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【受験勉強】英語の伸びを実感できるのは一体いつ?

みなさんこんにちは。

武田塾姫路校です。

武田塾では英語の指導を受けている人が多いですが、英語の成績は上がってきていますか?正直、まだあまり手ごたえがないという人が多いのではないでしょうか。

今回は特に英語について、いつ伸びを実感できるのかお話したいと思います。

英語は伸びるのに時間がかかる

英語の指導中によく受ける質問として、「英語っていつ伸びるんですか?」があります。受験生には何度も「英語は伸びるのに時間がかかる」と言ってきましたが、「伸びを”実感”するのに時間がかかる」と言った方が正しいかもしれません。

それは何故?

①外国語である

②暗記科目ではない

③慣れが必要

⓸使いこなせないといけない

英語を単なる暗記科目のように思っていると痛い目に合います。やはり、外国語には慣れというものが必要です。シス単や速熟を勉強して語彙力がついたからと言って、魔法のようにスラスラと問題が解けたり、リスニングが全て聞き取れるようになるわけではありません。英語は様々なアプローチの参考書を一通りこなした後で、過去問対策に入ってからも険しい道のりとなります。

志望校ごとに問題の形式や傾向が様々で、それに適応していくのにも時間がかかるからです。

英語の勉強において「習得できた」と「暗記できた」は別物です。特に英文法においては、暗記だけではなく「何故そうなるのか理解できているか」が重要です。参考書を暗記した人は、その参考書から出題された問題であればある程度点数が取れるはずですが、問題形式や例文、選択肢が全く異なる場合はどうでしょうか?たとえ同じ単元であってもそれが解けない場合は「理解できた」のではなく、その参考書を単に「暗記していた」だけの可能性があります。分かりやすい習熟度の目安は、「何故その答えになるのか、自分より英語が苦手な人でも理解が出来るように説明できるか」です。特に国公立志望の人は記述問題なので、和訳や英作といった実践的な英語力、言い換えると英語が使いこなせる能力が問われるわけです。

実感できるタイミングは?

それははっきり言って人によりけりですが、

①熟語を学んだ後

②解釈を学んだ後

③長文読解に慣れた頃

⓸過去問を繰り返し解いている頃

塾生をみている限りは、この4つのタイミングが多いのではという印象です。一つずつ、どういうことか詳しく解説していきます。

①熟語を学んだ後

誰しも英単語や英文法については学校で学習したものだと思いますが、熟語を集中的に勉強したという人は少ないのではないでしょうか?もちろん、長文を解いていて熟語に出くわしたことはあったと思います。それに比べて、速読英熟語など、それ専門の参考書でしっかりと学んだ後というのは、英文の読みやすさが少し違ってくるものです。これは、熟語の意味が分かることで文の中で”塊”として捉えられる部分が増えるからだと思います。おそらくは、初めは意味不明な文字の羅列みたいに思えていたのに、分かる部分が増えてきた!という感じです。

②解釈を学んだ後

解釈の勉強は時間がかかると嘆いている人が多い一方で、「苦ではない」「面白みがある」と言ってくれる生徒さんも多いです。一度丁寧に取り組んでおくと、復習の時にはすごく時間が削減できます。そして、一冊やり終えた時には長文を読むための力がぐんと伸びていると思います。やはり、文の構造が掴めるかどうかは英語を読むうえでとても重要です。解釈の勉強では英文法の勉強だけでは少し足りないような複雑な構文をカバーすることができます。文の構造、もっと細かく言えば”節”の構造・働きが理解できるようになると、熟語に次いで”塊”として捉えられる部分が増えるため、より読める部分が増えてきます。一文全て理解できるものが増えると、文全体を読む・理解するというゴールまではあと少しです。この段階で、学校の英語の成績が少しずつ上がり始めるという人も居ます。

③長文読解に慣れた頃

武田塾カリキュラムに沿って進むと、長文を解いている頃というのは、単語・熟語・解釈を学んだ後なので、英語の基礎が完成した後ということになります。土台である基礎がしっかりしていると、応用もききやすくなるため、英語が読めるようになってくるのも納得ですね。演習の繰り返しで”慣れ”が顕著に表れるのもこのあたりからです。また、実際に模試などの成績が上がってきたという人が多いのはこの段階だと思います。点数や判定といった数字に結果が表れると、誰でも自分の伸びを実感できますよね。

⓸過去問を繰り返し解いている頃

志望校のレベルにもよりけりですが、過去問とは一般的に難しいものです。要は発展・応用部分です。よって、過去問を繰り返し解いている頃にぐっと英語の伸びを実感する人もいます。例えば、「初めは宿題と同じ範囲の英文法や単語のテストですら8割をとるのが精一杯だったのに、今は過去問で確実に7割がとれるようになった」などです。志望校に手が届きそうにないから入塾を決めたという人がほとんどだと思うので、志望校の問題で安定した点数がとれるようになったことで、初めて手ごたえを感じるのかもしれません。

最後に

英語が”読める”に焦点をあてて説明してきましたが、これはリスニングでも全く同じことが言えます。第一に、「目で読めないものは聞こえない」ということです。当然、分からない単語は耳で聞いても意味が分かりませんよね!また、「目で読めない」とは、意味が分からないに加えて、発音が分からない場合もです。なので、私は発音が分からない単語は必ず放っておくな!と言います。

英語が伸びるタイミングや手ごたえの感じ方には個人差があるため、これ!といった助言をすることは難しいですが、とにかく伸びが実感できるまで勉強を続けてください。

それは、もうすぐかもしれないし、受験直前になるかもしれません。思ったより時間がかかることも多々あります。しかし、積み上げた努力は必ず報われます。その直前で諦めてしまうのが一番勿体ないです。

是非頑張ってください!!

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