こんにちは
武田塾医進館広島校です。
今回は中四国地方の国公立医学部医学科
の学校選抜と総合型選抜について解説します
大学受験全体では、
学校選抜や総合型選抜といった推薦入試が
一般入試の定員を上回るようになりました。
こうした傾向は医学科受験にも表れてきているのでしょうか
中四国地方の国公立医学部医学科の学校推薦
地域枠と一般枠
学校推薦には地域枠と一般枠の2つの枠があります。
地域枠は卒業後の勤務地の制限があります。奨学金の貸与とセットになることがほとんどです。
一般枠は地域医療に関わる条件はありませんが、他県からの志望理由は準備は十分に行った方がよいです。
地域枠のみの募集となるのが、広島、岡山、高知
その他の大学は両方の枠の募集になりますが、
定員のほとんどが地域枠なのが、山口
定員のほとんどが一般枠なのが、香川、愛媛
2つの枠の定員が半々に分かれるのが、島根、鳥取、徳島
です
出願可能な地域
地域枠については、各大学が所在地の県内居住者に制限しています。
高知のみ中四国7県からの出願が可能です。
一般枠については、各大学で制限が異なります。
出願に必要な学校評定
おおむね4.3が目安です。
中には4.1とのところや基準がないところもありますが
そもそも学校推薦ですので、学内選考で評定は最重要項目になります。
数値が高いほど有利になります。
同一高校からの推薦人数の制限
広島大学ふるさと枠の5人まで、
これが最も人数制限の厳しい条件です。
山口、島根、徳島、高知は人数制限なし、
鳥取、香川は７または8人、
愛媛は一般枠のみ5人までとなっています。
入試科目と配点の特徴
各大学の入試科目の特徴をまとめますと
・山口は共通テスト：個別が1：１ 個別は面接と小論文
・島根は一般枠なら共通テストの配点が大きい、地域枠なら共通テスト：個別はほぼ１：１
・鳥取は共通テストの配点が9割
・愛媛は個別試験に総合問題があるが基礎レベルの学科試験の集合
・香川は香川県外の枠が少なく、共通テストなし、小論文あり
・徳島は出願期間が遅く、2段階選抜、集団討論あり
・高知は個別試験の配点非公表
どの大学にも入試制度に特徴があり、受験生によって有利不利は変動します
細かいレギュレーションの変化は、ほぼ毎年行われますので
各大学の発表する要項や告知は必ずご確認ください
中四国地方の国公立医学部医学科の総合型選抜
◎総合型選抜を実施する大学と定員枠
中四国で総合型選抜を実施しているのは
広島、愛媛、徳島、高知の4大学です。
そのうち、広島と徳島は研究枠で、
将来MD-PhDコースまたは博士課程に進んで研究医を育成します。
愛媛と高知は地域枠でそれぞれの県の地域医療を担う医師を育成します。
出願可能な地域
愛媛は愛媛県内の学校出身者に限られます。
徳島は四国地方の学校出身者に限られます。
広島と高知は地域の制限はありません。
ただし、高知は卒業後に高知県で勤務することを選ぶことになり
広島は卒業までに9年または10年かかる研究医の道を選ぶことになります。
※一般枠地域枠が5年生からの2年間で病院実習を経て6年で医師免許が取れるのに対し
MD-PhDコースは、病院実習の時期を遅らせて先に研究行うため、医師免許取得に9年または10年かかります
その他の出願に必要な条件
総合型選抜ですので、学校推薦は要りませんが
高知のみ学校評定4.3以上が出願に必要となります。
広島大学は、科学研究の要件があり
各科目のオリンピックで予選通過以上の結果を残している
必要があります。
共通テスト受験
出願の学校評定基準がある高知は共通テスト受験が課せられません。
広島、愛媛、徳島は共通テストの受験が課せられます。
しかも、3大学とも共通テストの配点は全体の半分以上を占めます。
医学部無料受験相談
医学部医学科受験について、個別のご相談がおありでしたでしたら こちらまでどうぞ。
勉強に関する悩みや不安をご一緒に解決しましょう
〒732-0821
広島県広島市南区大須賀町13-11
リヴァサイドビル 1F/2F
https://www.takeda.tv/i_hiroshima/
TEL：082-559-7329
MAIL：i-hiroshima@takeda
