な試験となります。小論文試験もありますが、配点比率は7.7%と低めです。

 

日本医科大学

 

英語 数学 理科
300 300 400 1000

日本医科大学では理科を重視した配点比率になっていて、英語と数学の配点比率がそれぞれ30.0%なのに対して、理科は配点比率40.0%を占めています。

 

そのため数学はもちろん、理科を得意としている受験生であれば得点を伸ばしやすく有利な試験であると考えられます。注意点として、文系科目である英語の配点も大きいので、そちらで十分な得点する力も求められます。

 

慶應義塾大学

 

英語 数学 理科
150 150 200 500

慶應義塾大学の数学の配点比率は、英語と並んで30.0%です。試験では理科が重視されていて、配点比率は40.0%となっています。面接や小論文の試験は課せられておらず、学科試験のみです。

 

理科の占める配点がやや大きいものの、理科が2科目あることを考えると、1科目あたりの点数では英語や数学の方が高いことがわかります。英語と数学は特に対策をしておきましょう。

 

北里大学

 

英語 数学 理科
150 150 200 500

北里大学の配点比率は、英語と数学が30.0%、理科が40.0%となっています。面接や小論文はなく、3科目の学科試験のみが実施されています。

 

学科試験のみで合否が決まることから、1科目あたりの配点が高い英語や数学だけでなく、理科の2科目も満遍なく高得点が狙えるような対策をしておきましょう。

 

愛知医科大学

 

英語 数学 理科
150 150 200 500

愛知医科大学の数学の配点比率は30.0%と大きいです。理科が2科目ある割には配点が高くないため、英語と数学で高得点を狙いましょう。

 

特に医学部では数学で点差がつきやすいと言われているため、数学に絞って予備校に通うなども有効です。過去問対策なども怠らないようにしましょう。

 

数学配点が低い国公立大学医学部(センター試験)

医学部受験において数学は欠かせないものですが、医学部試験で問われる数学の知識レベルは非常に高く、受験生の中にはどうしても英語や理科よりも数学を苦手としている方もいるかと思います。

 

そのような方には、数学の配点がなるべく低い医学部を受験するのも1つの戦略です。ここでは、センター試験や二次試験における数学の配点が低い大学について取り上げます。

 

順位 大学名 満点 数学配点 数学比率
1位 熊本大学 400 50 12.5%
1位 山梨大学 800 100 12.5%
3位 島根大学 700 100 14.3%

熊本大学

 

英語 数学 理科 国語 社会
100 50 100 100 50 400

熊本大学はセンター試験における数学の配点比率がもっとも低く、12.5%です。通常のセンターの配点と比べてみると、数学の配点のみが半分に圧縮されていることがわかります。よって、数学を苦手としている方であっても出願しやすい試験であると言えます。

 

一方で国語の配点が英語や理科と並んで高いので、理系出身者の多くが苦手としている国語で得点し、周囲の受験生と差別化を図る必要があります。

 

山梨大学

 

英語 数学 理科 国語 社会
300 100 200 100 100 800

山梨大学のセンター試験での数学の配点比率は12.5と、熊本大学と並んで最も低いです。英語を重視した配点がされていて、英語の配点比率が37.5%を占めます。

 

ただし、センター試験での配点比率こそ低いですが、先ほど見た通り二次試験では最も数学を重視した配点比率の国公立大学になります。

 

そのため、決して数学を不得意としている受験生にとって狙い目というわけではないため注意しましょう。むしろ数学の応用問題を得意とした受験生は、山梨大学を後期試験の志望校にしても良いかもしれません。

 

島根大学

 

英語 数学 理科 国語 社会
100 100 200 200 100 700

島根大学のセンター試験での数学の配点比率は14.3%となっています。センターでは英語と数学の配点が圧縮されており、相対的に理科と国語と社会を重視した配点となっています。

 

そのため、理科、国語、社会に苦手意識がなく、自信のある受験生にとっては有利な試験であると考えられます。これらの科目で得点を伸ばすことで、英語や数学などの科目を補うことができます。

 

数学配点が低い国公立大学医学部(二次試験)

 

順位 大学名 満点 数学配点 数学比率
1位 大分大学 600 100 16.7%
2位 広島大学 A方式 1800 300 16.7%
3位 佐賀大学 400 80 20.0%

大分大学

 

英語 数学 理科 面接
100 100 200 200 600

大分大学の二次試験における数学の配点比率は16.7と低くなっています。配点は理科と面接に重きが置かれているのが特徴です。

 

したがって、理科で高得点を狙える受験生や、面接試験に自信のある受験生にとって有利な試験となります。理科と面接で得点を稼ぐことができれば、英語と数学が苦手な受験生でも点数を補うことができるでしょう。

 

広島大学 A方式

 

英語 数学 理科
300 300 1200 1800

広島大学の「A方式」の配点比率は、理科に大きく偏っているのが特徴的です。英語と数学の配点比率は16.7%ですが、理科が残りの66.7%を占めています。

 

そのため、理科に圧倒的に自信のある受験生にとって非常に有利な二次試験となっています。逆に、英語や数学が得意な受験生でも理科で上手く得点できないと合格は見込めないでしょう。

 

理科に特化しているわけではなく、英語や数学でもバランスよく得点ができるという受験生は、英数理が各600点に配点されている「B方式」での受験をすると良いでしょう。

 

佐賀大学

 

英語 数学 理科 面接
80 80 80 160 400

佐賀大学の二次試験における数学の配点比率は20.0と低めの設定です。二次試験は面接を重視した配点で、面接の配点比率は40.0%あります。

 

面接の配点が大きいので、数学などの学科試験で上手く得点できなくても面接の内容次第では逆転できる可能性があります。学生時代に留学やボランティア、部活動の実績など秀でたものがあり、面接に自信のある受験生にとっては出願しやすい試験となります。

 

数学配点が低い私立大学医学部

 

順位 大学名 満点 数学配点 数学比率
1位 聖マリアンナ医科大学 600 100 16.7%
2位 久留米大学 500 100 20.0%
2位 東京医科大学 500 100 20.0%
2位 順天堂大学 500 100 20.0%
2位 埼玉医科大学 500 100 20.0%

聖マリアンナ医科大学

 

英語 数学 理科 面接 小論文
100 100 200 150 50 600

聖マリアンナ医科大学の数学の配点比率は16.7%と、私立大学医学部の中ではもっとも低くなっています。

 

一方で理科の配点比率が高く、33.3%と3分の1を占めています。そのため、理科が得意な受験生であれば得点を伸ばしやすく、配点比率の低い数学などの科目を補うことができます。

 

また面接や小論文も点数化されるのが特徴です。特に面接は配点比率が高いので、理科と面接の対策がメインで必要となります。

 

久留米大学

 

英語 数学 理科 面接 小論文
100 100 200 50 50 500

久留米大学の数学の配点比率は20.0%と低めに設定されています。配点比率が高い科目は理科で、40.0パーセントと大部分を占めています。

 

そのため、英語や数学よりも理科を得意としている受験生に向いている試験と言えます。また面接や小論文も点数化されているので、軽視せずに対策が求められます。

 

東京医科大学

 

英語 数学 理科 面接 小論文
100 100 200 40 60 500

東京医科大学の数学の配点比率は20.0%と医学部の中では低めです。理科を重視した配点がされていて、理科だけで配点比率の40.0%を占めています。

 

私立医学部の中では小論文の配点が高く、面接と小論文の配点の合計が数学の配点と同じであるため、数学が苦手な受験生もある程度カバーが効く試験方式です。

 

順天堂大学

 

英語 数学 理科
200 100 200 500

順天堂大学の数学の配点比率は20.0%と低めです。特に英語を重視した配点となっており、英語は2科目受験する理科と同等の配点比率でどちらも40.0%です。

 

そのため、英語と理科の2科目を得意としている受験生にとっては有利な試験と考えられます。これら2科目で十分な得点ができれば、数学で上手く得点できなくても補うことができます。

 

埼玉医科大学

 

英語 数学 理科 小論文
150 100 200 50 500

埼玉医科大学の数学の配点比率は20.0%と他の科目よりも低めです。英語と理科を重視した配点比率で、英語は30%、理科は40%を占めます。

 

そのため、特に理科を得意としている受験生にとっては有利な試験と言えます。英語の配点も大きめなので、英語で得点を伸ばすことも考えられます。数学が苦手でもこれら2科目でカバーすると良いでしょう。

 

 

 

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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