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【警告】予備校の授業はコレができないとついていけないぞ!武田塾尼崎校

 

今回は「予備校の授業についていく条件」というテーマでやっていきます。

この動画は3月に上がっていると思いますが、3月は予備校探しの時期です。

4月の第2週目くらいから予備校の授業が本格的にスタートします。

過去にこの動画で予備校の授業のスタートラインはレベルが高いという話をしました。

 

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【元講師が暴露】浪人生は予備校に気をつけ予備校に気をつけろ」

 

Q 早慶コースではどれくらいのレベルの長文から始まるのでしょうか。

A 「MARCH・関関同立」の難しいものや、早慶から始まる講座もあります。

 

 週に2回ほど英語の長文の授業があり、そこでは難関大の長文から始まってしまいます。

そうすると「逆転合格するぞ」と思っている子は「難しすぎる」と感じていきなり春の4月に躓くということも起こります。「どういう勉強をしていたら予備校の授業についていけるのか」そんな話を今日はしていきたいと思います。

 

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予備校の授業についていく準備

Q ついていくために、英語であればどんな準備が必要ですか。

A まずは授業があっても自学自習を最初にしてほしいです。

 

 4月の授業が始まるまでに自学自習の習慣をしっかりとつけておかないとです。

授業選びに夢中になってしまう人が4月にはたくさんいますが、「選択科目どれがいいかな」など、そこではありません。

「〇〇先生は当たりらしいぞ」

「〇〇先生は先輩がいいって言っていたよ」

となってしまいますが、まずはそこに付いていけるレベルに自分が到達していないといけないです。

なので参考書で自分がそのレベルに達しているのかというのを見てください。

特に浪人生だと国公立・私立共通の講座があります。それは問答無用で難しいのです。特に構文です。

 

Q 共通の講座というのは、「英文解釈」「構文」をやるのでしょうか。

A 構文だと私立でも国公立でもあります。両方とも同じテキストでやるので、その時に

「え、なにこれ」となる人が続出します。

 

 これは「早慶・MARCH・関関同立」など私立を目指している人も、本格的な国公立の英文和訳問題をみんなでやるということですね。

 

Q 例えばどの大学のレベルでしょうか。

A だいぶ古いものが多いです。いわゆる昔の固い構文の難しい入試問題が載っていることがあります。

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 例えば武田塾だと英文解釈の本として最初にお勧めしているのは

『動画でわかる英文法[読解入門編]』『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』そのあたりのものでまず最初は英文解釈をやっていこうという話をしますが、桁違いにレベルが。

全然違います。いきなりどかんと難しいです。

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Q イメージは『ポレポレ英文読解プロセス50』のような感じでしょうか。

A 「パズルゲーム」です。英文解釈のパズルゲームがいきなり出てきます。それを先生たちが分かりやすく教えるので、できた気になってしまう。

 

そんなの絶対無理ですからね。

国公立の古めの英文和訳問題というのはとても難しい。

 

Q 大阪大学の第1問などのイメージでしょうか。

A そうです。そういうものが出てくることが多いです。

 

 まず、英文解釈の基礎がきちんとできていないと絶対に付いていけないです。

今の3月になにを勉強するかというと、英文解釈は絶対にやっておいた方が良い。

 

「予備校の授業についていくために3月は英文解釈を勉強しておいた方が良い」

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予備校の授業についていく条件

 武田塾チャンネルを観てコメントをする人たちは、できる人や自分で勉強をしている人が多いので、勘違いしている人が多いです。多くの浪人生はSVOCを取れないです。

僕も同じことを思っています。

 

だから、SVOCを取れて「簡単余裕」とコメントしている人はできるから良いですが、

私はできない人の方が多いと思っています。まず構文などは取れません。

そもそも高校の時にやっていない人もたくさんいます。

 

動詞を見ても文型が浮かばない人が多いですね。

「これは4文型をとる動詞なので後ろに目的語2ついる」「5文型をとる動詞」

という基本的なこと。

5文型の理解、構文SVOCを振る、名詞・形容詞・福祉の句や節のことなど基本が抜けているので、その授業がかなり辛いです。

 

だから聞くと「あ、そうだったんだ」「うわーすごい、よくこんなの先生わかりますね」

となるが、自分ができるようにならないと全く意味がないです。

それができるために、まずはそこのレベルまでしっかり復習をしておかなければいけないわけです。

 

ここで出た条件の1つ目としては

「英文解釈のハイレベルな和訳問題に対応できる基礎力がないとついていけない」

予備校のリアル

 だから目標は

『動画でわかる英文法[読解入門編]や『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』を当たり前にこなせて

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『入門英文問題精講』も終わらせて、

『肘井の読解のための英文法難関大編』『大学入試問題集関正生の英文解釈ポラリス1』の最後の方とか『大学受験のための英文熟考』とかその辺のレベルですね。

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そういうのが出てきた時に自分で戦えるように。結構大変なのです。

浪人生が今から1ヶ月くらいで4月の授業に間に合わせるって

ほぼ無理ではないですか。

かなり大変です。それで段々と、特に私大系の人は「俺らは和訳ないから」

と切ってしまうのがよくあります。

ただ早慶の問題は構文を取れないと解けない問題がたくさんあります。

知識としては必要だけど、4月にやることではないですね。

これは難しいです。

解釈でつまずくということです。

 

Q 他にも予備校のリアルはありますか。

A 文法の単元。「まだ授業で習っていないから」という人が多いです。

いやいや、先取りしましょう!

 

 4月から英文法の授業が週1コマあります。

「文法はどうせ春からやるし、今はやらなくていいや」と3月に文法をサボる人が出てくる。

それは最低限予習して、英文法の授業は当たり前についていけるし、

長文の授業でも文法事項は出るわけだから文法は絶対に固めておけということですね。

それはすごく思います。

 

Q どの辺のレベルまで必要ですか。

A 『英文法ポラリス1』であれば全部説明できるレベルまで仕上げてほしいです。『ポラリス1』が終わるのは2学期の途中まで行かないですから。

 

『英文法ポラリス1』を2学期の途中、ということは「4月から9〜10月くらいまでゆっくり説明している」というのが予備校のペースだということですね。

「そんなのを待っていて本当に良いのか。だったら3月に『英文法ポラリス1』を終わらせましょう」というのがもりてつ先生の意見ですね。

過去問をやった時にその単元を10月まで解けないのはダメです。

 

「英文法の授業は実質破綻しているので授業はないものとして考えた方が良い」

(とても他の所から言われそうです。)

 

 4月にそんなに難しい英文解釈の授業とかなり基礎的な「時制というのは〇〇だよ、現在完了形〜」という授業が並行して行われているということですね。

「授業のレベルが全然違うんだけど」というように、高低差が凄すぎて耳がキーンとなってしまいます。

 

Q 4月からの文法の授業では難しい難関私大でよく狙われる文法事項なども扱うのでしょうか。

A それは英文法のどのレベルなのかにもよります。

基礎的なところからゆっくり説明してくれるものもあれば、難しいものだけが並んでいるというのもあります。

 

「難しいレベルの授業についていくためには3月までに『NextStage』『Vintage』を仕上げる」

 

 特に現役生は今、皆「読解が大事!」と思っていて、独立した英文法の講座がほとんどなくなっているのです。

浪人生は時間割があるが、高3生は自分で選んで取るから、文法をみんなが取らなくなっている。

例えば、私が教えていた難関国公立の授業であれば、文法は「自分でやってね」というようにおまけです。

文法という独立した授業があるわけではなく、「〇〇大英語」のような授業の中で本来であれば最初に文法をやっていた。しかし文法の優先順位が昔と比べて下がったので、文法をやる時間がなくなってしまっている。おまけ程度の扱いになってしまっている。

 

なので国公立大学の授業だとおまけになっていましたし、早慶の授業だと「基礎は予習で自分でやってね」となっています。

それで演習講座のテキストは全部難しい問題だけなので、基礎がわからないでこの問題だけやっていても、例外ばかり出てきているので何もわからない。これが一番授業をしていた時にまずいなと思っていました。

 

もりてつ先生の立場としては本当は英文法を基礎から教える必要がある人たちばかりなのに、それが予習になってしまっていて、でもみんなは「予備校に行っているから大丈夫でしょう」と少し怠けてしまっているという。

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そういう授業についていくなら

『Vintage英文法語法』『NextStage英文法語法問題』一冊文法・語法のところは覚えている、全問説明できるレベルまで終わっていて、「はい、この例外をしましょう」になります。

 

Q それは高3の春からですよね?

A そうです。春からそれです。

 

みんなは高2で『Vintage英文法語法』『NextStage英文法語法問題を仕上げたか、仕上げていないならきついぞ、ということですね。

最初からそれがたくさん出てくるのでそれが嫌でした。

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Q もりてつ先生は「よし、今日授業だ」とネクタイをしめて「さあいくぞ!」と思ってテキストを見た時に、これはメインの知識が入っていることが前提で例外が載っているのであって、「メインの方はそもそもわかっているのかな、どうやらこれはわかっていなさそうだな」と思いながら教えていた?

A だから基礎もやらないといけない、でもカリキュラム通りに終わらせないといけない、全部やらないといけない。

基本延長しない人でしたが、若手で一番遅いコマまで当てられて後ろがないので、伸ばさざるを得なかったです。

伸ばして基礎の前提を話さないといけないというのが少し厄介でした。

リアルですね。

高3の志望校が高めの英語の授業はかなり難しそうですね。

高1から通っている人ならそこで英文法をやっているのでしょうが、受験生になり高3から入った人は「予備校でこんなにレベル高いことやっているの」という感じで挫折しそうです。

 

私立系は構文の説明がないです。

現役は削減削減で、別で自習の時間をしっかりとってそこでしっかりやらないとですね。

 

「では国公立側は?」というと、とてつもなく難しいのが第1講から解釈がバンと出てきます。

そういうこともないのですが。

「これではダメだよ、その前提のものができていないとそもそもスタートが切れないよ」といつも思っていました。

 

そもそもですが予備校は逆転合格向きではないです。

高1・高2から進研模試などで偏差値70ないとキツくないでしょうか。

偏差値70くらいある人が「よし、難しいのをやりたいぞ」と思ってそこで「これは学校でやっていない、参考書に載っていないぞ、こんなに難しいのは」という感じで「なるほどなるほど」というのがベストなやり方、使い方であって、

「今から基礎を固めるぞ」という人が予備校に行くと全員やられてしまいます。

その通りです。

予備校の立ち位置がそもそも違います。「行っておけば大丈夫」という場所ではないです。

 

特に2学期から入る人は「どうするんだよ」と思いながらです。

2学期から入るということは今までやってこなくて「そろそろ受験」と思ってはいるけれども、そんな場所ではない。

「もう(他の人は)こんなにやったのよ。」

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 武田塾はいつ入ろうがその人のレベルに合わせて基礎からだと判断したら単語文法からやるし、単語・文法はいけているなと思ったら長文からやります

その人のレベルに合わせて始められて、残り半年の計画を立てたり1年の計画を立てたりできるからいいなと思います。予備校だとみんながいるからそういうわけにはいかないです。

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まとめ

 いろいろ話してきましたが、予備校についていく条件としては、

 

①自学自習の習慣があるか

②英文解釈についていけるか

③英文法をマスターできているか

その辺が大事です。

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単語もきちんとやっておいてください。1講目から難しい単語が出てきてしまう。

長文や構文でもいきなり「わからない単語がいっぱいだ」となってしまいます。

 

『システム英単語』『英単語ターゲット1900』このあたりを一冊しっかりやっておかないとですね。

 

みんな3月はやばいです。

「春から予備校に通う人行ける?大丈夫?遊んでないで、仕上げないとまずいよ」

「4月から頑張ろう、今は怠けるぞ、遊ぶぞ」とやっている人が多すぎます、ダメです。

 

3月はみんな英語の参考書を「『シス単』だ!『英文法ポラリス』だ!」

とやると、結果、「参考書の方が早いわ。この90分を予備校の授業に当てるのはもったいない」という感じになって、参考書学習や武田塾の勉強法をやってくれる浪人生が増えたら良いなと思います。

1人ではなかなか難しいと思うので、武田塾でしっかり管理していくという道もあります。

予備校が良いのか、武田塾のように参考書学習で進めていくのが良いのか、

わからないところは質問対応ももちろんやっているので、それを選んでもらえれば間違った勉強をしないで済むなと思います。

というわけで「予備校の授業についていく条件」というテーマでした。

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