国公立理系大学・３教科以内で受験可能な大学！〜前期試験編〜

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今回は国公立理系大学の中でも前期試験で３教科以内で受験可能な大学について紹介していきたいと思います！

記事概要

　国公立大学に行きたい理系の受験生の皆さん！受験には５教科７科目が必須だと勘違いしていませんか？？

　実は大学によっては国語や社会なしで受験可能な学校が存在します！私立以外でも公立大学では意外と３教科以内で受験可能な大学は存在します。今回は理系大学の前期試験で３教科以内で受験可能な大学を紹介していこうと思います。前期試験では後で紹介する３大学が主ですが、後期試験だと意外と旧帝大などの有名国公立大学でも３教科以内で受験できたりします。それはまた別の記事に書いてあるので、共通テストで国語・社会に失敗してしまった人は調べて見てください。

　大学に特にこだわりがない人は前期試験の志望校も受験科目数で考えて見るのも手段の一つです。今回の記事が参考になればと思います！

３教科以内で受験可能な大学一覧

今回紹介するのは以下の３大学です。

　①山陽小野田市立山口東京理科大学

　②高知大学

　③高知工科大学

山陽小野田市立山口東京理科大学　工学部（機械工・電気工・応用化学）B方式

　公立山陽小野田市立山口東京理科大学は地方都市における落ち着いた教育環境のもと、その名の通り姉妹校である日本最高峰の私立理系大学である東京理科大学と提携し、理工系の基礎的知識や専門的な教育を目的とする大学です。大学自体は山口県に位置していますが、東京理科大との提携により先進的な研究ができる大学となっています。提携校の東京理科大学は私立であるのに対しこちらは公立大学のため、学費は税金である程度支援されています。より安く、研究に力を入れている大学に通いたい人にオススメですね。

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　その中でも機械工学科、電気工学科は英語・数学・物理のみでの受験が可能で、応用化学科では英語・数学・化学のみで受験が可能です。科目としては東京理科大学と変わらないので併願して志望するのもいいと思います。

機械工・電気工学科

共通テスト　250点満点（全体の29%)

英語　100点（リスニングあり）

数学ⅠA・ⅡB　各100点

理科（基礎2 or 専門1）　100点

２次試験　600点満点（全体の71%)

数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ　300点

理科（物理のみ）　300点

応用化学科

共通テスト　300点満点（全体の33%)

英語　100点（リスニングあり）

数学ⅠA・ⅡB　100点

理科（基礎2 or 専門1）　100点

２次試験　600点満点（全体の67%)

数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ　300点

理科（化学のみ）　300点

　全体的に２次試験の割合が高いです。公式で合格点は発表してませんが予備校の調査によると例年はどの学科も550点ほどが取れて入れば合格点となっています。共通テストの結果次第ではありますが配点的に２次試験での逆転も十分にあり得るので私立との併願を考える人は出せそうだったら出してみる程度でいいかもしれません。

高知大学　農林海洋科学部　農芸化学科

　高知大学はその名の通り四国の高知に位置する大学です。「地域から世界へ、世界から地域へ」を標語にその標語通りローカルにもグローバルにも力を入れています。また、現場主義の精神に立脚し、地域との協働を基盤とした人と環境が調和のとれた安全・安心で持続可能な社会の構築を志向する大学です。

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　中でも今回紹介する農林海洋科学部では「農林・環境」「化学」「海洋」に特化し、地域に貢献できる人材を育成しています。山・川・海という豊かな自然に囲まれた高知県だからできることを生かした学部です。体験自習なども豊富なので今まで自然が近くになかった人は特に新鮮な学びを体験できる学部だと思います。中でも農芸化学科では５教科の中でも英語・数学・理科のみで受験でき、しかも２次試験は小論文となっています。

共通テスト　600点満点（86%）

英語　200点（リスニングあり）

数学ⅠA・ⅡB　各100点

理科（基礎2 or 専門1）　200点

２次試験　100点満点（14%）

小論文　100点

　理系大学では珍しく２次試験が小論文のみです。共通テストの配点が86％なので共通テストで得点できていればほぼ確実に合格できます。例年の合格点は共通テストで300点、小論文で70点ほどです。小論文は独自の対策は必要ですがそれ以外は共通テストの３科目だけとなっているので狙い目ですね。

高知工科大学　システム工学群・情報学群　B方式

　高知工科大学は「大学のあるべき姿を常に追求し、世界一流の大学を目指す」ことを目指し先進的な教育システムの導入を積極的に行っている大学です。また、大学の特徴として就職内定率の高さがが挙げられます。2019年度の工学系学科の内定率は97%と高く、2019年度以外でも90%を切ったことはないそうです。近年の就職難を考えると安定していて大学選択の基準にもいいですよね。

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　その中で今回紹介するシステム工学群では機械・ロボット、航空・宇宙、電子・光、建築土木などのおもに物理系の内容の学部で2年次に「機械系」「電子系」「建設系」に分類されます。一方、情報工学群では情報処理、通信、セキュリティー、コンピューターサイエンスなどどちらかというと数学系の学部です。どちらにしても３科目以内で受験が可能なので受験次には自分の得意な科目で受験できます。

共通テスト　600点満点（60％）

以下の５教科26科目から３科目選択　各200点満点

外国語　英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語

数学　Ⅰ・ⅠA・Ⅱ・ⅡB・簿記・情報

理科　物理・化学・生物・地学

国語　国語

地歴　世界史A・日本史A・地理A・世界史B・日本史B・地理B

公民　現社・倫理・政経・「倫理・政経」

２次試験　400点満点（40%)

数学ⅠA・ⅡB・Ⅲ　200点

理科（物理・化学・生物から１科目）200点

　この大学で特徴的なのは共通テストで26科目からの選択というところです。他の大学ではあまり見られない地歴のAも選択可能となっているので自分の得意な科目のみを選択すれば90%以上も夢ではありません。