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【歴史科目】世界史、日本史どっち?効率的な勉強方法は?

みなさんこんにちは。

武田塾明石校です。

最近暑い日が続いています。こうも暑いと自習室へ辿り着くまでも一苦労ですが、みんな毎日熱心に通ってくれています。特に、部活を引退した人が勉強一直線になる姿に圧倒されてか、「夏はみんな頑張るから自分も」と、連鎖的にやる気が広がっているような気がします。一人一人志望校は違えど、周りのみんなは良き戦友であり、ライバルだと言えますね!

さて、今回は歴史化科目、日本史・世界史の勉強法について解説したいと思います。

丸暗記するのは大変

歴史は暗記科目という印象が強いと思いますが...もちろんそうです!人名や出来事、年号など覚えなければならないことは山積みですよね。
歴史を勉強するときに心が折れてしまう原因の多くは、いきなり隅から隅までを丸暗記しようとするからです。結局覚えられずに苦手意識だけが芽生えてしまうパターンが目立ちます。歴史の勉強で最も効率的なのは、まず大まかな流れををつかむことです。最初は物足りないと感じるかもしれませんが、そこから徐々に肉付けをしていくイメージで大丈夫です。恐らく、歴史の勉強を一周だけで終える人は居ないはずです。英単語や英文法と同じように、何周も繰り返して本物の実力となっていきます。使っている参考書にもよりますが、例えば、一周目は大まかな時代・出来事の流れを辿りながら、空欄の頻出語を暗記することに徹するのが有効です。二周目は赤字の重要語、補足などを頭に入れていきましょう。ここが先ほど述べた「肉付け」の段階です。流れが頭に入っていると追加情報が頭に入りやすく、定着率も高くなります。

また、味がイマイチ把握出来ていない用語はしっかりと調べる癖をつけてください。その言葉を覚えただけで、第三者に説明できないような状態では決して定着したとは言えません。例えば、「尊王攘夷」はどういうことかきちんと説明できますか?世界史でも日本史でも登場する言葉ですが、意味が曖昧なまま言葉だけを暗記していても意味がありません。その時代の流れを把握するという意味でも、不安な部分は解決してから先に進んでください。歴史は覚える量が膨大です。抜けている部分を取り残して先送りにしていると、気が付いたらとんでもない量になっているか、最悪の場合、どこが抜けていたのかも分からなくなります。折角覚えたことが無駄にならないように定期的に復習をしながら、予習・復習を大事にしてください。歴史のような暗記科目は「忘れていくこと」との戦いとなります!

世界史か日本史どっち?

受験生からよく受ける質問で、「世界史と日本史ならどっちが楽ですか?」というものがありますが、こればっかりは正しい正解はありません。率直に言えば、自分がより興味のある方を選択した方が良いです。人間単純なもので、興味のあることなら勉強に取り組むことに対してハードルが下がります。中には、世界史と日本史のどちらにも惹かれないという人も居ますよね。そんな場合も、少しでも興味のある方を選択しましょう。古文が好きな人は日本史、海外の文化が好きだから世界史など、直接的な理由でなくても構いません。「これなら頑張れる!」という方を選んで、悔いの残らない勉強をしてください。

よく「世界は暗記の量が膨大だ」と耳にするかもしれませんが、正直なところ、日本史も引けを取りません。漢字が嫌いだからと世界史を選択しても、世界史は中国史なども含むため、日本史よりも難解で、読むのさえ難しい漢字が登場する場面があります。そもそも、選択問題であれば、漢字が正確に書けるかどうかは重要ではありません。世界史のカタカナ地獄でも、覚え間違いなどは頻発します。逆もしかりです。カタカナが苦手だ、日本史なら多少馴染みがあるからと日本史を選択しても、決して楽な道のりではありません。どちらを選んだ人も、覚悟を決めて勉強に取り組んでください!

過去問が大事!

今は晴れて大学生になっていますが、以前担当していた生徒さんが言っていた教訓があります。それは「歴史科目の過去問を侮ってはいけない」です。「基礎を徹底的に身に着けたはずなのに、過去問は想像以上に難しくて点が取れない!」「もしかしたら過去問に行くのが少し遅かったかもしれない」といっていました。受験において、特に一般入試では非常に詳細な部分まで問われることがあります。また、参考書と違って、時代順ではなくバラバラで問題が出題される難しさがあります。志望校によっては歴史科目が難関で有名なところがあったり、補足のマイナーな箇所を大々的に題してくる大学など、過去問を解いてみないと分からない部分もあります。

基礎がなっていないまま過去問に行くのは意味がありませんが、基礎に自信がついたら早めに過去問に取り組んだ方が賢明かもしれません。少なくとも、三年生の夏あたりには一過去問を解いてみて、志望校の難易度は如何ほどか体感した方が良いと思います。難しければ、その分更なる勉強に精進すれば良いだけです。冬になってからぎりぎりに難しさに度肝を抜かれる方が危険です。基礎が身についていれば、あとは自分の志望校に合わせて強化する部分を見極めていくのみです。結論としては、何事にも早めの対策が大切ということですね!

最後に

いかがでしたでしょうか?

歴史は暗記科目なので、何とか一人で勉強しているという人も多いですよね。実際、武田塾でも、校舎にもよるとは思いますが、英語や理数科目に比べると、歴史の指導を受けている人は少ないです。

そんな中指導を受けている人というのは、ひとりではどうしても甘えが出でしまう。頑張っていたが中々成績が伸びないという理由からがほとんどだと思います。やはり、毎週のノルマがあれば頑張れる人も居るようです。中には講師に口頭確認で逆質問等をしてもらい、徹底的に知識の定着を図っている人も居ます。目に焼き付けるだけでなく、声に出して説明したりすることは暗記において非常に効果的です。

暗記科目なので、得意分野やセンス云々ではなく、頑張れば苦手を克服出来るのではとみんな頑張っています。講師陣としては、折角指導を受けるのであれば、得意科目にしてから受験に臨んで欲しいという思いです!頑張ってください!

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