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【大学入試】文系、理系関係なく英語は合格への第一条件

皆さん、こんにちは!武田塾姫路校です。

毎日暑い日が続く一方、新型コロナウィルスの影響でマスクをなかなか外せません。

そのため、体調の管理にはより注意して日々勉強に励んでください。

さて、夏休みに入りました!皆さんは、どんな目標を掲げてこの夏休みを過ごしますか。

苦手な科目をはじめとする基礎力を向上させる、という目標を掲げている方も多いと思います。

そんな皆さんにぜひお聞きしたいことは、「英語は得意ですか?」「英語は好きですか?」

もし自信をもって”Yes”と答えることが出来なければ、この夏休みは英語に重点的に取り組むことが重要になります。

英語の点数は、一番伸びにくい

数学、英語、国語(現代文、古文、漢文)、日本史、世界史、物理、化学、生物…

上記に示した中から自分の苦手な科目を重点的に取り組み、点数を上げるという方向性は間違っていません。

しかし、この中でも英語はどの科目よりも点数が伸びにくく、また苦手にしている生徒が多いです。

実際に、英語の力は勉強時間に比例して成績が伸びるのではなく、二次関数的に成績が伸びていきます。

したがって、時間をかけても伸びない時期があって当然です。

伸びない時期に直面した際に、英語の勉強を継続できたか否かがその後の点数の伸びに大きく影響します。

 

英語から逃れることはできるのか

文系生の皆さんは、もちろん英語の点数が合否に直結することは知っていますよね!?

では、まず一つ目の例として国公立(文系)の場合を見てみましょう!

神戸大学

(法学部)

国語 地公 数学 理科 外国語 合計
共通テスト 100 100 75 50 100 425
2次試験 150   75   150 375

(*上記は、2020年度法学部を参照しています。他、文系学部により配点の違いあり。)

 

兵庫県立大学

(国際商経)

国語 地公 数学 理科 外国語 合計
共通テスト 200 100 200 100 200 800
2次試験     300   300 600

(*上記は、2020年度国際商経学部を参照しています。他、文系学部により配点の違いあり。)

 

兵庫県下にある代表的な国公立大学である、神戸大学・兵庫県立大学(文系)を紹介しました。

共通テストでは、外国語の点数が50%に圧縮されるのが神戸大学、圧縮されずにそのままの点数で勝負するのが兵庫県立大学だと分かります。

例えば、皆さんが共通テスト本番で、英語の点数が180点だとします。その場合、神戸大学は90点(180×0.5)になり、兵庫県立大学では180点(180×1)のままになります。

仮に、英語の点数が160点の受験生と180点の受験生がいた場合、神戸大学では両受験生の差が10点になるのに対して、兵庫県立大学では両受験生の差が20点差のままであるということです。

したがって、点数が圧縮されようがされまいが、英語の点数をできる限り満点近く取ることが最も理想であるということです。

また、文系生の場合は二次試験での逆転合格が厳しいため、共通テストで英語の点数を取れるか否かが合格への布石となります。

 

では、次に二つ目の例として国公立(理系)の場合を見ていきましょう!

神戸大学

(工学部)

国語 地公 数学 理科 外国語 合計
共通テスト 100 50 50 50 50 300
二次試験     200 150 150

500

(*上記は、2020年度工学部を参照しています。他、理系学部により配点の違いあり。)

 

兵庫県立大学

(工学部)

国語 地公 数学 理科 外国語 合計
共通テスト 100 50 100 100 100 450
二次試験     200 200 100 500

(*上記は、2020年度工学部を参照しています。他、理系学部により配点の違いあり。)

 

共通テストでは、外国語の点数が25%に圧縮されるのが神戸大学、50%に圧縮されるのが兵庫県立大学であると分かります。

例えば、皆さんが共通テスト本番で、英語の点数が190点だとします。その場合、神戸大学では47.5点(190×0.25)になり、兵庫県立大学では95点(190×0.5)になります。

仮に、英語の点数が150点の受験生と190点の受験生がいた場合、神戸大学では両受験生の差が10点になるのに対して、兵庫県立大学では両者の差が20点差になるということです。

ここで、理系の生徒のほとんどが「二次試験で逆転合格ができる。」と思いがちです。

しかし、二次試験の英語の配点は、圧縮率のない点数がそのまま反映されます。配点率も全体の20%以上と決して侮れません。

したがって、共通テストの段階で英語力に不安がある限り、二次試験で上位の受験生との差を埋めることは難しいです。

以上より、文系の生徒と同じように理系の生徒も英語の点数が合格への布石になることは間違いありません。

 

英語の勉強法

では、英語の点数を上げるために、具体的にどんな勉強をすれば良いのか?

単語を完璧にする、熟語を覚える、長文をたくさん読む、…等々。

もちろん、武田塾で教わっている勉強方法で間違いありません。

しかし、毎日継続して英語を勉強できていますか?確認テストでは、90%以上の点数を毎回取れていますか?

はじめのテーマでお伝えした通り、英語は一番成績が伸びづらい科目です。

伸びない時期に英語の勉強を怠ると、成績は絶対に上昇することはありません。

そのため、いかに耐えられるか(忍耐力)が英語に最も問われている能力といっても過言ではありません。

長文読解では英文の構成を意識できていますか?

英語の文章は、基本的に抽象的→具体的な話の展開をしています。

すなわち、筆者の主張→根拠、理由→具体例→反論→反論に基づく根拠→筆者の主張・まとめという論理構成をしています。

そのため、設問で問われる条件のうち具体的な内容から解答の核を見出すことは、原則ありません。

なぜなら、具体例はあくまで筆者の主張を支えるものにすぎないからです。

具体例には、専門用語や難解な単語が含まれていることが多く、出題者側もあえて受験生に時間をかけさせようと意図しています。

したがって、解答の核は具体例にはなく、根拠・理由にあることがほとんどです。

そのため、自分が読解している部分が具体例なのか否かを意識すると、読解に時間がかかる悩みを解消することにつながります。

 

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は、文系・理系関係なく英語が重要であることをお伝えしました。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

時間は、皆さんに平等に与えられています。そのため、一日一日を無駄にすることなく勉強に励んでください。

応援しています!!

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