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【過去問分析シリーズ】2022年静岡大学理学部数学

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大学過去問分析シリーズを連載します!
第一弾は武田塾浜松校に一番近い国立大学
静岡大学を分析します!

まずは数学です。

静大写真

 

2022度 静岡大学 理学部 数学 過去問分析

目次

 

 

 

試験時間と問題数

 

試験時間:120分

問題数:大問4つ

 

全て記述式です。
1問あたり30分と、標準的な国公立2次ですが
決して余裕のある時間配分ではないので、
ある程度問題を解くスピードが求められます。

run_cat

簡単な問題で時間を使って悩んでしまうと、
あっと言う間に時間切れになってしまいます。

そうならない為にも、普段の学習で
テンプレ問題の解法は完璧にしましょう。

 

 

問題

大問1.図形と三角関数の問題

 

三角形とその外接円の問題です。

(1)から記述による解答が難しく、
答えが分かるのに記述が書けない!!
って人が数多くいたのではないでしょうか。
pose_atama_kakaeru_man

部分点を貰うのは比較的簡単ですが、
完答するのはかなり難しいと思います。

(2)~(3)は三角関数の三角形の辺、面積公式、
(4)は三角関数の最大値の問題。

(3)で三角形の面積を求める際に2倍角の公式を
使うので、そこで差が出そうです。

知識が求められる分野は、

三角関数
三角比


(1)の記述説明から差がつきそうな問題で、
(3)の面積問題も計算がやや複雑なため、
おそらく本試験の中で一番難しい大問です。

(1)の記述は後回しにして、
先に(2)~(4)を解く方が無難だと思いますね。

日ごろから論理的に正しい記述を書くことを
意識するのがこのような問題の対策になります。

 

大問2.平面ベクトルと三角形の問題

 

よくある三角形のベクトルの問題です。

(1)は定番の問題なので、絶対に落とせません

(2)は内積の公式から、cosを求める問題。
内積0を条件を上手く使えるかが鍵となってます。
ここができれば(3),(4)も流れでできるので、
一番の山場といえるでしょう。

(3)も内積の公式を用いて、角度を求める問題。

(4)は垂線の長さを求める問題。
(3)ができれば即答できます。

知識が求められる分野は、

平面ベクトル
内積
三角比

(2)の出来次第で、
完答できるか、もしくは(1)しかできないか
の2つに分かれそうなので、
大きく差がつきそうな問題です
money_chingin_kakusa_man

難易度的には標準レベルなので、
合格するにはこの問題はしっかり取りたいです。

 

大問3.複素数平面の図形問題

 

大問1,2は数ⅠAⅡBの内容でしたが、
ここから数Ⅲの分野の問題になります。
まずは、複素数平面の図形問題から。

(1)は代入するだけの基本問題。
ですが、ドモアブルの公式を知らないと
1/zを変形できずに行き詰まります。
ここは絶対に取らないといけない問題

(2)は条件式から軌跡を求める問題。
r=1に気づけば、そこまで難しくはありません。

(3)は単純な問題ですがひっかけ問題です。
多分かなり人数が騙されたと思います。
r=2だけでなく、sinθ=0の場合も
考慮しないといけませんね。

(4)は線分の最小値を求める問題。
パッと見は難しそうですが、
図に描いてみると非常に単純な問題です。

複素数の知識も殆どいらないので、
かなり解きやすい問題です。
見掛け倒しに騙されないように注意しましょう。

setsubun_oni_kowai

知識が求められる分野は、

複素数平面
円、楕円

問題の難易度は標準レベル。
数Ⅲ分野を苦手にしている人でも、
ここは解き切ってほしい問題です。

 

大問4.関数の積分と回転体の体積

 

最後は数Ⅲおなじみ微積分の問題です。
関数の中にnが入っているのが厄介ですね。

(1)は定積分、(2)は導関数を求める問題。
微積分の基本公式だけで解けるので、
この2つは絶対に落とせません。

(3)は等式の証明で、ここからが本番です。
fn+2(x)の変形が一番のネック。
計算量も多めで、ここで躓いた人も多いはず。

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(4)はおなじみの回転体の体積を求める問題です。
(3)の結果を利用して解きましょう。

知識が求められる分野は、

微分
積分
三角関数

(3)の等式が証明できなくても(4)は解けるので、
(1)(2)(4)をまずは押さえて、
時間に余裕があれば(3)を解くのがよさそうです。

 

 

講評

document_data_bunseki
大問1は少し難しいですが、全体的に見ると
殆どが国公立標準レベルで構成されています。

時間配分に関しても、
多くの計算量を必要とする問題も殆どなく、
時間が足りなくて計算が間に合わない、
ということはあまりないと思われます。
(勿論、解き方が分からず試行錯誤しているうちに
時間切れというケースは多々あると思います)

本試験では、

大問1(1)と(3)
大問4(3)

が比較的難しく時間が取られやすいので、
これらは後回しにして他の問題から攻略するのが
よさそうです。

 

傾向と対策

出題範囲と傾向

 

数ⅠA~Ⅲまで幅広く出題されていますが、
中でも数Ⅲが大問2つと半分を占めているので、
数Ⅲの対策が必須になってきます。
business_senryaku_sakuryaku_man
今回の試験では主に、

三角関数
ベクトル
複素数平面
微分・積分

の問題が出てきましたが、
この他にも数学の頻出分野である

場合の数・確率
数列

なども取り組んでおくとよいでしょう。

 

記述力を高める

 

また、マークではなく記述式試験なので、
普段の学習で記述試験を意識した解答作成を
心がけるのが大事になってきます。

普段から「答えがあってるからOK!!」
としてしまうと、本番で思わぬ失点を生みます

具体的には、模範解答と自分の解答を見比べて、
足りていない記述があるかチェックしましょう。

足りてない部分に記述に対して、

「何故この記述が必要なのか」

が理解できると記述力がグングン伸びてきます。
noborizaka_saka

 

問題の取捨選択を意識する

 

これは静大数学に限った話ではないですが
問題の取捨選択を意識するのが大切です。

今回の静大2022の理系数学では、
最初の大問1(1)が難しい
という嫌らしい構成に
なっており、
出鼻を挫かれた人も多いでしょう。

ここですぐに他の問題に切り替えれる人と
ずっとその問題に粘着してしまう人で、
大きく差がついてしまいます。

「取れる問題を確実に取る」ことが
入試における大原則です。
kyudou_woman

難問に時間を取られて簡単な問題を解けない
ことだけは絶対に避けましょう

 

取り組むべき参考書

 

標準的な国公立2次レベルの問題が多いので、

文系数学 重要事項完全習得編
数学Ⅲ 重要事項完全習得編

この2つまで取り組んでおきましょう。

61JRVul-kgL61J0GvfUn2L

また、基礎レベルの参考書である

入門問題精講ⅠA・ⅡB・Ⅲ
基礎問題精講ⅠA・ⅡB・Ⅲ

この2つは完璧に仕上げておきましょう。

61MMVAONKWL91cXPNvi3yL

絶対落とせない問題(2(1),3(1),4(1)(2))を
落としてしまっているようだと、
基礎レベルの取り組みが甘いので、
入門・基礎問題精講の取り組みを勧めます。

 

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