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【工学部志望必見】工学部の学科は慎重に選ばないと後悔する!?

こんにちは!

武田塾藤井寺校です!

工学部志望の皆さん!

志望学科選びに悩んでいませんか?

工学部とひとくくりにされていますがその中には多様な学科があります!

学科によって学ぶ内容や進路は様々です。

そのため、場合によっては、「思ってたのとちがう・・・」何てことも。

今回は、実際に工学部に所属している私が、様々な観点から各学科を紹介していこうと思います!

(私は電気電子工学科に所属しています!)

そして、最後にどうしても決められない人への秘策もご紹介するので最後までお読みいただけると幸いです。

 

 

工学部における学科選びの重要性

皆さんの中には、もしかすると「○○大学の工学部ならどの学科でもいい!」と考える方もいるかもしれません。

しかし、工学部で学習する内容はどの学科も非常に専門的かつ難解です。

全く興味のない学科に入ってしまったら地獄をみる可能性もあります。(一生懸命やってたら急に面白くなることもありますが)

実際、私の友人にも「なんでこの学科選んだんやろ・・・。と打ちのめされている人もいます。

もちろん大学には勉強以外にも楽しいことが沢山ありますから、勉強に興味が持てなかったら、何にも楽しくないなんてことはありません!

しかし、実験や座学の授業も多く、成績によって将来が変わってくることも多い工学部。

工学をエンジョイできるかどうかで大学生活の充実度は間違いなく変わります!

学科紹介

主に学科は

情報工学科

電気電子工学科

機械工学科

建築学科

応用化学科

という5分野に分けられます。

情報工学

こちらは最近非常に人気で、AI機械学習といったカッコいいワードにあこがれを抱く人も多いでしょう。

また、ゲームクリエイターを目指す人などもこの学科に惹かれるのではないでしょうか。

情報工学というと、プログラミングなどのイメージからずっとパソコンの中で色々なことをするイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

確かに、パソコンと向き合う時間が長いですが、実は情報工学というのはパソコンの世界から離れたところでもおおいに活躍します!

ロボットを動かすのにはプログラムが必要ですし、最近流行りの自動運転なども情報工学あってこそです。

さらに最近はIoT(Internet of Things)という「あらゆるものをインターネットで繋ごう」という動きが盛んです。

IoTでは、あらゆるものにコンピュータを搭載していくことになるので、もちろんこちらにも情報工学は関係しています。

つまり情報工学には、アイデア次第で面白くて便利なものを創出でき、さまざまなものを研究対象にできるという面白さがあります。

ただ、対象が広い分、情報工学の中でも、大体の学びたい内容を把握したうえで、きちんとそれが学べる大学を選択するということも大切です!

また、これは大学にもよりますが他学科に対して実験が比較的少なく、その点では少しだけ楽ということも多いそうです。

とはいえ、プログラミングの演習など学ぶ内容は非常に難しいので、決してカンタンではありません。

 

電気電子工学

電気電子工学に関しては、そもそもなんなのかよく分からないという人も多いと思います。

実際、何をするのかあんまりわからないまま入っている人が他学科に比べて多く、そのため留年率も高い印象があります。

電気電子工学というのは、電気に関わるもの全てが研究対象に入っているため、非常に幅広い内容を学ぶことができます。

皆さんが日頃使う電車やエレベーターは電気で動いていますが、電気を運動に変えて、それを制御するということができて初めて実現しうるものです。

さらに先程の情報工学で用いるコンピュータは電気で情報処理をしていますし、通信も電波を用いています。

また、コンピュータの性能の向上に欠かせない半導体も電気電子工学の研究対象です。

したがって情報・通信や、モノを動かす「制御」といったあらゆるモノが電気電子工学の領域です。

ロボットや電気自動車、などの動くモノから、目に見えない通信や情報といったものまで幅広く学べるというのが電気電子工学の魅力です。

ロボットにもAIなどの情報分野にも興味があるという方に非常にオススメできます!

しかし、学問の対象が幅広い上に専門的であるがゆえに勉強が大変で、実験・レポートも多いです。

さらに男女比率が9:1 、もっと凄いと19:1ぐらいだったりします。(私の大学では学科約100人の中に女性は4人です。)

女性の方で、学科内に同性のお友達がたくさん欲しいと思う方がいれば、男女比率も志望校選びの際気を付けた方がいいかもしれませんね。

就職に関しては、現代社会のあらゆるものが電気で動いていることからも分かるように、需要は高く、工学部の中でも就職はメチャクチャいいです!

一部の人からは、「勉強してて全然楽しくないからヤメとけ」などと言われがちですが、私は学んでいてとても楽しいのでオススメです!

 

機械工学

機械工学に関しては何となく、ロボット自動車など動くものをイメージする人が多いでしょう。

また、航空宇宙工学と呼ばれる分野も、モノを動かすためのエンジンなどの研究が盛んであることから考えると機械工学の仲間と言えます。

高校物理の分野で言うと、力学を深堀りするような学問です!

機械工学の基礎となる、材料力学、流体力学、熱力学、機械力学(4力学と呼ばれます)に加え、機械を動かすために必要な基本的な電気回路の知識やプログラミングの技術も習得する必要があります。

そのため、勉強量が膨大で、機械工学科に所属している友人はいつも忙しそうです。

しかし、自動車やバイクと言った乗り物からスマホや腕時計といったモノまで、私たちの身の回りには機械がたくさんあります!

そして身近であるが故に、強い関心を持つ人が大変多い学科でもあります。

皆さんの中にもバイク、自動車、飛行機、ロケット、ロボットといった機械が好きな方がいるのではないでしょうか。

「身近な機械の中身がどうなっているのか知りたい。」、「実際に機械を設計してみたい。」という思いがある人には非常におすすめです!

この学科も非常に就職に強く、先に紹介した電気電子工学科とともに、大変ニーズの高い分野となっています。

 

建築学科

建築学科はその名の通り、建築について学びます。

工学部の中では、何を扱っているのかが比較的わかりやすい名前をしていますね。

建築学科の特徴としては、人の暮らしに直結する建造物を扱うため、デザインを学ぶことが多いことが挙げられます。

そのため、デザインなどに興味がある人はデザインに力を入れている建築学科のある大学を探してみると良いかもしれません。

また、卒業すると一級建築士や二級建築士といった資格の受験資格を得られることが多く、社会にでてから直接仕事に活かしやすいというのが良いところだと思います。

忙しさに関しては、工学部の中では標準的と聞きますが、資格に向けて勉強するか否かなど個人差もありそうです。

私の友人に建築を学んでいる人がいますが、一緒に遊びに行ったときに駅舎の構造などを見た際、感動を共有しようといろいろなお話をしてくれます。

身の回りにあふれている建造物について学んでいると、町を歩くだけでも様々なものが学問の対象物となるので、他の人よりも少し多く、素敵な感動を味わいながら生活できるかもしれませんね。

 

応用化学科

化学系の学科は、物理学を基礎として成立することの多い工学部の学科の中では珍しく、化学を軸にした研究をしていきます。

理学部の化学科との違いは、名前にもある通り「応用」に力を入れるか否かです。

理学部では「基礎」に力を入れるのですが、これは簡単という意味の基礎ではありません。

実生活に使われるれるにはまだ遠い新技術の創造や発見を目指し、それらの成果が我々の生活を豊かにするモノの発明の基となり礎となっているという意味の基礎です!

対して「応用」を重視する工学部では、理学部で発見されたり、生み出されたものを応用して実生活に役立つものを発明していくことに焦点を当てます。

よって、応用化学では実生活に役立てられるような新素材の開発や、様々な化学現象の分析などを可能とする知識を身につけます。

「化学が好きだけど、実用から離れたものではなく、モノづくりとの距離が近いことがやりたい。」

「新素材(環境にやさしい、信じられないほど丈夫 など)の発明に携わりたい!」

といった想いがある方にオススメです!

忙しさに関しては、実験が他の学科に比べて、圧倒的に大変であるということが言われます。

応用化学の実験は電気電子や機械よりも理論と実験のギャップが大きくなることが多いです。

そのため、正しい実験結果を得られるまでに長い時間を要し、本来の授業時間を大幅にオーバーするということがしばしばあるそうです。

 

中々決められない時は、二年次で学科を選択できる工学部を選ぼう

私が通っている大学が三重大学なので三重大学を例に挙げてお話しします。

三重大学工学部には、機械工学、電気電子工学、情報工学、応用化学、建築学の5つのコースと、もう一つ合工学コースというものがあります。

この総合工学コースでは、一年次は工学の基礎となる学問を学びつつ、どの分野に進むかをじっくりと考える時間が与えられます。

そして、二年次に学年が上がるときに専門の分野にわけられます。

二年次のコース配属は希望がかぶってしまった場合は成績順になりますが、多くの場合希望が通るそうです!

工学についてほとんど何も知らない高校生が志望学科を決めるのは本当に難しいことですから、大学生になって一通り学んでから選べるというのはかなり魅力的ですよね。

このような仕組みをもった工学部を有する大学は三重大学以外にもあると思いますので、興味のあるひとは是非調べてみて下さい。

まとめ

今回は工学部での学科選びについてお話ししてきました。

この記事を読んでくれたあなたが何となく各学科の特徴を掴めていたら嬉しいです。

ただ、今回ご紹介した内容は「一般的には、」というような内容で、実際は各大学ごとに特色ある教育が行われています

実際に学科を選んでいく際には、大学のホームページなども活用してじっくりと検討してください

また、なかなか決められない人は最後にご紹介した二年次で専門分野を決められるタイプの大学も是非、検討してみて下さい!

長い記事となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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