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化学基礎を解くために Part1

こんにちは!

武田塾愛知日進校 小泉です。

巷ではピークを過ぎたとはいえ、まだモンスターハンターが流行っていますね。

受験生のみなさんは遊びすぎてライバルに狩られてはいけませんよ!!

 

さて、今回は私の大好きな化学について

化学は聞いたことない単語が多くて計算も多い......だからあまり好きじゃない という人が多いのではないでしょうか。特に文系の皆さん、どうでしょうか。 

でも、大丈夫!コツさえつかめばきっと得点源になります。張り切っていきましょう。

というわけでこの記事では文系の皆さん向けに化学基礎についてお話しようと思います。

 

今回はこちら 

「分子量Mのある脂肪酸X[g]を有機溶媒に溶解し、全体の体積を100mLとした。

この溶液を水面にY[mL]滴下して有機溶媒をすべて蒸発させるとZ[c㎡]の脂肪酸の膜が形成された。

このとき、脂肪酸1分子が水面を占める面積をS[c㎡]とし分子は隙間なく並んでるものとする。」

理科・化学の実験のイラスト

以下の数値を記号で表せ

(1)膜を構成する脂肪酸分子の数 

(2)脂肪酸溶液Y[mL]に含まれる脂肪酸の物質量 [mol]

(3)アボガドロ定数 [/mol]

 

こんな文字ばっかりの問題を見たことありませんか?読むのも嫌になりますよね……

でも大丈夫!こういったの問題は簡単なことを難しく書いているだけなんです。

文字に具体的な数値が当てはめられている場合もありますが、今回は文字の場合で解説しようと思います。

※解答は最後にまとめて載せてあります。

 

問題に書いてあることは液体をたらしたら膜ができたということだけ、これさえわかっていればあとは数字単位だけ見ていればいいです。

 

さて、ではまず(1)から解いていきましょう!

(1)膜を構成する脂肪酸分子の数 

これはもう化学でもなんでもなくて、ただの算数です。

「Z[c㎡]のピザがあります。一切れS[c㎡]です。何切れありますか?」

と一緒です。

「全体Z[c㎡]の膜が、一個S[c㎡]の分子から作られています。何分子ありますか?」

もうわかりましたよね、次に行きましょう!

 

(2)脂肪酸溶液Y[mL]に含まれる脂肪酸の物質量 [mol]

ややこしそうですね^^;ではまず一番最初にあった脂肪酸の物質量から求めましょう

物質量の求め方は覚えているでしょうか?

そう、質量÷分子量ですね 分子量は1molの時の重さです。
これが分かっていれば 左の式は導けますね。

例:分子量98硫酸196gの物質量 196÷98=2   A.2mol

つまり、今回の問題では X[g]÷X/M[mol] ですね

これだけの量の分子が100mlの中に溶けているわけです

このときムラなく均等に溶けていますこのイメージが大切です!

大勢の子どもたちを公園に連れて行くと全体に散らばっていくのと同じです。

さて、ここからY[ml]取りましょうか。分子は均等に散らばっているので Y/100の量の水溶液を取りだせば分子もY/100取り出されます。もう答えは出たも同然です。

(3)へ行きましょう

(3)アボガドロ定数 [/mol]

さあ最後です!ちなみにアボガドロ定数って何かわかりますか?

簡単にいえば「物質1molとは何個の分子からできているか」ということです

ですからアボガドロ定数の単位は[/mol]となっていますが[個/mol]くらいのイメージで考えるのがいいと思います。

これが理解できればもう簡単!(1)と(2)で求めた値を用いて計算するだけです!

アボガドロ定数は[個/mol]です。つまり個÷molですね

 

 

 

 

答え.(1)Z/S個  (2)XY/100M[mol]      (3)100MZ/SXY[/mol]

 

 

 

最初にも言いましたが、化学難しく書いてあるだけなんです。ゆっくりと理解していけばきっと解けるようになります!

目標目指して前進していきましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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