「浪人生はバイトすると大学受験に落ちる？」と浪人生なら誰しも1度は気になったことがあるのではないでしょうか。
もちろんバイトの時間を勉強に充てるのがベストではありますが、金銭的な理由や家庭の事情、受験費用を自分で捻出するなどの理由で浪人と並行してバイトせざるを得ない状況の方は多いです。
当記事では、バイトしながら浪人生を続けることはできるのか、バイトをしながら勉強時間をできるだけ確保する方法、そして浪人生におすすめのアルバイトをご紹介しています。
浪人とバイトの両立で悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
バイトしながら予備校生(浪人生)を続けることは不可能？
結論、バイトをしながらでも大学に合格することは可能です。
実際、武田塾にもバイトをしながら武田塾に通って早稲田大学と明治大学に合格したの講師がいるため、決して不可能なことではありません。
しかし、バイトをしながら浪人生を続けるのが楽ではないことも事実です。バイトで中々勉強時間が取れないことへの焦りやバイトでの疲れがあったとしても勉強をしないといけません。
勉強よりもバイトがメインになってしまい、最終的に受験を諦める方も多いです。
そのため、予備校や塾で勉強する習慣を作ることやバイトと勉強のメリハリを保つといった対策が必要になってきます。
バイトをしている予備校生(浪人生)のスケジュールは？
バイトをしている浪人生が、バイトをしていない浪人生に比べてどれくらい勉強する時間がないのかあまりピンと来ない方もいるでしょう。
1日5時間のアルバイトをしている浪人生のスケジュールを例に、バイトの有無でどれくらいスケジュールが変わるのか見ていきます。
お昼に5時間のアルバイトをしている予備校生(浪人生)がいるとします。アルバイトをしながら7時間の睡眠時間、2時間の自由時間、ご飯の時間を除いた場合、勉強時間は5時間という計算になります。
「5時間勉強できる」という数字を見ると意外と多いように感じますが、浪人生で毎日5時間の勉強は少ないです。
現役生やバイトをしていない浪人生は、自分のバイトの時間はもちろんバイトへの通勤時間や準備の時間も勉強していることを忘れてはいけません。
そのため、バイトをしながら予備校生(浪人生)を続ける場合は、限られた時間の中で効率よく勉強をしていく必要があります。
では、アルバイトをしていない浪人生はどうでしょうか。
バイトしていない予備校生(浪人生)のスケジュール
アルバイトをしていない予備校生(浪人生)は、以下のようなスケジュールになります。
アルバイトをしていない場合、通常の生活で必ずかかるものを除くと約10時間の勉強時間を確保できます。
そのため、曜日を気にすることなく予備校や塾に通うことができるのです。もちろん毎日この時間を全て勉強に充てているとは言い切れませんが、バイトをしながら浪人を続ける場合はこのような受験生に勝たなくてはいけません。
バイトの有無で5時間の勉強時間の差が生まれる
上記の表をまとめると、バイトをしている予備校生(浪人生)とバイトをしていない予備校生(浪人生)では、約5時間の勉強時間の差が生まれます。
仮に週3回5時間のバイトをしていたとすると、1週間で約15時間、1か月では約60時間の差が生まれてしまいます。
つまり、バイトをしながら浪人生を続けるということは、1か月で60時間生まれる差をどこかで埋めなくては大学受験に合格することが難しくなってしまうということです。
しかし、バイトをしながらでも浪人で大学受験に合格した方が実際にいることから、決して無理なことではありません。効率良く無駄のない勉強を続けることでバイトと両立しながら大学受験に合格することは可能です。
浪人生がバイトをしながら勉強時間をできるだけ確保する方法
上記でもご説明している通り、バイトをしながら予備校生(浪人生)を続けると、バイトをしていない予備校生(浪人生)に比べて勉強時間がかなり少なくなってしまいます。
バイトをしている時間をカバーするためにもいかに日常の中で勉強時間を確保できるかが大切です。
ここでは、バイトをしながら予備校生(浪人生)を続けている方に向けて、できるだけ勉強時間を作る方法を3つご紹介いたします。
勉強時間を増やす方法｜①通勤時間を減らす
予備校生や宅浪をしている方は、できるだけ家から近いところでバイトをしましょう。
通勤時間が減ることでその分自宅の机や塾などで勉強できる時間が増え、作業効率の良い環境で集中して勉強できます。
電車で移動している時間を勉強時間に充てるという考え方もありますが、電車は単語のインプットやリスニングなど限られた勉強しかできません。
事情で自宅から遠いところでバイトをしているなどは仕方ありませんが、これからバイトを探す方は徒歩や自転車で通える範囲でバイト先を探しましょう。
勉強時間を増やす方法｜②短時間のバイトを行う
浪人生はできるだけ短時間OKのバイトをしましょう。
バイト先によっては、1日最低6時間はシフトを入れないといけないところや土日はフルタイムで働くなど、長時間拘束される場合があります。
長時間のバイトは1回で多くのお金を稼ぐことができるため、使い方によっては魅力的ですが、その分疲労が溜まりやすく勉強に影響することもあります。
大学に合格した後はいくらでも好きなバイトができるため、浪人中はできるだけ自分の勉強スケジュールが崩されないような自由度の高いバイトを選びましょう。
勉強時間を増やす方法｜③できるだけ高単価のバイトを行う
予備校生や宅浪をしている方は、できるだけ高単価のバイトを行いましょう。
住んでいる地域によって最低賃金は変わりますが、高時給のバイト求人などは調べば意外と出てきます。
高時給のバイトをすることでバイトの出勤日数を減らすことができ、その時間を勉強時間に充てることができます。
高単価が期待できるおすすめのアルバイトについては、下記でご紹介しています。ご自身の環境に合わせて参考にしてみてください。
浪人生におすすめのアルバイト3選
予備校生や浪人生は勉強時間をで確保するために、できるだけ高単価かつシフトの融通が効くバイトがおすすめです。
すでにアルバイトをしている方は新しい業務を覚える手間などがあるため、無理に変える必要はないですが、現在バイトに時間を多く取られている方やこれからバイト探しを始める方はぜひ参考にしてみてください。
イベントスタッフなどの単発バイト
浪人生や予備校生におすすめのバイト1つ目は、イベントスタッフなどの単発バイトです。
イベントスタッフなどの単発バイトは拘束時間が長い代わりに、高単価の求人が非常に多いです。特に東京や大阪といった都心部では毎週イベントが開催されるため、求人に困ることはありません。
単価も1回約15,000円ほど稼げるため、例えば毎週土曜日に単発バイトをした場合、週1回のアルバイトだけで月6万円ほど稼ぐことができます。
アルバイトがある日はまとまった勉強時間が取れませんが、他の日はバイトのことを気にすることなく1日中勉強に集中することができます。
住んでいる地域によっては求人がないこともありますが、月5万円程度の収入を稼ぐことが目的の場合はこのような高単価のイベントスタッフなどがおすすめです。
デリバリーバイト
浪人生や予備校生におすすめのバイト2つ目は、デリバリーバイトです。
デリバリーバイトは高時給のところが多く、フードデリバリーサービスではシフトなどはなく自分の好きな時間に働くことができます。
そのため、土日に集中して働くことや、お昼の時間帯だけ働くなど自分の生活スタイルや勉強スケジュールに合わせて自由に働く時間を変えることができます。
首都圏などではデリバリーサービスの需要が高いため、時給2,000円を超えることも可能です。
天候に左右されることや疲労が溜まる仕事ではありますが、効率良く稼げるため浪人との相性が良いバイトです。
家庭教師や塾講師バイト
浪人生や予備校生におすすめのバイト3つ目は、家庭教師や塾講師バイトです。
「浪人生でも塾講師として働けるの？」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、大手の予備校などでなければ浪人生でも家庭教師や塾講師として働くことはできます。
家庭教師や塾講師として働く1番のメリットは、バイトが受験に役立つことがあるところです。
教える対象は中学生や小学生が多いですが、働きながら各教科の基礎を確認できるなどインプットとアウトプットを同時に出来るところが魅力です。
他にも塾の先生に大学受験の相談ができるところやわからないところを教えてもらえる機会があるなど、働きながら大学受験の対策ができます。
シフトの柔軟性などは上記2つのバイトと比較すると劣りますが、自宅の近くに学習塾がある方や勉強をアウトプットする場として有効活用したい方におすすめです。
武田塾ならバイトしながら逆転合格できる！
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予備校生（浪人生）はバイトすると落ちる？おすすめのバイト｜まとめ
今回は、バイトしながら予備校生(浪人生)を続けることはできるのかというトピックについてご紹介しました。
重要なポイントをもう1度おさらいします。
・バイトの時間を他でカバーできるように効率の良い勉強が大切
・バイトは自宅から近い場所で選ぶ
・高単価かつシフト変更が柔軟に効くバイトがおすすめ
浪人生や予備校生とバイトを両立しながら大学受験に合格することは可能です。ただし、バイトをしていない生徒さんに比べて勉強時間は大きく減ることになるため、効率よく勉強していくことが大切です。
武田塾では現役生さんだけではなく、浪人生のサポートも手厚く行っております。多浪生や仮面浪人の生徒さんも通塾できますので、受験や勉強のことでお困りの方は無料受験相談で詳しいお話をお聞かせください。
