昨年春、赤羽で実際に起こった事例を紹介します。
H28年大学に入学した二人の高校生の大学入試の物語です。
【二人の中学時代】
A 君は中学時代ある塾に入学しました。このときA 君の偏差値はSS40台後半。
そのときすでに塾にいたB君の偏差値はSS60前後。
すごい学力差ですね。
その後A君は頑張って勉強をして、かなり学力を上げることに成功。中学三年生の時点でのA君とB君二人の偏差値と進学校は次の通りでした。
A君 SS55 東京成徳高校
B君 SS63 都立文京高校
A君はやっとの思いで東京成徳に合格した状態。
一方、B君は都立の一般入試のトップ校竹早高校にも合格できる学力でしたが、成績上位者になるため文京高校に進学しました。
【二人の高校時代】
さて物語はこれからです。
B君は進学先の文京高校で学年でトップクラス、10番以内の成績を目指しました。2ランク落としていますから当然です。しかし、現実は甘くありませんでした。入学から3年生の夏休みまで、学年で100番に全く入れなかったのです。これはB君にとって想定外でした。
都立高校には、B君同様成績上位者になるためわざとランクを落として入学してくる生徒が大勢います。実は、これはどこの都立高校でも見られる現象です。
それは、成績上位者になって、学校に割り当てられた指定校推薦を獲得するためです。
文京高校ならMARCH枠が少なくとも1枠はあります。これを狙って大勢の生徒がランクを落として入学してきます。厳しい激戦となる一般入試より、指定校推薦の方が確実であり、難易度も下がるのがその理由です。
文京においてもこのランクを落とした人たちが成績上位者になっていたのです。また、その熾烈な競争を勝ち抜くために、上位者は必死に勉強に取り組んでいたため、B君は100番以内に入れなかったのです。
これが現在の都立高校の実態なのです。
思い通りに行かなかったB君はだんだん学習意欲をなくしていきました。日常生活では学業から徐々に離れてしまう毎日でした。
心配した保護者は塾・予備校に入るよう再三勧めましたが、重い腰をなかなか上げません。春休みを過ぎても本格的な学習に取り組むことはなく時間が無為に過ぎていきました。
【二人の受験勉強時代】
さて、一方の東京成徳に進んだA君、部活動に取り組みながら、二年生の冬から親の勧めもあって塾に通い始めました。
A君は某有名予備校の映像型の予備校に入塾します。MARCH以上の合格を目指していたので最初はマニュアル通り、必死に映像授業に取り組みました。しかし、徐々に映像講義を見て過ごす日々に疑問を持ち始めます。
何か違う・・・・・
そして A君の下した結論は・・・
映像型予備校に通いながら映像を捨てるというものでした。
実はこの決断が A君の運命を変えていきます。
A君は映像を捨てて、映像型予備校の自習室で市販の参考書の学習に取り組みはじめした。
するとどうでしょう、それまでSS50に満たなかった偏差値が伸び始めました。夏休みの終わる頃 英語・国語・社会の偏差値はSS60まで伸びてきたのです。
A君映像型予備校に通いながら、映像型予備校の自習室で市販の参考書に取り組む生活を続けました。学習時間は毎日12時間。一冊の参考書を多いものは15回少ないものでも4、5回繰り返した結果、偏差値は年末にはなんとSS65近くに上がってきました。
合格後、A君はこのころの自分を振り返って、
「この時12時間勉強を続けられる自分を発見してびっくりしました。新鮮な驚きです。」
と語っています。
さてB君です。
都立高校のランクを落として入学したので、高校入学後は指定校推薦で簡単に大学入試を突破できると考えていましたが、思惑は完全に外れてしまいました。B君の学年順位は100番外。
また中学時代に偏差値がよかったことも努力を妨げていました。
「いずれ何とかなるだろう」
過去の記憶では自分は常にトップクラスです。
そして何もしない日々が刻々と過ぎていきました。
心配した母親に引きずられるようにして、ある個別指導の塾の門をたたいたのが高3の夏休み。
塾長、講師からは予習をして、授業に臨むように言われていましたがなかなか守れません。
塾からは『Next Stage』 を3度繰返し、『速読英単語【標準編】』を同様に3度繰り返し、英単語を全部暗記するように指示を受けますが守れません。
ほとんど真剣に学習をしなかった高校時代の二年間で、学習習慣が抜け落ちてしまっていたのです。
【逆転合格は実現する】
結果としてA君は 早稲田大学に合格
B君は MARCHはおろか 日東駒専も不合格、大東亜帝国にやっと合格
これが現実であり実態です。
A君は私立高校、B君は都立高校、この違いが二人の合格結果に何らかの影響を及ぼしたかどうかは不明です。
それはあまり大きな差ではないと考えます。
それより二人の大きな差は 学習習慣と何が何でも合格するという意欲です。
この二つがまずは二人の合格結果の差を生んでいます。
そしてもう一つ A君の勝因は 映像講義というシステムに頼らなかったことです。
そして彼が映像型予備校の自習室で追及した
市販の参考書を完璧に仕上げる
というシンプルで古典的な手法は、まさに
武田塾が提唱する学習方法そのものです。
A君は受験勉強時代武田塾の事は知りませんでしたが、合格後塾講師のアルバイトを探している過程で武田塾の勉強法を知り驚きました。
彼が実践した方法と全く同じだったからです。
そして、それを武田塾赤羽校の教室長に伝えました。
彼の体験がこのブログの記事になりました。
これをお読みになった皆さん、どうお感じになりますか?
【武田塾の方法】
武田塾の提唱する逆転合格学習方法
市販の参考書を完璧に仕上げる
これは誰でも一人で取り組むことができます。
しかし、合格までの長い、厳し道のり、を一人で取り組むのは難しいものです。
時として B君の様に心が折れる場面も出てきます。
しかし、マラソンにもペースメーカーが存在するように、誰かがペース管理をしながら伴走してくれたらどうでしょう。
孤独で厳しい行程の中でも前に進む勇気がわいてくるのではないでしょうか。
武田塾赤羽校はあなたの逆転合格をお手伝いします。
あなたも一緒にあなたの逆転合格の物語を自分で作ってください。