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【私大英語対策】解く時間が足りない理由とその改善方法

みなさんこんにちは。

武田塾姫路校です。

二月も半ばですが、まだこれから受験だという人も多く居ると思います。

モチベーションは高いまま保てていますか?受験が終盤になるにつれて、エネルギー切れ気味の人も出てきます。だらけてしまうのは良くありませんが、適度な休息は必須ですよ!

さて、今回は特に英語科目の時間切れ改善方法についてお話したいと思います。

時間が足りない理由とその改善方法

基礎が出来ていない

もちろん、英文法・英単語・英熟語といった基礎が出来ていないと、過去問を解く際や模試、入試で時間が足りなくなってしまいます。「分からない」というとき、考える時間が必要になり、どうしても一問一問を解くことに長く時間を使ってしまうからです。上記のような基礎知識が身についていると、日本語を読むようにとまではいかずとも、ある程度スラスラと問題を解くことが出来ます。文法や語彙問題などは、読解力などとは異なり、自分がその知識を持っているか否かが重要です。つまり、知識をしっかり身に着けている人であれば、ほとんど即答できるはずなんです。逆に解くのに迷ってしまう問題は自分の知識不足だったということになります!

参考書でもそうですが、四択の問題の正解は大体一つですよね。その正解は唯一無二の正解で、他の選択肢を選んだので惜しかったというものではありません!大体は紛らわしい選択肢を並べられているわけですが、基礎が理解できている人はそんな問題には騙されないはずです。また、勉強においては暗記=理解ではないということにも注意してください。特に、英文法や日本語でも意味が分からない単語については理解できたというところまで勉強しましょう。例えば、「exaggerate」は「誇張する」という意味ですが、誇張するという意味が分かっていないまま英単語を暗記している人はいませんか?中々覚えられない原因になるので、分からない意味はきちんと調べましょう。逆に言えば、手間をかけて覚えたものは記憶として定着しやすいです。

解くことに慣れていない

例え受験英語の基盤が出来ていても、入試形式の問題を解くことに慣れていないと、中々最後の問題まで辿りつくことが出来ないと思います。入試問題は、限られた時間の中で様々なスタイルの問題を解かなければならないので、慣れないうちはペースが乱れてしまうという人も少なくありません。回数を重ねるごとに、徐々にコツも掴めてくると思うので、練習を重ねれば大丈夫です。ただし、入試直前になって、まだ過去問に手をつけていないという状態にはならぬよう気をつけてください。

解き順に問題がある

多くの大学の入試問題で、文法問題・会話問題・長文問題が出題され、問題の序列は大学によってことなります。いきなり長文読解から始まり、最後に文法問題がくるという大学もよくあります。

こういうとき、みなさんはどこから解き始めますか?

順序良く初めから解き進めたい人も居るかとは思いますが、一般的には、文法問題から解いていくのがお勧めです。最後に文法問題が配置されている場合、時間切れによって解けきれないのは非常に勿体ないです。特に文法問題は点数が取りやすく、受験生の中でも得点率が高い箇所なので、絶対に抑えておきましょう。ただし、時間はかけず、出来る限り「即答」レベルを意識し、長文問題を解くための時間へ回してください。次に、会話問題や段落の並べ替え問題などといった、比較的難易度の低く、長文よりも時間がかからなさそうな問題を解きます。ここでも時間を見ながら、ある程度のスピーディーさを意識しましょう。解き順を考えることで、まだ時間が足りないにしても、総合得点は上がる可能性があります。例えば、同じ5-6分でも、長文の内容一致問題1問よりも、単純な文法問題8問を解き残す方が痛手ではないですか?自分の解き方は大丈夫か今一度振り返ってみてください。

自分の力を信用出来ていない

これに関しては実力や努力うんぬんよりも、少し心理的な話になってきますが、一人で改善するのが最も難しいものだと思います。英文法や英単語といった基礎がしっかり出来ているにも関わらず、過去問を解いていて時間が全く足りないという人の中には、自分の力を信用出来ていないからではないか?と思われる人も居ます。自分では気が付かないかもしれませんが、問題を解いていて本当に自分の答えが正しいのかどうかを迷って余分に時間を費やしてしまう人はその傾向があります。

特訓中に、一人の受験生に過去問の文法問題を解いてもらったところ、四択の問題にも関わらず、一問一問にかなりの時間をかけて解いていました。到底最後の長文まで辿り着けないスピードだったので、一旦「問1の答えは?」というように即答形式で問題を解いてもらいました。基礎はしっかり出来ているようで、結果としてはどちらの解き方でも正答率は変わらずです。つまり、直感で「これだ!」と思ったときと、時間をかけて悩みに悩んで解いたときで、そんなに違いはなかったんです。ここに関して言えば、自分の解答に自信を持つことで、解くスピードが上がるという人も居るかもしれませんね。ただし、これは基礎が出来てからのお話です!基礎が出来ていないのに自分の力を過信しすぎると、逆に痛い目を見てしまいます。まずは、しっかりと基礎固めからです!

最後に

いかがでしたでしょうか?

本番では、最後の問題まで解き終わり、さらっと見直し出来るぐらいの余裕が理想です。見直しの時間が確保できなかったとしても、せめて最後の問題までは辿り着けるようにしたいですね!

今、自分がどれが正解なのかを迷っている一問よりも、長い目で見た「総合得点」を意識してください。自分が辿り着けなかった問題が、もしかしたら得点源になりえた箇所かもしれません。

いつも過去問を解いていて時間が足りない人は、何故時間が足りないのか今一度分析してみてください。みんなは時間内に解けているのに、自分はそうでないということは、何か引っかかる部分があるということですよね。原因さえ分かれば、改善の余地がある場合がほとんどです。入試本番までに克服していきましょう!

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