ブログ

【2025年度】明治大学が「共通テスト併用型」を導入

 

こんにちは!武田塾船橋校です!

3月になり徐々に暖かくなってきましたが、日によってはまだまだ気温差が激しいので

日々の体調管理には気を付けましょう!

今回は、新学年を迎える皆様・既卒生の皆様のために、受験情報をお届けします!

白いノートの上に桜の花と鉛筆とピンクの達磨が置いてある

「新課程」共通テスト開始

2025年度から「新課程」の共通テストが開始されますね!

科目の再編・スリム化が行われ、

例えば

「日本史A」「日本史B」⇒「歴史総合・日本史探求」

「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」⇒「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」

「数学Ⅱ」「数学ⅡB」「簿記・会計」「情報関係基礎」⇒「数学ⅡBC」 など

 

2025年に大きな転換点を迎える大学共通入試ですが、それに伴って大学独自の試験にも大きく影響がでています!

目まぐるしく受験情報が行き交う昨今、皆さんの関心も一層高まっているのではないでしょうか?

しっかりと必要な情報をキャッチできるように常に情報感度を高めておきましょう!

 

今回は船橋校でも志願者の多い明治大学の変更点についてお伝えします!

明治大学の大きな校舎

共通テスト併用型が増えている?

2024年度まではMARCHの青学・立教・中央・法政が共通テスト併用型を導入・一部導入していましたが、2025年度からは明治大学国際日本学部国際日本学科(通称:コクニチ)の学部別入学試験で共通テスト併用型が加わります!

 

早稲田・上智も既に導入しており、今後も「共通テスト併用型」を導入する大学、またはその導入範囲が拡大傾向にあるのでは?と予想されそうですが、

 

例えば、2023⇒2024年度から青学社会情報学部(学部別入学試験)でのB・C・D方式において、

共通テスト併用型⇒学部個別試験のみ」と変更されたケースもあるので

大学または学部の個別の事情によって今後も様々な変化があると認識しておきましょう!

※例)【2024年】B方式:英(共テ)+現(共テ)+数ⅠAⅡB(独自

   【2025年】B方式:英(独自)+数ⅠAⅡB(独自

※A方式は「共通テスト併用型」を維持して、現(共テ)+地歴(共テ)+英(独自)

 

また、明治大学(同学部)では2025年度より2科目型の入試形態も新たに導入されます!

これまでMARCHの中で2科目受験が可能な大学は法政・中央・青山の3校+明治の総合数理学部でしたが、

この度、国際日本学部も追加されることになりました!

 

「共通テスト併用型入試」って何?

私立大学の入試で共通テストを使う場合、「単独型」と「併用型」があります。

 

「単独型」⇒共通テストの点数だけで合否が決まる試験

「併用型」⇒共通テストに加えて、大学独自の試験や英語外部試験と合わせて合否が決まる試験

 

「併用型」のメリットとしては、

例えば上記の青学社会情報学部を想定すると、

共通テストにおける特定の科目(現・地歴など)の出題傾向が自分に合っている!という人や

国公立対策のための科目がそのまま使える!という人にとっては有利に働きますね

その場合は、高得点が見込める科目を使った「併用型」をオススメします!

 

また、中央大学国際情報学部(2025年度)のように共通テストの英語に加えて個別試験でも独自問題の英語を課される場合、

仮に共通テストの英語で思ったより点数が伸びなかった、、、という人にとっても、その後の個別試験で挽回するチャンスがある!という見方ができますね

 

【2025年度】明治大学国際日本学部の変更点

2024年度(学部別入学試験)

「学部別3科目方式」

国語(60分・配点150点)・地理歴史(60分・配点100点)・英語(80分・配点200点)

 

「英語4技能試験活用方式」

国語(60分・配点150点)・地理歴史(60分・配点100点)・英語4技能試験のスコアを出願資格として利用(例:英検準1級以上、TEAP309以上、GTEC1180以上など)

 

※国語:漢文の独立問題は出題しない

  ⇓

2025年度の変更点

2科目方式①

「2科目方式」(独自問題で国語英語

国語(60分・150点)・英語(80分・200点)

 

2科目方式②

「英語外部試験利用型」(独自問題で国語英語外部試験出願資格として利用

国語(60分・150点)・英語4技能試験のスコアを出願資格として利用(例:英検準1級以上、TEAP309以上、GTEC1180以上など)

 

共通テスト併用型入試

「3科目方式」(独自問題で国語英語共通テスト「歴史」

国語(60分・配点150点)・英語(80分・配点200点)・地理歴史(100点)⇒共通テストの「歴史総合/世界史探求」・「歴史総合/日本史探求」のどちらかを利用or2科目受験の場合は高得点採用

 

「英語4技能試験活用方式」(独自問題で国語英語外部試験出願資格として利用+共通テスト「歴史」

国語(60分・配点150点)・英語4技能試験のスコアを出願資格として利用(例:英検準1級以上、TEAP309以上、GTEC1180以上など)・地理歴史(100点)⇒共通テストの「歴史総合/世界史探求」・「歴史総合/日本史探求」のどちらかを利用or2科目受験の場合は高得点採用

 

※国語:漢文の独立問題は出題しない

(出典:明治大学入試総合サイト 2024年・2025年明治大学ガイドブック)

 

変更による影響

2025年度から導入される2科目方式ですが、

「英語外部試験利用型」の受験生は英検準1級保持によって出願資格を得ているので、

当日大学で行われる試験は国語(60分・150点)のみということになります!

国語の1科目だけで合否を判定されるため、なかなか緊張感のあるテストになりますね!

 

「共通テスト併用型」については、「歴史総合/世界史探求」・「歴史総合/日本史探求」を利用する場合、

これまで必要だった大学独自試験の対策が不要になるため、国公立対策で共テの歴史を使う!という人にとっては併願がしやすくなります!

 

募集人数は?

2024年度(学部別入学試験)

「学部別3科目方式」⇒130名

「英語4技能試験活用方式」⇒100名

 

2025年度(学部別入学試験)

「2科目方式」⇒80名

「英語4技能試験活用方式」⇒70名

「共通テスト併用型3科目方式」⇒20名

「共通テスト併用型英語4技能試験活用方式」⇒20名

 

※上記方式はすべて併願可能

(出典:明治大学入試総合サイト 2025年度明治大学「一般選抜」について)

 

2024年度の学部別入学試験では総募集人員が230名でしたが、2025年度の学部別入学試験では190名に減少しています。

「共通テスト併用型」の枠として40名が増設されましたが、全体としての募集人数は230名⇒190名で40名減少しています。

 

ポイントは、すべての方式で併願が可能というところです。

明治大学文系学部で唯一中野キャンパスにある国際日本学部国際日本学科にどうしても入りたい!という方は全方式での併願をおすすめします!

(中野キャンパスは2008年にできたので比較的キレイです)

 

同学部は「世界の中の日本」というテーマを掲げており、

実践的な英語教育・日本語教育による優れた発信能力と、自国文化・他国文化の両者に対する理解力を高めていくという教育方針です!

日本文化(伝統芸能からアニメ・漫画などのサブカル系まで)に加えて英語教育国際関係の講義が充実しているので、この分野に興味がある方は要チェックです!

女子大学生と男子大学生が講義を受けている様子

 

倍率に注意!

2025年度から「受けやすくなる」明治のコクニチですが、方式によっては倍率が高騰する可能性があるので注意が必要です!

 

一般的に、受験科目数が少ない2科目受験は合格最低点や合格倍率が上昇する傾向があります!

要因は様々ですが、科目数が少ない方が全受験生にとって受験しやすいため、

単純に受験者数が増える、得意科目で受験するため高得点勝負になる、などの理由が挙げられます。

下記に過去の受験データをまとめたので、こちらもあわせて確認してください!

 

入試データ

国際日本学部 国際日本学科(学部別入学試験)

2021年度

・総受験者数:3,678名

・合格最低得点率:「学部別3科目方式」⇒76.0 「英語4技能試験活用方式」⇒66.4

・競争率(倍率):「学部別3科目方式」⇒4.5 「英語4技能試験活用方式」⇒2.2

2022年度

・総受験者数:3,530名

・合格最低得点率:「学部別3科目方式」⇒78.8 「英語4技能試験活用方式」⇒74.4

・競争率(倍率):「学部別3科目方式」⇒4.0 「英語4技能試験活用方式」⇒2.0

2023年度

・総受験者数:3,936名

・合格最低得点率:「学部別3科目方式」⇒75.1 「英語4技能試験活用方式」⇒69.2

・競争率(倍率):「学部別3科目方式」⇒3.4 「英語4技能試験活用方式」⇒2.2

2024年度

・総受験者数:3,261名

・合格最低得点率:(2024.03.26時点 未公表)

・競争率(倍率):(2024.03.26時点 未公表)

(出典:出典:明治大学入試総合サイト 入試データ)

 

POINTという大きな文字が書かれた黒板と文房具

学部を問わず、明治大学は例年倍率が大きく上下しない(安定している)印象がありますが、

新出の国際日本学部の「2科目方式」は倍率が高騰するかもしれません・・・

(もちろん現時点で断定することはできませんが)

 

したがって、早々に「2科目」のように科目を絞ってしまうのはリスクがあります!

早期に科目を絞ってしまうと受験方式や併願先も限られてしまいますので、

3月のこの時期はなるべく広く自分の可能性を模索し、情報収集をしましょう!

 

まずは、英語外部検定利用や共通テスト利用(単独型・併用型)などの入試形態への理解を深めること

次に、自分が受験する年度には変更点があるのか、というところを頻繁に確認することが大切です!

 

今後も教育・受験に関する情報を発信していきますので、

少しでも多くの人に見ていただき、役立ててもらえれば幸いです!

よろしくお願いします!

 

 

--------------------------------------------------

偏差値30台・E判定から志望校に逆転合格

【電話番号】
0120-62-3399

【住所】
千葉県船橋市本町6-4-20
平和ビル 5F

【高校生・浪人生大歓迎】船橋の大学受験の学習塾・予備校なら武田塾船橋校

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる