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医学部医学科の共用試験(CBT・OSCE)

こんにちは、武田塾医進館広島校です 。

 

医学部の4年生で実施されている。

共用試験について紹介します。

この試験は、大学病院などでの臨床実習で実際の患者さんと医学生が関わるにあたって

必要ない医学知識と技能を携えているかを確認する全医学部共通の試験です。

この試験に合格すると

臨床実習で、指導医のもとで許された範囲の医療行為をすることができるスチューデントドクターの

資格が得られます。

したがって、この試験の合格が臨床実習に参加する必須条件となります。

 

医学部の共用試験

共用試験は4年生の10月、11月に全医学部で実施されます。

試験科目は2つで

CBT 医学知識の修得度を評価する試験。コンピューターわるにあたって

 

必要ない医学知識と技能を携えているかを確認する全医学部共通の試験です。

 

この試験に合格すると

 

臨床実習で、指導医のもとで許された範囲の医療行為をすることができるスチューデントドクターの

 

資格が得られます。

 

したがって、この試験の合格が臨床実習に参加する必須条件となります。

 

 

 

医学部の共用試験の概要

共用試験は4年生の10月、11月に全医学部で実施されます。

制度が改正され、今はどの大学でも合格基準が同じになっています。

 

試験科目は以下の2つです

CBT 医学知識の修得度を評価する試験。

         コンピューター画面に提示される選択問題などを解答していく方式です。

OSCE 患者さんに接する態度や診察の仕方、基本的な技能の修得度を評価する試験。

           模擬の患者さんやシミュレータを利用して行われる実技試験です。

 

以下の記事は、医進館広島校の講師の体験記に基づいています。

 

 

 

CBTまでの流れ

2022年広島大学で実施されたCBTの流れ

7/29 CBT説明会

8/29~約2週間 症例検討のグループ学習

9/14.15 CBT試験

 

広島大学では

ほとんどの4年生が春から7月までの研究実習終了後の

8月から本格的にCBTに向けた勉強を始めたようでした。

中には、研究実習と同時並行で勉強を進めていた人もいました。

9月初めにある「症例検討のグループ学習」では、

一つの症候(めまい、浮腫など)に対する症例を

グループごとに検査や診断、治療を検討するもので、

CBTにもいくらか役立つかもしれません。

2022年からCBTが1か月早まったこともあり、

学年全体でのCBTの合格率がそれまでより悪くなっています。

広島大学では追試受験者が1桁から2桁になりました。

 

CBTの特徴

CBTは大学生になってから初めての公的試験になります。

学内の試験のように一筋縄ではいかないかもしれません。

3年までに習った基礎医学、臨床医学の全範囲から出題され、

7割の得点率が必要なので、対策にはかなり時間は必要です。

しかし、学年の約9割が合格する試験なので、

周りと同じ勉強をしておけば合格は難しくないと思います。

 

【教材】

・medu4(映像講義)

すべての科の講義が1人の先生によって行われており、

講義を受けながらテキストを穴埋めしていきます。

国試までの内容も含むため、オーバーキルな面もありますが、

効率よく医学知識を学べると思います。

映像講義にはQ-assistもあり、

利用する人は

medu4とQ-assistが半々くらいです。

 

・QBオンライン(問題集)

CBTの問題を想定した約3000問が掲載されています。

使い方は人それぞれですが、◎, ○, △, ×のマークを付けながら

演習できるのでとても復習しやすいです。

同級生の演習数と得点率も見られるので

現時点での自分の位置を確かめることもできます。

 

・病気がみえる(参考書)

 

勉強の進め方

映像講義や参考書で知識を入れつつ、

QBオンラインで演習を繰り返すという流れになると思います。

映像講義を取らない、2.3週間で詰め込んだ、などといった人もいました。

自分に合った勉強法と勉強計画を確立することが大切だと思います。

 

合格体験記

3年生のうちに大学の授業に合わせてmedu4の映像講義を受けることにしました。

研究実習期間の4~7月はCBTの勉強がほぼできませんでした。

本格的に対策を始めたのは8月からで、約1か月半勉強しました。

CBT対策には、学年のほとんどの人が使用するQBオンラインという問題集を用いました。

試しに解いてみると、映像講義は受けていましたが、かなり忘れていたので

3週間くらいは各科(循環器、呼吸器、小児科など)ごとに

medu4テキストの復習とQBオンラインでの一周目演習に費やしました。

8月中にQBオンラインを約2周し、

8月末にQBオンラインと同じ会社(medic media)の模試を受けました。

この時点で8割くらい得点できていました。

例年7割で合格すると言われています。

 

残り二週間はひたすらQBオンラインで問題演習を繰り返し、

約4周したところで本番に臨みました。結果は、得点率にして約84%で合格しました。

 

3年生の授業と並行してmedu4を受講したのが良かったと感じました。

継続は大変でしたが、コロナ禍だったので、時間的にも余裕がありました。

medu4の受講により、3年生の試験はすんなり突破できたのに加え、

CBT対策開始時でテキストを完成できているというアドバンテージによって

他大学より長い期間となる研究実習による停滞をカバーできたと思います

 

2023年以降のCBT

医療法の改正で、CBTとOSCEは2023年から公的化されます。

現在は各大学で独自に決めている合格基準ですが、

全国統一基準が設定されることになっています。

また、今年からOSCEの課題が増えたので

その対策期間も長くなり、CBTがこれまでより1か月前倒しになりました。

 

受験生ならびにその保護者の方へ

ここまで読んでいただいた、受験生ならびにその保護者の方には

医学生が、入学してからも知識と技能の習得を高いレベルで要求され続けること

そして、彼らがまぎれもない国家医師試験の受験生であることが

お分かりいただけるのではないかと思います。

 

また、6年間の医学勉強の礎が、受験に培った勉強法にあるとみて間違いありません

医学部合格のための研鑽は、その後の医師としてのキャリアにおいて一生ものの価値があります。

命を預かる立場の人は、勉強し続ける人でなければなりません。

 

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