こんばんは!校舎長の難波です!
最近生物の特訓をしていて、高校時代にも同じように引っかかったなぁと懐かしくなったのでブログにしてみました。
肺動脈と肺静脈・動脈血と静脈血
生物を勉強している人に限らず、人体に興味のある方なら知ってる知識だとは思いますが、
肺呼吸をする動物の血液循環は
〇心臓から全身の組織に血液を送る「体循環」
〇心臓から肺に血液を送る「肺循環」
があります。
どちらの循環においても
〇心臓から血液が送られるための血管を「動脈(肺動脈)」
〇心臓へ血液が送られるための血管を「静脈(肺静脈)」
と言います。
そして、血液にも
〇酸素が多い鮮紅色の「動脈血」
〇酸素が減った暗赤色の「静脈血」
があります。
ここまではそんなに難しくないんです。引っかかる要素もありません。
では、何に高校時代の私がひっかかったかというと
〇大動脈には動脈血、大静脈には静脈血が流れている
〇肺動脈には静脈血、肺静脈には動脈血が流れている
ということです。
体循環は良いんですが、肺循環に関しては名前があべこべんなんです。
冷静に考えれば大丈夫です、肺に血液を送る理由は血液中に酸素を受け取るためですから。
肺に送る酸素は酸素が少なく、肺から出る血液は酸素が多いはずです。
動脈血=動脈を流れている血液
ではなく、
動脈血=酸素を多く含んだ血液
ときちんと理解しておけば問題ありません。
生物に関わらず、用語を覚える際には名前と一緒にその意味をしっかりと理解することが大切だと思います。
高校時代の私は、生物の定期テストでこの間違いで満点を逃したことがあります。
受験生の皆さんも焦った時ほど、こういった基本のミスが無いか、冷静に見直しをしましょうね。
高校時代のほろ苦い記憶を思い出した校舎長のプチブログでした。