≪高1、2生向け≫大学共通テスト数学分析｜武田塾二俣川校予備校塾個別指導大学受験二俣川鶴ヶ峰西谷旭区

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今回は2020年度より施行される大学入学共通テストの平成30年度試行調査を元に、
大学入学共通テストについて分析していこうと思います！
今回は数学です！！

新大学共通テスト数学

試行調査の過去問はコチラから手に入ります。
興味のある高1高2生は一度目を通してみると良いですよ！
大学入学共通テストの大枠については下の記事を読んでください！

【2020年度始動】新しい大学入試の中身とは？

数学はどう変わる？

初年度は文章記述の実施なし！

変更点として話題になっていた文章記述の問題は、初年度の共通テストでは実施されないことが発表されました。
注意して欲しいのは、文章記述の問題を実施しないだけなので数式記述の問題は出題されます！（数Ⅰのみ。3題予定）
もう一つは文化祭や学校の宿題など日常を題材とした文章問題が出題されることですね。
今まで以上に読解力を求める問題が出題されることが予想されます。

問題をざっくり紹介

数Ⅰ・A（第３、４、５問は選択問題２つを選択）

第１問　数と式・二次関数・図形の計量
記述問題や計算が必要ない問題、1ページにわたる長い文章問題などかなり実験的な内容。

第２問　二次関数・図形の計量・データ分析
データ分析では会話文の空欄補充がメインで読解力と考察力を求められる。

第３問　確率
条件付き確率のくじ引き。計算処理が多い。

第４問　整数
天秤ばかりと分銅を用いた問題。考察的視点も求められ設定は目新しい。

第５問　図形の性質
三角形の3頂点からの距離の和が最小となる点(フェルマー点)に関する問題。

数Ⅱ・B（第３、４、５問は選択問題２つを選択）

第１問　三角関数・微分積分・指数対数関数
(3)対数ものさしに関する問題の文章量が多く、問題構成も難解。

第２問　図形と方程式
2種類の食品のエネルギーと資質摂取量に関する問題は実生活に基づいた状況設定となっていて目新しい。

第３問　確率分布と統計的推測
大学生の読書量に関する統計量の計算。現実に基づいた設定。

第４問　数列
２項間漸化式について２通りの解法を提示し回答者に選択させて解かせるような構成。

第５問　空間ベクトル
立体図形のなす角の計算問題。こちらも２通りの解法を提示し回答者に選択させて解かせるような構成。

全体を通しての印象

日常を題材にした文章量の多い問題が数多く出題されていますね。
あとはやはり数学Iの途中式の記述問題はしっかりとした基礎力がないと完答できないと思います。
処理の多い問題も中にはありますが、どちらかといえば数学的な理解や表現力を重視する問題が多いように感じました。
以上です！！皆さんもぜひ一度目を通してみて下さい！

大学入学共通テストの概要については下の記事もどうぞ！

【2020年度始動】新しい大学入試の中身とは？