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大学入試共通テストになってどんなことが変わるの?対策は?

大学入試共通テスト でどう変わる?

 

こんにちは!

武田塾福岡校です。

センター試験も終わり、二次試験や私立大学の入試が始まっていますね。

そんな中で来年以降に受験生となる高2生、高1生の皆さんは「大学入試共通テスト」が

結局どのようなものになるのか気になっているのではないでしょうか。

今回は現時点での「大学入試共通テスト」の変更点やどんなテストなのかをまとめます。

大学入試共通テストってなに?

大学入試共通テストとは大学入試センター試験にかわり、

2021年度大学入学者選抜(2021年1月中旬実施)からの導入が予定されている

日本の大学の共通入学試験です。

大学入試センター試験は1990年から30年間続いた試験なので、

その出題傾向などは研究されています。

センター試験で問われていたのは「知識」と「技能」です。

それが大学入試共通テストに変わることで求められるものも変わってきます。

下記は大学入試共通テストの【問題作成方針】です。

 

① 大学入試センター試験における問題評価・改善の蓄積を生かしつつ、

  共通テストで問いたい力を明確にした問題作成

② 高等学校教育の成果として身に付けた、大学教育の基礎力となる知識・技能

 思考力、判断力、表現力を問う問題作成

③ 「どのように学ぶか」を踏まえた問題の場面設定

 

②の項目には知識・技能だけではなく思考力、判断力、表現力という文字が並んでいます。

入試に必要な知識は変わらないのですが、その問題の形式や傾向は変化します。

例えばメールのやり取りから内容を読み取らせる問題やポスターから情報を読み取る問題。

このように実生活に紐づいた問題が出題されることも予想されます。

 

記述式問題が見送られた理由

記述式問題が見送られた背景には下記のような理由があります。

萩生田文部科学大臣は、共通テストでの記述式問題について、導入を見送ることを発表した。実際の採点者が決まるのは来年秋から冬になることや、採点ミスを完全になくすのは期待できないこと、採点結果と受験生の自己採点の不一致を格段に改善することが困難など理由を説明した。2019年11月に発表された英語民間試験の導入見送りと合わせて、記述式問題導入についても反対の声が多く上がっていたが、今回の発表によって大学入試改革の2つの柱の実施が見送られることになった。一方で論理的思考や表現力を強化する観点から、大学入試において英語4技能評価と記述式問題が果たす役割の重要性には変わりなく、文部科学省は今後適切に対応すると述べた。

不公平が生まれないようにという配慮と人が採点するということに関してまだ精度が低いことが理由です。。

記述式問題が見送られたことで従来のマーク式の回答になりますが、

それでも問題の出題の方法は変わるため、しっかりと対策することが求められます。

 

大学入試共通テストになって変わること

先ほど書いたように作成方針が変わるのに合わせて、

他にも変更点があります。

大きな変更点だった記述式の導入は見送られますが

それ以外にも変更点があるのでここで変更点をまとめます。

英語のリスニングとリーディングの比率が1:1に

センター試験では英語のリスニングとリーディングの配点は

リスニング50点とリーディング200点となっており1:4でした。

これはリスニングの配点比率が2.5倍とグッと高まったことになります。

・配点について      ・試験時間
リスニング  100点   問題を聴く時間 30分
リーディング 100点   問題を解く時間 30分
合計     200点   合計      60分

ここで注目なのが点数は上がったのにも関わらず問題を聴く時間が

変わっていないという点です。

つまり、配点は倍になったが問題数が倍になった訳ではないということです。

ひとつの英文に対する問題数は多少増える可能性もありますが、

聴く量は大きく変わらないというのが現在の予想です。

ただし色々な文章に対応できるようにしておくことが大切。

リスニングは対策が難しい科目でもあるので早めに取り掛かることをオススメします。

大学によっては、配点比率を調整するところもありますので

自分の志望校の動きを確認しながら勉強計画を立てる必要があります。

その他の英語の変更

英語では他にも文法 発音・アクセントの単独出題がなくなり、長文が主体の問題になります。

ただこの長文の難易度はセンター試験よりも低くなる予定で英検3級~2級レベルの問題です。

多数の長文が出題されることになることが予想されるため長文を読むスピードに加えて、

与えられた文章に関して考える力が重要になってきます。

どんな情報が与えられているか、どんな情報を読み取ることを要求されているか

といったことが必要になりますので模試などで問題に慣れておく必要も出てきます。

まとめると英語のリーディングにおいてはインプット教材は今までと同じで問題はありません。

しかし、問題文をしっかり読んで考える練習が必要になりますので、

最終的には共通テスト対応の問題集をやったりとアウトプットの練習が重要になってきます。

試験時間の変更

そもそも予定されていた国語・数学ⅠAの記述問題は

実施しないということが決まりましたが、

60分だった数学ⅠAは70分に試験時間が変更されました。

※数学ⅡBは60分なので注意が必要です。

また科目数はセンター試験と同じですが、

今後統合などを行い減らしていく予定になっています。

大学入試共通テストに向けた対策が必要!

最初に変更点として書いた問題作成方針、

思考力、判断力、表現力という新しい力を問われるテストになります。

その為、今までのように暗記や知識の詰め込みでは対応できない問題が多く

出題されることも予想されます。

大学入試共通テストに対応した参考書が出そろってくるまでには

恐らく時間がかかります。

今の時期はインプットをしっかり行う事が重要です。

知識を使うためには使い方も学ばなければなりませんが、

知識自体が無ければ使いようがありません。

また、来年度の模試は各社新テストを意識したものに

なってくるかと思います。

模試でのアウトプットや共通テストの手ごたえは必ず体験しておくべきです。

来年の受験は、インプットはもちろんのこと、しっかりとアウトプットを

行うことが勝利のカギとなってくるはずです。

 

まとめ

大学入試共通テストは問題形式が変わるので同じ感覚ではできないテストとなっています。

おそらくどんな方でも現時点では難しく感じるのではないでしょうか。

ただし、どんなテストになっても基礎を積み上げて対策すれば点数は取れます!

その為に今から基礎知識を定着させることが重要になってきます。

基礎の定着はどんなテストを受けるとしても最低条件です。

今から始めれば絶対に間に合わせることができます。

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