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【新課程】高校2年生から社会が変わる新科目「歴史総合」「公共」

 

こんにちは。武田塾八戸校です。

 

2025年入試から、社会の新課程で初の大学入試が行われます。

今回は、今の高2生が受ける受験がどうなるのか、現行課程で勉強している高3生と何が変わるのか、新課程の変更点について解説します。

ここがポイント

①大学によって科目が異なるので志望校に合った勉強を進めよう!

②今ある参考書で勉強はできるので今まで通りに突き進もう!

③不安にならず志望校の情報を進めながら受験勉強を頑張ろう!

世界史・日本史→負担増

地理→変わらず

公民 倫理・政治経済→負担減

現代社会など一科目のみ→負担増

 

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高校教育の新課程では、これまでのA科目が「総合」へと変わり、B科目が「探究」へ変わります。「歴史総合」とは、日本史・世界史の近現代をまとめた教科で、全高校生が必須で学ぶ教科になっています。この課程の変更によって、社会科目全般を見る視野を育成することがカリキュラム上行いやすくなったといえます。

新課程からは、今の教育課程の知識偏重から脱することを節々に感じ取ることができます。文部科学省で教科書を作っている人たちの意図としては、与えられた資料から何かを読み取り、自分で考える力をつけさせたいというメッセージが込められているので、そのような入試問題の出題は今後増えるかもしれません。

新課程への変更によって、共通テストにおいてややこしい事態が起こっています。出題の形式が変わり、「日本史B」→「歴史総合、日本史探究」、「世界史B」→「歴史総合、世界史探究」という出題のされ方をするようになります。また、公民科目が2種類になります。

私立文系の人は特に、基本は探究科目を頑張りましょう。そして受験直前期に「歴史総合」を軽く追加する、というやり方がベストかと考えます。国公立の場合、基本は、二次試験の対策は探究科目のみを勉強するというやり方で良いでしょう。

新課程になり、授業の内容も先生によって変更する可能性がありますし、入試は確実に変わります。高校の授業・入試問題・自習の進め方この3つの関わりが大切です。情報収集をして、対策を考えながら勉強をしないと不利になるので、気をつけましょう!

 

社会科目が名称ごと変わる!

高校教育でどんなことが変わる?

 

現行課程と新課程を比較して、変化した部分を分析してみます。

 

これまでのA科目が「総合」へと変わり、B科目が「探究」へ変わります。

歴史総合とは、日本史・世界史の近現代をまとめた教科です。

歴史総合、地理総合、公共は全高校生が必須で学ぶ教科になっています

 

この課程の変更によって、社会科目全般を見る視野を育成することがカリキュラム上行いやすくなったといえます。

「歴史総合」という科目自体が、日本と世界の関わりを日本史・世界史で切って学ぶのではなく、例えば日本の特定の時期にヨーロッパではどうだったか、というように、視点をミックスさせようとする意図があります。

新課程からは、今の教育課程の知識偏重から脱することを節々に感じ取ることができます。文部科学省で教科書を作っている人たちの意図としては、与えられた資料から何かを読み取り、自分で考える力をつけさせたいというメッセージが込められているので、そのような入試問題の出題は今後増えるかもしれません。

新課程への変更によって、これまでの暗記の多い社会科目に「考える」要素が増える、と思えば良いでしょう。

 

 

入試はどう変わる?

共通テスト 社会の変更点

 

新課程への変更によって、共通テストにおいてややこしい事態が起こっています。

 

出題の形式が変わる

「日本史B」→「歴史総合、日本史探究

 「世界史B」→「歴史総合、世界史探究

という出題のされ方をするようになります。

つまり、「歴史総合」が日本史/世界史をミックスした科目なので、日本史であっても世界史の要素が入ってくる、ということになり、そこがややこしいポイントになっています。

 

公民科目が2種類になる

これまで…「現代社会」、「倫理」、「政治経済」、「倫理・政治経済」

これから…「公共・倫理」、「公共・政治経済

 

これまでの「現代社会」は、倫理と政治経済の規則的なものを薄く広くまとめた科目でした。「公共」がそれに相当するので、現代社会+倫理現代社会+政治経済、のような科目になります。

「倫理・政治経済」がなくなるので、「倫理・政治経済」と「公共・倫理」/「公共・政治経済」を比べた時に「倫理・政治経済」のほうが重くなります。

公民系の科目に関しては、「倫理・政治経済」を選ばないといけない大学だった人にとっては楽になるといえます。

 

ここまでのことをまとめると……

世界史・日本史→負担増

地理→変わらず

公民 倫理・政治経済→負担減

現代社会など一科目のみ→負担増

 

地理総合・歴史総合・公共という3つ混ぜた科目があります。

3つの分野から2分野を選択するものなのですが、内容は薄いものの学ぶことが2倍になり、負担が増えてしまうので選択しないほうが無難でしょう。

 

共通テストは新課程に対応した試作問題が発表されています。

発表されているのは「歴史総合 日本史探究」と「歴史総合 世界史探究」です。その形式を一緒に見ていきましょう。

 

大問は両方とも全部で6問出題されています。

日本史探究のテストを見てみると、大問1が「歴史総合」の分野の問題で、思い切り世界史の内容が出題されています。「歴史総合」なので世界史の内容が出るのは当然ですが、日本史探究であっても世界史のテストのような問題があります。世界史探究でも同様に、日本史のテストのような出題があります

歴史総合の出題自体は少ないですが、出題はされるため共通テストを受けるうえで対策は必要になります。

 

「歴史総合 日本史探究」の人は大変になるかもしれません。

歴史総合はたくさんの知識を問うわけではなく、かつ日本史は中学校から軽く行うものなので、日本史A/B時代と比べると世界史要素のほうが多い印象になります。(世界史A+日本史、のようなイメージに)

 

●共通テストについて、歴史科目が負担が増えることを覚えていておきましょう!

 

私大の対応はどうなる?

これまでは、私立文系の人は日本史/世界史のどちらかを受けていました。ですので、ここに新しく「歴史総合」が入ってくるのはあまりよくない、ということが前提としてあります。

 

各大学ごとに、「日本史探究/世界史探究」のみ出題し「歴史総合」は出さない、と言っている大学と、「歴史総合」を含むと言っている大学に分かれています

 

出題する大学/しない大学があるため、一方の志望校には「歴史総合」は出ないのに併願校には出る……といった事態が起こってしまいます。

日本史を勉強する人が、「歴史総合」において世界史も勉強しなければならないというのはかなりの負担になります。とても大きな範囲の変更、というわけではありませんが、私大文系のような括り方は一部難しくなってくるかもしれません。

 

▶武田塾の予想

・共通テストは「歴史総合 日本史探究」という風に合体させているのに、日本史探究のみとあえて言う大学がたくさんある、ということは、大学側とすれば今までの形を踏襲したい大学が多いと予測できます。

・入試に関して、保守的な考え方と革新的な考え方に分かれているようです。

保守的:「歴史総合を含む」と言っている大学は多いが、単純に今までより範囲が広がるだけのものを本当に入試問題として作って受験生に出すのか、というのがやや疑問。日本史で世界史・世界史で日本史の出題は、私大の一般入試ではしないのではないか、という意見もある。

革新的:ここ数年の大学受験の問題を見ていくと、例えば青山学院や上智大学で総合問題(いろいろな教科をミックスして1問作るという形式の問題)ができ、トレンドとなっている。なので、大学も多角的な視点を持ってい欲しいと思っていると考えられるので、「歴史総合が出ない」と決めつけるのは違うのではないかといえる。

 

ルートに変更はあるか?

 

新課程に変更してから、まだ参考書が出そろっていないのでルートを作る以前の話ですが……

私立文系の人は特に、基本は探究科目を頑張りましょう。そして受験直前期に「歴史総合」を軽く追加する、というやり方がベストかと考えます。

今後の対応としては、探究科目をメインに勉強を行い、直前期に「歴史総合」を軽く復習してみましょう。

また、定期テストで「歴史総合」をやっている人がいたら、定期テストは「歴史総合」を頑張って最低限の知識を覚えておく、というような形にして、「歴史総合」を後回しにして対策することが最もコスパが良いでしょう。

 

国公立の対応はどう変わる?

 

メインどころはほぼ日本史探究なら「歴史総合」は範囲としないようです(そもそも社会が二次試験で出ることが珍しい)。なので、国公立の場合、基本は、二次試験の対策は探究科目のみを勉強するというやり方で良いでしょう。

 

課程の変更からできる分析と予測

 

「歴史総合」で日本史/世界史が加わるため負担増!

国公立志望で共通テストを使う人はしっかり勉強しよう

私立志望の人は大学ごとに対応が分かれているため、「歴史総合」が出る大学は直前期に勉強し、探究科目をメインで勉強を進める!

 

▶新課程になり、授業の内容も先生によって変更する可能性がありますし、入試は確実に変わります。

高校の授業・入試問題・自習の進め方

この3つの関わりが大切です。情報収集をして、対策を考えながら勉強をしないと不利になるので、気をつけましょう!

 

【今販売している参考書が使えるか?】

基本的に、日本史・世界史選択の人は今の参考書のままで良いです。

武田塾が勧めている、「金谷の日本史 『なぜ』と『流れ』がわかる本」「石川晶康 日本史B講義の実況中継」「日本史B一問一答」を使って勉強を進めましょう。志望校で「歴史総合」が出題されるとわかったら、後から該当の参考書を追加して学びましょう。

課程が変わって不安になり迷うくらいであれば、今の日本史・世界史をやるべきです。

 

 

まとめ

今回確認したことを振り返りましょう。

 

①大学によって科目が異なるので志望校に合った勉強を進めよう!

②今ある参考書で勉強はできるので今まで通りに突き進もう!

③不安にならず志望校の情報を進めながら受験勉強を頑張ろう!

 

今回は社会の新課程を分析し、入試について解説しました。

今後も変更点や参考書等についての情報を紹介します。

 

 

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