皆さんこんにちは!
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逆転合格を目指す大学受験専門予備校・個別指導塾の武田塾広島校です!
今回のテーマは、
「共通テストの地理で100点を取る勉強法」です。
地理の攻略法とか勉強法を話していきたいなと思います。
使ってほしい参考書は、
『瀬川の共通テスト地理Bの点数が面白いほどとれる本』→時間に余裕がない人
『村瀬のゼロからわかる地理B』→時間に余裕がある人
教科書よりも地理について詳しく説明されてます!
では、これらの参考書を使う時の大事なポイントをみていきましょう。
因果関係を大事にしよう
まず地理は
「系統地理」…地理の理屈について学ぶ学問
「地誌」…地域や国について学ぶ分野
特に「系統地理」においては因果関係がものすごく重要。
地形(海・大陸・山・平野…)×気候(雨が多い・乾燥地域・寒い地域…)→産業(農業・工業…)
地形と気候の組み合わせで盛んな産業が決まってくるんです。
これが地理の面白いところで、地理は全ての事象を因果関係で説明することができる教科なんですね。
例えば…
『小麦の生産の多い国』を問われた時、
小麦はどういう地域で育つか知っていますか?
年間降水量500ml前後の地域が良いと言われています。
→この気候について知っていれば、「あそこの国かな?」予測できますね。
また、ウクライナにチェルノーゼムっていう、めちゃくちゃ小麦の栽培に適した土壌があるんですが
「日本で小麦の価格を上げないといけないっていう風に言われてる」→なぜ?「世界の小麦の物価が上がってる」→なぜ?「戦争中は小麦がなかなか育てられない」
こんな感じにつながってるんです。地理は『理屈の学問』
農業とか工業の勉強をどんどん進めていく前に、まず、根本の地形と気候を理解する事が大事!
地図や場所を大事にしよう
特に共通テストの地理で大事なんですが、例えば「シンガポール」
「シンガポールの国の特徴は?」と問われたとします。
その時、シンガポールのことを勉強していたら知識で言えますね。
でも、世界地図が与えられてて、「この①の国の特徴は?」みたいに国名を出してくれない事も多いんです。
なので、地図を使って、どの国がどの地域に、どの場所にあるのかを言えるようにしてください。
国名を地図とセットで勉強してほしいです。
ただ、これをどうやって勉強していくか。
地理だけじゃなくて、世界史でもそうなんだけど、自分で簡単にざっくり書いてみる。
自分で地形から書いて、そこに国名を書いていくと、頭に残りやすくて、オススメです。
さらに言うと、
国名だけじゃなくて、主要な国の主要な都市名、代表的な河川、地形、農業も地図に書き込みして覚えていってほしい。
それを書いた上で、さっき話した「因果関係」
「なぜ、そこが綿花なのか」「なぜ、小麦なのか」それを説明できるといいですね。
ちなみに大都市の近くでは「花とか野菜が多い」とかあるんですよ。
「因果関係」中心に勉強していって、地図とセットで覚えていって、知識は結構揃ってきました!
そこで、演習問題やりましょう!ってなった時のポイントです。
統計問題に強くなってほしい
統計問題には2種類あって
⑴有名な覚えておくと役に立つ統計
⑵その場で考えなきゃいけない統計
⑴「米の輸出1位の国は?」とか「銀の生産1位の国は?」農作物や工業の有名な出典は『村瀬の~』や『瀬川の~』にも載ってるんで、覚えておくと、役に立つことが多いです。
⑵厄介なのはその場で考えさせる統計問題。「その場で考えさせる」っていうのが地理の難しさでもあるんだけど、謎解きパズルみたいだし、クイズっぽくて面白いところでもあるね。
そこで、例題を用意しました。
≪ 例題 ≫
①~④はアラブ首長国連邦、スイス、デンマーク、フィリピンのいずれかである。
スイスに該当するものを1つ選べ。
※2段目以下は「第3次産業の業種別構成比」である。
① | ② | ③ | ④ | |
第三次産業就業者割合 |
75.3 | 73.3 | 72.8 | 50.3 |
流通関連サービス (小売り・運輸…) |
27.7 | 28.9 | 32.2 | 52.7 |
消費関連サービス (飲食・宿泊…) |
3.9 | 9.7 | 23.0 | 15.6 |
生産関連サービス (金融・不動産…) |
17.8 | 24.2 | 15.4 | 7.7 |
社会関連サービス (教育・保健衛生・社会事業…) |
42.6 | 30.4 | 22.5 | 18.3 |
その他 |
8.0 |
6.9 | 6.9 | 5.6 |
こちらは2013年の地理の問題なので、今とは違ったりすると思うんだけど、見ていきましょう!
まず、特徴のある数字をマークしていきましょう。
第3次産業就業者割合を見ていくと、④の国だけが少ないですね。
第3次産業就業者割合 ⇒ 先進国度合を表す。発展途上国ほど第1次産業(農業・漁業)が多い
この中で一番発展途上国なのはフィリピンですね。
なので、④はフィリピンだろう、という推測がなりたちますね。
次に特徴のある数字は…社会関連サービス(教育・保健衛生・社会事業・公務など)というところが①の国が一番高いですね。
ここからは地理の知識も必要となりますが…
教育とか保健衛生とかの仕事に就く人が多い⇒教育・福祉が充実している⇒充実させるためには税金が必要⇒税金が高い⇒北欧
なので、①は北欧のデンマークだろう。
残った②と③を比較したら、②は金融・不動産が多く、③は飲食・宿泊、つまり観光に強い都市だと分かるので
②金融、銀行が多い⇒スイス
③飲食・宿泊が充実⇒観光都市ドバイ⇒アラブ首長国連邦
スイスは②となりますね。
このようにまずは、地理の基本的な勉強をして、各国の知識・イメージをつける。
で、それで統計を見て、その自分の知識と組み合わせて解くという。
これが統計問題の攻略法です。
この攻略法の中で一番大事なのが「国のイメージをつける」
「GDP(国内総生産)攻略法」と名付けたものなんですが、どんだけその国が先進国なのか発展途上国なのかを覚えておけば解けるっていう問題が多いので
各国の豊かさ・GDPを把握しておくと地理の統計問題、強くなれるんです。
例えば、東南アジア
シンガポール⇒先進国
カンボジア⇒発展途上国
これも、GDPを見れば、わかるんです。GDPを正しく把握していれば第三次産業の割合とか教育の充実、乳児死亡率とか…ありとあらゆる情報に直結していきますからね。
地理は統計問題をどれだけ安定して高得点取れるかが攻略の鍵かなと思うので、知識をちゃんとつけて、因果関係の理屈を理解して、各国のイメージをちゃんと掴んで、地図でどこにあるのか覚えていけば、統計問題に強くなれます!
地理は時間ないから、最短距離でササッと終わらせたいって思うかもしれないけど「急がば回れ」でしっかりと理解を深めてから、演習に入っていってください。
これで地理、高得点狙っていきましょう!!
応援してます!!
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