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【心理学19】暗記系の勉強法と暗記の性質~チャンク化など

こんにちは!

授業をしない!日本初の塾、武田塾の広島校です!

 

今回の記事は「暗記」についてです!

暗記に対して、漠然とした苦手意識を持っている受験生も多いのではないでしょうか?

 

今回は、そんな「暗記」というものを紐解いていきます!

 

 

暗記系の勉強法

 

 

学習 記憶 脳

今日は、暗記系の勉強法です。

人間の脳は、中学生のころまでは、丸暗記することが得意で、
英単語や歴史の年号など暗記することが苦にならないのですが、
高校生になったころから脳が変化し、だんだんと丸暗記することが苦手
なってきます。そのかわり、理論だったことはよく理解できるようになります。
大学受験というとても大切な時期になんということでしょう。
丸暗記が苦手になっているとはいえ、英単語などは覚えなくてはいけません。
英単語を知らずに、英文を読むことはできません。
どうすれば、効率よく覚えることができるのでしょう。

高校生になると見たことがあるという英単語は、かなり多いと思います。
※見たことがある記憶では、ほぼ最初から覚え直すのと同じですが、
それが、※見分けられる記憶に留まっていれば、丸暗記することが苦手に
なっているとはいえ、覚え直すのが楽なはずです。
英単語を覚えているかどうかを単語帳でチェックして自分でテストをして
覚えているかどうか確認し、覚えていないものは覚え直します。
お勧めなのは、システム英単語かターゲットを全て覚え直すことです。
(※は、前日のブログ記憶の4段階で説明しています)

暗記するのが苦手になっていても、興味があるかないかで記憶力は変わって
いきますよね。確かなことをしているという確信を持っているか持っていないか
でも変わってきます。
何も考えずに言われたとおりの勉強法をするのではなくて、
その意味を理解するということが大切です。
なぜこの学習が必要なのか、どういう効果があるのかわかってやるのと
やらないのとでは、積極さや真剣さが変わってきます。
自分の脳の特性を上手に利用していくことです。
そして、どのように勉強すれば覚えやすいのか理解することです。

 

 

整理整頓して覚えよう

 

整理整頓

高校生になったころから、丸暗記することが苦手になっていきます。
それでも、大学合格には暗記は必要です。

記憶するときに、片っ端から放り投げるように覚えるのと、きちんと整理整頓
してから覚えるのとでは、どちらが覚えやすいでしょうか。

次の9桁の数字を覚えてみてください。
146279358

そして、30秒後に覚えているかチェックしてみましょう。
そのときに覚えられたとしても、1時間くらい経ったら
忘れてしまっているのではないでしょうか。
こうした意味のない数字をただ暗記するのは、語呂合わせを
使わないかぎりなかなか難しいでしょう。
しかし、電話をかけるときのほうに途中でハイフンを入れると
146-279-358
となってグーンと覚えやすくなります。このようにものごとを
グループ化すると記憶しやすくなることを「チャンク化」
言います。
勉強においてもグループ化はとても大切な作業です。
たとえば、英熟語を覚えるときも、散漫に覚えていたのでは
効率よくありません。むしろ、「get at」「get out」「get over」
「get up」のように"get"でまとめてみたり、逆に「get at」「arrive at」
「look at」「stay at」など"at"でまとめてみたりして、
「分類」することが大切です。
覚えたい対象をていねいに整理整頓するのです。
また、計算間違いなどのケアレスミスで、うっかりテストの
点数を下げてしまう人がいますが、計算ミスが多い人ほど
筆算が乱雑で整理されていないということが多いのです。
このように勉学においては、知識や情報の整理整頓が
重要な作業であると心得てください。

 

記憶力は大人になっても伸ばせる

ヒトの脳

丸暗記力のピークは8~9歳頃だといわれています。
脳に入った情報を伝えていく神経回路がつくられていくのが
3~10歳頃までで、ほぼこの10年間で脳の司令塔・前頭葉の
基本性能が決まります。
思考や判断といった人間らしい精神活動を担当する脳の前頭連合野の
基本神経回路が完成するからです。
記憶力は遺伝というより、生まれてから前頭葉の基本性能が決まる
10歳までの期間をどう過ごしたかで決まります。
この時期にたくさんの体験をし、脳に刺激を与えれば与えるほど
神経回路が活発につくられ記憶力が高まります。
では、大人になったらもう遅いのかというと、決してそうではないのです。
機械的な丸暗記は10歳の子供にかなわないのですが、
記憶力は丸暗記だけではないのです。
2分ほどの物語を聞かせて30分後にどれくらい内容を覚えているか
という実験をすると、20代後半から30代が最もすぐれているという
結果が出るとのことです。これは、丸暗記だけではなく言語能力も必要になる
からです。
言語能力も含めた総合的な意味での記憶力は成長とともに向上し、
20代後半から30代でピークになります。
これは、学習で得た情報が消えることなく固定されて、その上に実体験を
通して得た新しい情報が絡まりあいながら積み上げられていき、記憶力が
ますます増強していくためです。たとえば、
歴史の年号を丸暗記する能力は多少衰えますが、事件が起こった背景や
状況といったストーリー性を重視した記憶法に切り替えれば
記憶を補強できます。

※丸暗記力は8~9歳をピークに年齢が高くなるにつれ落ちる
※意味のある文章の記憶力は30歳前後がピークで、その後の落ち方も緩やか

 

終わりに

今回は、暗記についていろいろお話してきました。

ぜひ自分の受験勉強に役立てて、見てくださいね!

 

今回の記事に関して、他にも勉強に関する悩みや不安がありましたらお気軽に武田塾の無料受験相談にお越しください。

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