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【受験勉強】英語の成績をもうひと押し!伸ばすためには!?

 

みなさんこんにちは!

武田塾姫路校です。

今日は、この時期から、英語の成績を今からもうひと押し、上げるために必要なことについて、紹介していきたいと思います。

 

はじめに

武田塾では、志望校のランクに応じて「段階突破テストの合格」という指標が設定されています。

難関校を受験する場合、日大レベル、MARCHレベルの2段階をクリアしないと、過去問演習に入ることができません。

それぞれレベルの段階突破テストを受けるために、そして過去問演習に入るまでに消化吸収していく参考書も、ルートとして概ね決まっています。

英語に関しては、「語句の意味が分かる」ことは言語学習のいちばんの基礎ですから、どのレベルまで進んでいくかに関わらず、どの生徒さんも「英単語の暗記」から始めます。

そして熟語、文法、構文、長文、と徐々に判断力・思考力の必要な問題タイプの参考書へ進んでいくのです。

早い人では9月上旬時点で既に、MARCHレベルの参考書を終了して、段階突破テストを突破する生徒さんが出てきています。

 

さて、このごろ筆者は、なかなか長文読解の演習で正答率が上がってこない、あるいは段階突破テストに合格できない、という生徒さんに、2つの傾向があることを感じています。

その二つの傾向と、対策してほしいことをお伝えするので、ぜひ自分のこととして読んでみてくださいね^^

もう一段階、「英語が解ける」ようになっていきましょう!

 

派生語や関連語がちっとも分からない!〈単語帳がしっかりと使えていないタイプ〉

このタイプの人は非常によく見かけます。

単語だけで言えば、日大レベルの段階突破テストクリアの目安となるのは「システム英単語」Stage3(Advanced Stage)・1700語の暗記、MARCHレベルの段階突破テストクリアの目安となるのは同テキストのStage4(Final Stage)・2027語の暗記、それ以上になるとStage5(多義語)・184語、さらに人によってはもう一冊単語帳をこなす、という人も居ます。

単語帳についてはかなり完成度が高いのに、「こんなに覚えたのに長文の中に知らない語が読解の妨げになるほどたくさんある( ノД`)」と感じている生徒さんは、派生語関連語についての知識を補充していく必要があります。

知っている英単語をベースにして守備範囲を広げるイメージです!

 

例えば、legal「合法の、法的な」は覚えていても → illegal「違法の」に気づけない場合は、接頭語である 'il' に意識が向いていません。

この 'il' には「不・非・無」のような働きがあり、元になる語句の意味を裏返すのです。

il+limit+able=illimitable「制限をかけられない→無限の」や、il+logic+al=ilogical「論理の性質が無い→非論理的な」など、知ってさえいれば「見える世界」がどんどん広がるのです。

 

つまり・・・「派生語の正体」である接頭語・接尾語と、品詞変化への理解!

これがあれば、既にあなたが覚えている語句が何倍も使えるようになります!

 

単語帳は「元の語句」だけでなく、接頭語・接尾語に着目して派生語、関連語をも覚えていってください。

接頭語・接尾語の知識についてはあまりテキストには載っていませんが、ネットですぐに調べられます。

 

中学生英語の文法知識が安定していない!〈大学受験で大奮起したタイプ〉

もう一つの「英語が伸びにくい人」の傾向は、「大学受験のために奮起して頑張っているが、中学生時代はあまり勉強してこなかった」というタイプの人です。

つまり、中学生で学習する英語の練習量が少なく、土台が弱い人が結構いるのです。

このタイプの人がどのようなミスをするかというと・・・

 

現在完了の3用法(経験・継続・完了)の区別や、それぞれの用法と頻繁に組み合わせるキーワードの組み合わせを見逃す

→for five years と後ろにあるのに、文法正誤問題や適語補充で動詞の変形を過去形や進行形にしてしまう、など

能動態・受動態の、動作主と目的語の関係があいまい

→主語がモノなのに、受動態が作れない、moveやoverwhelmなど「外的要因による感情の動き」を表す動詞を能動態で使ってしまう、など

名詞の単複冠詞に関する意識が薄い

→文章全体における単数・複数を統一できていない、変形が例外的な名詞の知識が少ない、theをどんな時に使うか分かっていない、など

●動詞、形容詞の「変形」に弱い

→tear-tore-torn,shine-shone-shone等の動詞の変化や、bad-worse-worst,little-less-least等の形容詞の変化に気づきにくい、など

語順が不自然

→「○○を~する」のような簡単な形で、目的語が動詞の真後ろにひっついていない、など

 

あなたはどうですか?

高校生用の文法書は一生懸命覚えていても、上記のような基礎的なミスで、これまでテストの点数をどれだけ失って来たでしょう。

 

これらは、高校受験時に頑張って勉強している人たちは何度も何度も間違えたり忘れたりしながら、見逃さないように鍛えられています

ハイレベルの中学生用テキストを使っていれば、高校生で習うような知識にさえ早いうちになじんでいるのです。

 

もちろん、高校生になってから、あるいは受験生になってからでも、どんな大学志望できるし、合格することだって可能です。

しかし、それまでの蓄積が違うことも、事実ではあります。そこを追い抜いていかなければならないのです。

心当たりのある人は、ミスを繰り返さないよう、書きだしてノートに張り付けてくださいね!

 

おわりに

伸び悩んでいるな、と感じている人は、ものすごく簡単で、随分前に知っているつもりのことが、案外活用できていないのかもしれません

これまでどんな間違いをしてきたか、その原因はなんだったか、もう一度くもりなき眼で見て、反省してみてください。

 

どれだけ読める文章のレベルが上がっても、どれだけ模試の点数が伸びても、ここに述べたような基礎を徹底する学習をこころがけること。

最後にあなたを支えてくれるのは基礎学習です。

基礎を笑うものは基礎に泣きます。

今日私が伝えたいのはこのひとことに尽きます。

問題演習や過去問の実施ばかりに気持ちがいっている人は、もう一度地に足をつけて、がんばっていきましょう!!

 

 

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