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【心理学18】各論:「反復学習」とそのスケジューリング(その2)

受験生のみなさんこんにちは!今までにない超個別指導の武田塾広島校です。

今日は、記憶の4段階の続きです。

 

反復学習

 

人間は忘れる動物ということは、脳科学でも証明されていますが、
それ故に、物事を記憶するには反復学習が必要になります。
すでに覚えているものを繰り返して学習してもあまり意味がなく、
忘れかけたところで反復学習するのが効果的だといいますが、
それでは、どのくらいの頻度で反復すればいいのでしょう。
これには、個人差があります。
人間の脳は忘れる速度は誰もが同じですが、覚えるのが得意な人と
そうでない人がいます。覚えるものに対して興味があるなしでも
変わってきます。記憶の4段階で、どの段階にあるものを覚えるのかでも
違います。

このあとに示した忘却曲線は一般的なもので、どのくらいで反復すれば
いいのかは一概にはいえません。

新たに学習した忘却曲線
どのくらいの頻度で反復学習するのか個人差があり、一概にはいえないのは
わかりましたが、それではどのタイミングで反復学習すればいいのでしょうか。
それは、自分の記憶を自分自身で管理する作業をすればいいのです。

そこで重要なのが「記憶の確認」です。
効率よく効果的に学習して記憶するためには、自分がどの程度覚えているか
チェックしながら反復学習することが大切になります。
英単語などを覚える場合、覚えているものと覚えていないものに分けて、
覚えていないものだけを覚え直せばいいのです。
自分で覚えているかテストをして覚えていないものだけを覚え直し、
また、テストをしてと繰り返すのです。
時間がたつにつれて記憶は薄れていくので、自分の記憶がどのレベルにあるのか
いつも監視していなければならないのです。
それが「記憶の確認」なのです。

自分では※想起のつもりでも※見分けられる記憶になってしまっている
こともあります。(※は、前日のブログ、記憶の4段階で説明しています)

ですから、「記憶の確認」をして、忘れてしまった記憶は反復することで、
「覚えている」状態に戻さなければなりません。これが「記憶のコントロール」です。
記憶というのは、「記憶の確認」と「記憶のコントロール」を繰り返すことで
強化され、知識として定着していくものなのです。

 

反復学習の効率的なスケジューリング

 

はちまきのj受験生

受験生のみなさん!こんにちは!今までにない超個別指導の武田塾広島校です。

今日は、スケジュールによって効率的に記憶するという話しです。

前回のブログで「記憶の確認」と「記憶のコントロール」の2つが大切
だという話しをしました。
そして、計画的に覚えていくということが重要になってきます。
なんでもただがむしゃらに、無計画にやっても、効果は上がらず非効率に
なってしまうので、スケジュールをつくって、効率のいい学習をしなければ
なりません。
英単語や歴史の年号などの「暗記系」なら※見分けられる記憶か※想起、
数学などの「論理系」なら※オートマティックになるように
スケジューリングをすることが必要です。(※は、先日のブログ記憶の4段階で
説明しています)
そして、スケジューリングする上で大切なのは、自分の意志は信用しないことです。
できれば、スケジューリングしてくれるコーチをしてもらうことです。
「記憶の確認」によって自分がどれほど覚えているかテストをして、
その結果を受けて計画を修正していくことも必要になります。
志望校合格のレベルと自分のレベルの差を埋める計画を立てることが必要になります。

覚えたものを本当に覚えたかチェックする。これが「記憶の確認」です。
そこで記憶できていないものは反復学習します。「記憶の確認」そのものも、
もう1度見直しているのですから、反復の効果は十分にあります。
「記憶の確認」は何も覚えていないものを発見するだけではなく、
チェックすることで、覚えていたものも記憶が強化されるわけだから、
忘れにくくなります。
そして、覚えていなかったものを覚え直すのが「記憶のコントロール」です。

たとえば、1日に英単語100個覚える場合でも最初に覚えるのはたいへんだけど、
1度忘れかけたものを覚え直すのは労力がかからないのです。
※見たことがある記憶になってしまったら、最初から記憶しなおすのとほぼ同じになってしまう
ので、記憶のレベルを※見分けられる記憶までに保っていれば、覚え直す労力は
かからないのです。

※見分けられる記憶のレベルで覚えたことは、時間を置かずに2度目の学習、復習をして
翌日以降にまた反復するのが効果的な記憶術です。
だから、最初から※想起を目指すのではなく、その2度目、3度目の学習で
※想起にしていく。そのほうがずっと効果的なのです。なぜなら、
2度目、3度目は、最初に覚えるときのわずか2、3割の労力しかいらないと
いわれていますし、反復によって次第に記憶が定着していくからです。
(※は、先日のブログ記憶の4段階で説明しています)

志望大学合格までのスケジューリングをして、
「記憶の確認」と「記憶のコントロール」
で記憶のレベルを管理していき、合格を勝ちとりましょう!

 

おわりに

いかがでしたか?

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